
- 1. 【学部選び】「人文学部」に向いている人って?AI時代にこそ輝く「人間学」のプロになろう!注目の7大学を紹介
- 2. 1. 人文学部に向いている「3つのタイプ」
- 2.1. タイプA:常識の枠を飛び越える「越境者(ボーダー・クロッサー)」
- 2.2. タイプB:地元愛をアカデミックに語る「ローカル・エキスパート」
- 2.3. タイプC:人間そのものが謎で仕方ない「哲学的探究者」
- 3. 2. 「人文学部」のある個性豊かな7大学を紹介
- 3.1. ① 東京都立大学(人文社会学部)
- 3.2. ② 山形大学(人文社会科学部)
- 3.3. ③ 茨城大学(人文社会科学部)
- 3.4. ④ 三重大学(人文学部)
- 3.5. ⑤ 信州大学(人文学部)
- 3.6. ⑥ 武蔵大学(人文学部)
- 3.7. ⑦ 東海大学(人文学部・文化社会学部)
- 4. 3. 総合型選抜で「人文学部」を狙う戦略
- 4.1. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【学部選び】「人文学部」に向いている人って?AI時代にこそ輝く「人間学」のプロになろう!注目の7大学を紹介
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「人文学部」と「文学部」、何が違うの? 受験生の多くが抱く疑問です。
ざっくり言うと、文学部が「文学・歴史・哲学」といった伝統的なディシプリン(学問領域)を深掘りするのに対し、人文学部はそれらをベースにしつつ、社会学、心理学、地域研究、メディア論などを加え、「人間(Human)」という存在を、より広く、より現代的な視点で捉える学部です。
AIが進化し、単純作業が自動化される未来。 最後に残る価値は、「人間とは何か?」「幸せとは何か?」を定義できる力です。人文学部は、その力を養う最強のフィールドです。
今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「人文学部に向いている人の3つの特徴」と、「個性あふれる7大学」について解説します。
人文学部(Humanities)は、文系の「総合デパート」のような場所です。 歴史もやりたいけど、心理学も気になる。あるいは、地域の祭りを研究しながら、メディア発信も学びたい。 そんな「アレもコレも」という欲張りな知的好奇心を受け止めてくれるのが、この学部の懐の深さです。
では、どんな人がこの学部で才能を開花させるのでしょうか?
1. 人文学部に向いている「3つのタイプ」
タイプA:常識の枠を飛び越える「越境者(ボーダー・クロッサー)」
- 「歴史の授業で、当時の人々の『心理』が気になった」
- 「文学作品を読んで、その背景にある『社会制度』を調べたくなった」
- 特徴: 一つの教科(科目)に収まらず、複数の視点を組み合わせて物事を考えるのが好きな人。
- なぜ向いている?: 人文学部の学びは「学際的(インターディシプリナリー)」です。文学×社会学、歴史×環境など、領域を横断する柔軟な思考が求められます。
タイプB:地元愛をアカデミックに語る「ローカル・エキスパート」
- 「自分たちの住む地域の歴史や文化を、もっと深く知りたい」
- 「地元の過疎化を、文化の力で解決したい」
- 特徴: 身近な「地域」を研究対象として捉え、そこから普遍的な問題を考えられる人。
- なぜ向いている?: 地方国立大学の人文学部は、その地域の「知の拠点」です。フィールドワークを通じて、地域固有の文化や課題を深く掘り下げる研究が盛んです。
タイプC:人間そのものが謎で仕方ない「哲学的探究者」
- 「なぜ人は争うのか?」「言葉とは何か?」という根本的な問いが好き。
- 特徴: 表面的なスキル(How to)ではなく、物事の本質(Why)を考え抜きたい人。
- なぜ向いている?: AIには「計算」はできても「意味づけ」はできません。人文学部で養われる「人間理解」の力は、これからの社会で最も代替不可能なスキルになります。
2. 「人文学部」のある個性豊かな7大学を紹介
