
- 1. 【学部選び】「キャリアデザイン学部」に向いている人って?就活予備校じゃない!法政大の独自アプローチを徹底解説
- 2. 1. キャリアデザイン学部に向いている「3つのタイプ」
- 2.1. タイプA:人が輝く組織を創る「ビジネス・人事プロデューサー」
- 2.2. タイプB:人の成長と学びを支える「エデュケーション・サポーター」
- 2.3. タイプC:多様な生き方を肯定する「ライフスタイル・デザイナー」
- 3. 2. キャリア学の絶対的パイオニア:法政大学(キャリアデザイン学部)
- 3.1. 法政大学(キャリアデザイン学部)
- 4. 3. 総合型選抜で「キャリアデザイン学部」を狙う戦略
- 4.1. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【学部選び】「キャリアデザイン学部」に向いている人って?就活予備校じゃない!法政大の独自アプローチを徹底解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「キャリアデザイン学部=就職活動を有利にするための学部(就活予備校)」 もしあなたがそんなイメージを持っているなら、それは大きな誤解であり、総合型選抜(AO入試)では一発で不合格になってしまう危険な考え方です。
本来「キャリア」とは、単なる「職業」や「出世」のことではなく、「人が生涯にわたって、どう学び、どう働き、どう生きていくか(人生そのものの軌跡)」を指します。 キャリアデザイン学部は、個人の自己理解にとどまらず、「教育学」「経営学」「社会学」の3つの視点を掛け合わせ、人々が自分らしく生きられる社会の仕組み(支援システム)を学術的にデザインする、極めて現代的で実践的な学部です。
今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「キャリアデザイン学部に向いている人の3つの特徴」と、「この分野のパイオニアである法政大学」について徹底解説します。
終身雇用が崩壊し、「副業」「転職」「リカレント教育(学び直し)」が当たり前になった現代。正解のない時代において、「人がどう働き、生きるべきか」を問うキャリアデザイン学は、最も社会から必要とされている学問の一つです。
では、具体的にどんな人がこの学部にぴったりなのでしょうか?
1. キャリアデザイン学部に向いている「3つのタイプ」
タイプA:人が輝く組織を創る「ビジネス・人事プロデューサー」
- 「社員がモチベーション高く働ける会社や、ブラック企業をなくす仕組みを作りたい」
- 「企業の経営戦略だけでなく、『そこで働く人間の心理や成長』に焦点を当てたい」
- 特徴: 企業という組織の中で、人を「コスト」ではなく「資本(財産)」として捉え、採用、人材育成、働き方改革などを企画・実行したい人。
- なぜ向いている?: 経営学や組織心理学をベースに、企業内キャリアや人的資源管理(HRM)の専門知識を深く学べるからです。将来、人事や組織コンサルタントを目指す人に最適です。
タイプB:人の成長と学びを支える「エデュケーション・サポーター」
- 「学校の先生になりたいわけではないが、若者の進路選択や、社会人の学び直し(リスキリング)を支援したい」
- 「教育格差の問題や、学校から社会への移行(トランジション)をスムーズにする仕組みに興味がある」
- 特徴: 人が何かを学び、成長していくプロセスそのものに関心があり、学校教育だけでなく「生涯学習」の視点から人をサポートしたい人。
- なぜ向いている?: 教育学や発達心理学を基盤とし、キャリアカウンセリングの技法や、生涯にわたる学習支援のメカニズムを専門的に学べるためです。
タイプC:多様な生き方を肯定する「ライフスタイル・デザイナー」
- 「仕事だけでなく、結婚、子育て、介護といった『ライフイベント』と仕事のバランス(ワークライフバランス)をどう取るか考えたい」
- 「フリーランス、起業、あるいは地域社会での活動など、会社組織に縛られない多様な生き方を社会学的に研究したい」
- 特徴: 「働くこと」を生活全体の一部として捉え、ジェンダー問題や家族社会学、地域コミュニティの視点から、誰もが生きやすい社会のルールを考えたい人。
- なぜ向いている?: 社会学や文化人類学のアプローチを用いて、若者文化、家族のあり方、地域のつながりなど、仕事以外の「ライフ(生活)」の側面からキャリアを紐解く力が養われます。
2. キャリア学の絶対的パイオニア:法政大学(キャリアデザイン学部)
日本で初めて「キャリアデザイン」という名称を冠し、2003年に設立されたのが法政大学です。東京の中心、市ケ谷キャンパスに拠点を置き、この分野における圧倒的なブランド力と研究実績を誇ります。
法政大学(キャリアデザイン学部)
- 特徴: 「発達・教育キャリア」「ビジネスキャリア」「ライフキャリア」の3つの領域を横断的に学び、自律的に生きる力と、他者の人生を支援する力を育成します。
- ポイント:
- ① 3領域のクロスオーバー: 先述した3つのタイプに直結する「発達・教育キャリア領域」「ビジネスキャリア領域」「ライフキャリア領域」が用意されています。入学後にこれらを自由に組み合わせ、多角的な視点から「人間と社会」を分析します。
- ② 圧倒的な「体験型学習(アクティブ・ラーニング)」: 教室で座って講義を聞くだけの学部ではありません。「キャリア体験学習」として、企業でのインターンシップ、学校現場でのサポート、地域社会でのフィールドワークなど、現場に飛び込んでリアルな課題に触れるカリキュラムが1年次から豊富に用意されています。
- ③ 「教える・支援する」スキルの獲得: 自分自身のキャリアを考えるだけでなく、他者のキャリア構築をどう支援するか(ピアサポートやキャリアカウンセリング)という実践的なスキルが身につくため、卒業後は企業の人事部や人材業界、教育機関、公務員などで幅広く活躍できます。
3. 総合型選抜で「キャリアデザイン学部」を狙う戦略
法政大学のキャリアデザイン学部(自己推薦入試など)において、「大学で自分のやりたいこと(キャリア)を見つけたいです」「就職活動を有利に進めるために経営学や自己分析を学びたいです」という志望理由は最悪のNG例です。大学は「あなたの自分探し」を手伝う場所ではありません。
合格する志望理由の鉄則: 「私は、出産・育児を経た女性の『非正規雇用への意図せぬキャリアダウン(社会課題)』を解決したいです。個人の努力やモチベーションの問題に帰結させるのではなく、日本企業のメンバーシップ型雇用の構造(ビジネス領域)と、性別役割分業の意識(ライフ領域)の両面からアプローチする必要があります。貴学で組織社会学とキャリアカウンセリングを横断的に学び、女性のライフイベントに合わせた『リカレント教育と柔軟な復職支援システム』を企業に導入する人事コンサルタントになりたいです」
重要なのは、「個人の悩み(ミクロ)」を「社会の構造・制度の問題(マクロ)」として捉え直し、それを「教育・ビジネス・ライフ」の学術的なアプローチでどう解決していくか、というロジックを組むことです。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
キャリアデザイン学部は、あなた自身の人生を豊かにするだけでなく、不確実な時代を生きる多くの人々が「自分らしく生きるためのコンパス(羅針盤)」を手渡すことができる、非常に温かく、そして社会的に意義の大きい学部です。
法政大学が掲げる「発達・教育」「ビジネス」「ライフ」の3つの領域の中で、あなたが今一番興味を持っている、あるいは問題意識を感じているのはどの領域ですか?
もしよろしければ、「最近気になっている働き方のニュース」や「身近な人の進路・仕事の悩み」を教えてください。そこから、大学教授を唸らせる「総合型選抜の志望理由(社会課題のテーマ)」へと一緒に昇華させていきましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。

