
【千葉工業大学 総合型選抜】未来の技術者を発掘する総合型選抜の全貌と合格戦略
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「世界文化に技術で貢献する」という壮大な建学の精神を掲げ、未来ロボット技術研究センター(fuRo)など、常に最先端の研究をリードする千葉工業大学。その総合型選抜・学校推薦型選抜は、あなたの「ものづくり」への情熱や未来への探究心を評価する、またとないチャンスです。
しかし、その方式は「デジタルイノベーター発掘選抜」や「創造選抜」など、非常にユニークで専門的です。
「『デジタルイノベーター発掘選抜』って、どんな準備が必要?」 「創造選抜で評価される『プレゼンテーション』って何をすればいいの?」 「自分はどの入試方式に向いているんだろう?」
この記事では、そんな皆さんの疑問に答えるため、千葉工業大学の総合型選抜を徹底的に分析。それぞれがどんな強みを持つ人材を求めているのかを解き明かし、あなたに最適な入試方式を見つけるための羅針盤となります。
千葉工業大学が求める人物像の核心:「世界文化に技術で貢献する」志
対策を始める前に、まず千葉工業大学がどのような学生を求めているのか、その根幹にある「世界文化に技術で貢献する」という建学の精神を理解することが不可欠です。
これは、単に技術力が高いだけでなく、
- 技術を用いて、より良い社会や未来を創造したいという高い志
- 主体的に課題を発見し、解決しようとする探究心と実践力
- グローバルな視野を持ち、多様な人々と協働できる姿勢
これらを持つ、未来のイノベーターの原石を求めているという明確なメッセージです。総合型選抜は、ペーパーテストだけでは測れない、あなたのそうした資質や人間性、そして将来性を示すための絶好の機会なのです。
あなたの「強み」はどれ?タイプ別に見る千葉工業大学の総合型選抜
あなたの個性や経験は、どの入試で最も輝くのでしょうか?ここでは代表的な入試を、求められる能力や経験のタイプ別に分類して解説します。
1. デジタル技術で未来を創造したいあなたへ
- 代表的な入試:総合型(デジタルイノベーター発掘)選抜
- どんな人向け? 情報変革科学部・未来変革科学部を志望し、プログラミングやAI、データサイエンス、ロボット、IoTといったデジタル技術への強い関心と学習意欲を持つ人に最適です。「デジタル技術で社会をより良くしたい」という明確なビジョンを持つ人が求められます。
- 攻略のポイント この入試の核心は、二次選考で課される「プレゼンテーション」です。一次選考を通過するとテーマが与えられ、それに対するあなたのアイデアの独創性、論理的思考力、そして表現力が厳しく審査されます。日頃から最新のテクノロジーに触れ、自分のアイデアを形にするトレーニングを積んでおくことが合格の鍵です。
2. 「ものづくり」への情熱と創造力で勝負したいあなたへ
- 代表的な入試:総合型(創造)選抜
- どんな人向け? 創造工学部・先進工学部を志望し、「ものづくり」への尽きることのない情熱と、それを形にする創造力を持つ人に最適です。ユニークな発想や、これまでの制作経験をアピールしたい人に向いています。
- 攻略のポイント こちらも二次選考の「プレゼンテーション」が重要です。与えられたテーマに対し、工学的な知識だけでなく、デザイン思考や柔軟な発想力を駆使して、あなたならではの解決策を提示することが求められます。自分のアイデアを、図や模型なども効果的に使いながら、魅力的に伝える力が試されます。
3. 高校での学びと実績をアピールしたいあなたへ
- 代表的な入試:学校推薦型選抜(公募制・専門高校)
- どんな人向け? 高校での学業成績が優秀で、かつ工業高校などで専門的な知識や技術を身につけてきた人に最適です。学校長の推薦が必要で、日々の学習に真摯に取り組んできた姿勢が評価の土台となります。
- 攻略のポイント 高い評定平均はスタートラインです。その上で、「口頭試問を含む面接」が課され、志望学科に関する基礎知識や、これからの学びに対する意欲が問われます。これまでの学びを、大学でのより高度な研究へとどう繋げていきたいか、明確なビジョンを語る準備が必要です。
戦略的アドバイス
学部ごとに特色ある千葉工業大学の総合型選抜・学校推薦型選抜を突破するために、共通して重要な戦略を3つお伝えします。
- すべての経験を「世界文化への貢献」に繋げる あなたの探究活動、プログラミング経験、ものづくりの実績。それらの経験が、千葉工業大学の「世界文化に技術で貢献する」という理念とどう繋がるのかを深く考えましょう。「この技術を使えば、世界中の人々のこんな課題を解決できる」といった、グローバルで大きな視点を持つことが、他の受験生との差別化になります。
- 「プレゼンテーション」を制する者が合格を掴む 総合型選抜の二次選考の核となるプレゼンテーションは、単なる発表会ではありません。あなたのアイデアと情熱を、大学の教授陣に売り込む「ピッチ」の場です。自信を持って臨むためには、専門家との実践的なトレーニングを重ね、構成力、表現力、そして質疑応答の対応力を磨き上げることが極めて有効です。
- 「なぜ千葉工大か」を徹底的に言語化する 「ロボット研究が有名だから」といった漠然とした理由では通用しません。未来ロボット技術研究センター(fuRo)や惑星探査研究センター(PERC)といった具体的な研究施設や、志望学科のカリキュラム、教授陣の研究内容まで深くリサーチし、「あなたでなければならない理由」を自分の言葉で語れるように準備してください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
千葉工業大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は、偏差値だけでは測れないあなたの主体性、創造力、そして技術への情熱を正当に評価してくれる、挑戦しがいのある入試です。
もし、「自分にどの入試が合っているのか分からない」「プレゼンテーションの準備に不安がある」と感じたら、ぜひ一度私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。 私たちは、あなたの可能性を最大限に引き出す最適な入試戦略を、共に考え、設計するプロフェッショナルです。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。