
【リスニング勉強法】「聞き流し」は意味がない?英語耳を最短で作る「3つの科学的トレーニング」
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「単語は分かるのに、リスニングになると速すぎて聞き取れない…」 「知っている単語なのに、音声だと違う言葉に聞こえる…」
英検や共通テストのリスニング対策で、こんな悩みを持っていませんか? そして、解決策として「通学中に洋楽や英語ニュースをただ聞き流している」なんてことはないでしょうか?
残念ながら、意味の分からない英語をBGMのように聞き流しても、リスニング力は1ミリも上がりません。 脳は「雑音」として処理してしまうからです。
リスニングを伸ばすための絶対的なルールは一つ。 「自分が発音できる音しか、聞き取ることはできない」 ということです。
この記事では、あなたの耳と脳を「英語仕様」に書き換えるための、3つの科学的トレーニングをご紹介します。
なぜ聞き取れないのか?原因は「音の変化」にある
多くの受験生が聞き取れない原因は、耳が悪いからではありません。「自分が思っている音」と「実際の音」にズレがあるからです。
英語には、単語と単語がつながる「リエゾン(連結)」や、音が消える「リダクション(脱落)」というルールがあります。
この「音の変化」のルールを体に叩き込むには、「自分で発音する」のが最短ルートです。
トレーニング1:まずはこれ!「オーバーラッピング」
スクリプト(台本)を見ながら、流れてくる音声と「完全に同時に」発音する練習です。
- 目的: 英語特有のスピード、リズム、音の強弱を体に覚えさせること。
- やり方:
- まず、スクリプトを見て意味を理解する。
- 音声を聞きながら、ピッタリ重なるように声に出して読む。
- ついていけない箇所が、あなたの「弱点(音のズレ)」です。そこを重点的に繰り返します。
カラオケで歌手と一緒に歌う感覚に近いです。まずはこれで「ズレ」を修正しましょう。
トレーニング2:最強の負荷!「シャドーイング」
リスニング学習の王様です。スクリプトを見ずに、聞こえてくる音声の「0.5秒後」を追いかけるように発音します。
- 目的: 「音」を聞き取りながら、同時に「意味」を処理する脳の回路を作ること。
- やり方:
- スクリプトは見ない(ここが重要!)。
- 聞こえた音を、影(シャドー)のように真似して発音する。
- 最初はボロボロでもOK。カエルの合唱の輪唱のように追いかけます。
これは「耳の筋トレ」です。非常に疲れますが、1日15分やるだけで効果は絶大です。英検のリスニング対策にはこれが最強です。
トレーニング3:弱点発見器!「ディクテーション」
聞こえてきた音声を一文ずつ止めながら、「書き取る」練習です。
- 目的: 自分が聞き逃している「細かい音(前置詞、冠詞、三単現のsなど)」を特定すること。
- やり方:
- 音声を流し、一文で止める。
- 聞こえた通りにノートに書き出す。
- スクリプトと照らし合わせ、「a」が抜けていた、「at」が聞き取れていなかった、などを赤ペンで修正する。
これは時間がかかるので、全ての教材でやる必要はありません。「どうしても聞き取れない苦手な問題」だけでOKです。自分の耳の「解像度」を上げる作業です。
注意点:自分のレベルに合った教材を使う
リスニング教材選びで最も大切なのは、「読んでみて8割〜9割理解できるレベル」のものを選ぶことです(クラッシェンの「i+1」理論)。
読んで分からない文章は、聞いても絶対に分かりません。 英検2級を目指すなら準2級の過去問、準1級なら2級の過去問など、少し易しめの教材を使って「シャドーイング」を徹底する方が、背伸びをするより遥かに効果的です。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
机に向かって黙って聞いているだけでは、リスニング力は上がりません。 口を動かし、音を真似し、リズムを体得する。 まさにスポーツと同じです。
- オーバーラッピングでリズムを掴む。
- シャドーイングで耳と脳を鍛える。
- ディクテーションで弱点を潰す。
この3つを日々のルーティンに取り入れれば、ある日突然、「あ、聞こえる!」というブレイクスルーが必ず訪れます。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。


