【学部選び】「コミュニティ人間科学部」に向いている人って?ボランティアを“仕組み”に変える!青山学院大を紹介

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「社会学部と何が違うの?」 「『コミュニティ』って、要するに町内会や地方創生のこと?」

この学部の名前を聞いて、そんな疑問を抱く受験生は少なくありません。 結論から言うと、社会学部が「社会全体の仕組みやルール」をマクロな視点で研究するのに対し、コミュニティ人間科学部は、「私たちの身近な生活圏(地域・学校・NPOなど)で起きているリアルな課題に、当事者として飛び込み、解決策をデザインする」という、極めてミクロで実践的な学部です。

「誰かのために汗を流したい」という熱い思いを、ボランティアという「善意」だけで終わらせず、持続可能な「仕組み」へと昇華させる。

今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「コミュニティ人間科学部に向いている人の3つの特徴」と、「この分野の最前線・青山学院大学」について解説します。

コミュニティ人間科学部は、人と人との「つながり(コミュニティ)」が希薄になった現代において、それをどう再構築するかを学ぶ学部です。 机の上の学問にとどまらず、実際に地域社会へ出てフィールドワークを行う「行動力」が求められます。

では、具体的にどんな人がこのアクティブな学部に向いているのでしょうか?

1. コミュニティ人間科学部に向いている「3つのタイプ」

タイプA:人と街を元気にしたい「ローカル・プロデューサー」

  • 「シャッター商店街や空き家問題を見ると、どうにかして活気を取り戻したくなる」
  • 「地域のお祭りやイベントの企画・運営に参加するのが好き」
  • 特徴: 「地方創生」や「まちづくり」に関心があり、地域住民を巻き込んで新しい価値を生み出すことにワクワクする人。
  • なぜ向いている?: 地域に眠る資源「人・モノ・文化」を発掘し、それを活用してコミュニティを活性化する手法を実践的に学べるからです。

タイプB:身近なSOSを見逃さない「ライフ・サポーター」

  • 「子ども食堂の運営や、学習支援のボランティアに興味がある」
  • 「子育てで孤立する母親や、生きづらさを抱える若者を支援したい」
  • 特徴: 大きな社会問題よりも、目の前で困っている「特定の属性の人々(子ども、若者、女性、高齢者など)」に寄り添い、具体的な支援を行いたい人。
  • なぜ向いている?: 行政のサービスだけでは手の届かない隙間を埋めるため、NPOや市民活動と連携して人々を支援する「社会教育」のスキルが身につくからです。

タイプC:地域の魅力を守り伝える「カルチャー・キュレーター」

  • 「地元の伝統芸能や方言、歴史的な建造物に強く惹かれる」
  • 「図書館や博物館をもっと面白く、人が集まる場所にリノベーションしたい」
  • 特徴: 地域に根付く「文化」や「歴史」を大切にし、それを次世代へ継承するための拠点づくりに関心がある人。
  • なぜ向いている?: この学部では、図書館や博物館、公民館などの「社会教育施設」をコミュニティの核としてどう活用するかを専門的に学べるからです(司書や学芸員の資格取得も目指せます)。

2. 現場主義を貫く実践の場:青山学院大学(コミュニティ人間科学部)

この新興分野において、ひときわ熱い視線を集めているのが、2019年に新設された青山学院大学です。

青山学院大学(コミュニティ人間科学部)

  • 特徴: 神奈川県の相模原キャンパスを拠点とします。渋谷キャンパスではない点に注意が必要ですが、相模原という広大な地域社会そのものが最高の「実験場(フィールド)」になります。
  • ポイント:
    • ① 5つの専門領域: 「子ども・若者活動支援」「女性活動支援」「コミュニティ創生計画」「コミュニティ文化継承」「コミュニティ活動」という、現代の地域課題に直結した5つの領域から、自分の関心に合わせて深く学べます。
    • ② 圧倒的な「地域実習」: 最大の特徴は、2年次に必修化されている「コミュニティ人間科学部実習」です。全国各地の自治体、NPO、企業、図書館などの現場に実際に長期間飛び込み、地域の人々と協働しながら課題解決のリアルを体感します。
    • ③ 「社会教育主事」等の資格取得 地域社会の教育・文化活動をコーディネートする専門家「社会教育主事(任用資格)」をはじめ、学芸員や図書館司書など、地域貢献に直結する資格取得のサポートが非常に手厚いです。

3. 総合型選抜で「コミュニティ人間科学部」を狙う戦略

青学のコミュニティ人間科学部(自己推薦入試など)において、「地域の役に立ちたいです」「ボランティアが好きです」といった抽象的な志望理由は、ただの感想文と見なされます。

合格する志望理由の鉄則: 「私は、ニュータウンにおける『高齢者の孤立』と『子育て世代の負担』という2つの課題(問題発見)を同時に解決したいです。そのために、空き家を活用した『多世代交流型のコミュニティカフェ』を企画・運営する仕組みが必要です(解決策)。貴学の『コミュニティ活動領域』での学びと地域実習を通じて、行政・NPO・住民を繋ぐコーディネーターとしてのスキルを実践的に身につけたいです」

重要なのは、「あなたが解決したい『特定の地域の、特定の課題』は何か?」、そして「自分一人ではなく、多様な主体(住民、行政、NPO)とどう『協働』するか?」という視点です。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

コミュニティ人間科学部は、社会の「ほころび」を、人と人のつながりによって縫い合わせる「社会的接着剤(コミュニティ・ビルダー)」を育てる場所です。 派手なグローバルビジネスも魅力的ですが、私たちの足元にある「地域」を豊かにすることこそが、最も手応えのある社会貢献かもしれません。

コミュニティ人間科学部の入試に向けて、あなたが注目している「地域課題」や「対象者(子ども、高齢者など)」はありますか? もしよろしければ、そのテーマをもとに、一緒に「合格レベルの具体的な解決策(プロジェクト案)」のアイデア出しを行ってみませんか?

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。