人文学部は、大学によって研究内容がガラリと変わります。「ナスカの地上絵」から「忍者」まで、その多様性を見ていきましょう。
① 東京都立大学(人文社会学部)
- 特徴: 公立大学の雄。大都市・東京の課題に向き合う「人文学科」と「人間社会学科」。
- ポイント: 「心理学」や「社会福祉学」の研究レベルが高く、東京都というフィールドを活かした都市研究が強みです。少人数教育で、専門性の高い教員から密度の濃い指導を受けられます。
② 山形大学(人文社会科学部)
- 特徴: 東北の地で、世界的な研究が行われています。
- ポイント: 何と言っても「ナスカの地上絵」研究です。山形大学ナスカ研究所は世界的に有名で、新種の地上絵を多数発見しています。また、文系学部でありながらデータサイエンス教育にも力を入れています。
③ 茨城大学(人文社会科学部)
- 特徴: 水戸キャンパスにあり、地域連携に積極的な学部です。
- ポイント: 「現代社会学科」などがあり、メディア論や国際協力論など、現代的なテーマに強いです。また、水戸徳川家の歴史を背景にした史学研究や、地域メディアとの連携プロジェクトなど、実践的な学びが充実しています。
④ 三重大学(人文学部)
- 特徴: 世界で唯一の「忍者・忍術学」が学べる大学院を持つことで有名ですが、学部でもそのエッセンスに触れられます。
- ポイント: 「文化学科」と「法律経済学科」があり、地域研究(伊勢志摩など)に強みを持ちます。忍者に象徴されるような、地域の独自文化を学術的に研究し、観光や地域振興に活かす視点がユニークです。
⑤ 信州大学(人文学部)
- 特徴: 松本キャンパスにあり、北アルプスを望む最高の環境で学べます。
- ポイント: 哲学、文学、歴史学だけでなく、「心理学」や「社会心理学」が充実しています。山岳文化や環境倫理など、信州ならではの自然と人間との関わりをテーマにした研究も盛んです。
⑥ 武蔵大学(人文学部)
- 特徴: 「ゼミの武蔵」の看板学部。「日本・東アジア文化」「英語英米文化」「ヨーロッパ文化」の3学科。
- ポイント: 「異文化理解」に徹底してこだわります。語学だけでなく、その背景にある文化や思想を、1年次からの少人数ゼミで徹底的に議論します。グローバル市民としての教養(リベラルアーツ)を身につけたい人に最適です。
⑦ 東海大学(人文学部・文化社会学部)
- 特徴: 湘南キャンパスの巨大なスケールを活かした多様な学び。
- ポイント: 特に「北欧学科」(文化社会学部)は日本で唯一の学科で、デンマークやスウェーデンの社会福祉・デザイン・教育を専門的に学べます。人文学部には「文明学科」などもあり、壮大なスケールで人類の歴史を俯瞰できます。
3. 総合型選抜で「人文学部」を狙う戦略
人文学部の志望理由書でやりがちなミスは、**「ただの趣味語り」**になることです。
- × 趣味語り: 「歴史が好きなので、地元の城について調べたいです。」(調べ学習レベル)
- ○ 社会的意義: 「地元の城下町の街並みが失われつつある現状(課題)に対し、古文書から当時の都市計画を読み解き(方法)、現代の観光まちづくりに活かせる『歴史的景観の保存モデル』を提案したいです(目的)。」
人文学(Humanities)は、「過去の知恵を使って、現代の課題を解決する」実学でもあります。 あなたの興味を、どう社会に還元するか。その視点を持って志望理由書を書いてください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
人文学部は、すぐに役立つ「マニュアル」を学ぶ場所ではありません。 しかし、どんなに時代が変わっても色褪せない「問いを立てる力」と「人間を愛する力」を育てる場所です。
「忍者の研究を志望理由にしていいの?」 「ナスカの地上絵と、地域創生をどう結びつける?」
ユニークな学部だからこそ、戦略的なアプローチが必要です。迷ったら、KOSSUN教育ラボにご相談ください。あなたの「知的好奇心」を、合格へのパスポートに変えましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。


