【学部選び】「先進工学部」に向いている人って?SFを現実にする!理科大・千葉工大・工学院大・日本工業大を紹介

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「工学部」と「先進工学部」。 どちらもモノづくりの学部ですが、目指す「未来の遠さ」が異なります。

従来の工学部が、自動車や橋、家電など「今ある技術をより良く、安全にする(現在〜近未来)」ことを主眼とするなら、先進工学部は「今はまだSFの世界にある技術を、科学の力で現実のものにする(少し先の未来)」ことを目指す学部です。

ロボット、ナノテクノロジー、生命科学、新素材、データサイエンス……。 既存の「機械」「電気」といった枠組みにとらわれず、複数の最先端分野を掛け合わせて「まだ世の中にない価値」を生み出したい。そんなフロンティア精神にあふれた人に最適なフィールドです。

今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「先進工学部に向いている人の3つの特徴」と、「最先端を突き進む4大学」について解説します。

先進工学部の最大の特徴は「学際性(分野横断)」です。 例えば、医療用ロボットを作るには、機械の知識だけでなく、人間の生体(バイオ)の知識や、AI(情報)の知識が不可欠です。 このように、分野の壁を越えて新しいテクノロジーを創り出す、次世代のエンジニア(研究者)を育成するのが先進工学部の使命です。

では、具体的にどんな人がこのワクワクする学部に向いているのでしょうか?

1. 先進工学部に向いている「3つのタイプ」

タイプA:SFの世界を現実にしたい「未来クリエイター」

  • 「映画に出てくるような、自律型のAIロボットや空飛ぶクルマを作りたい」
  • 「宇宙開発や、人間の身体をサポートするサイボーグ技術にワクワクする」
  • 特徴: 「こんなものがあったらいいな」という途方もない夢を、工学の力で本気で実現しようとする人。
  • なぜ向いている?: 先進工学部には「ロボティクス」や「航空宇宙」といった最先端コースが揃っています。既成概念にとらわれない柔軟な発想力が、そのまま研究の種になります。

タイプB:ミクロの世界から社会を変える「マテリアル・バイオ探究者」

  • 「絶対に壊れない超軽量な新素材を作って、環境問題を解決したい」
  • 「生物の優れた仕組み(例えばクモの糸の強さ)を、工業製品に応用したい」
  • 特徴: 機械を組み立てるより、原子や分子、細胞といった「ミクロな視点」から新しい物質や機能を生み出したい人。
  • なぜ向いている?: 応用物理、生命科学、マテリアル(材料)工学など、理学(サイエンス)と工学(エンジニアリング)の中間領域を深く学べるからです。

タイプC:分野を掛け合わせる「クロスオーバー・エンジニア」

  • 「機械工学だけでなく、デザインや心理学も組み合わせて、人に優しい製品を作りたい」
  • 「AIやデータサイエンスを、農業や医療といった全く別の分野に掛け合わせたい」
  • 特徴: 一つの専門分野(タコ壺)に引きこもるのではなく、複数の技術を組み合わせて複雑な社会課題を解決したい人。
  • なぜ向いている?: 先進工学部はカリキュラムの自由度が高く、自分の専門分野を持ちながらも、他分野の知識を吸収して新しいシステムをデザイン(設計)する力が鍛えられます。

2. 最先端を切り拓く「先進工学」の実力派4大学

それぞれ全く異なる強みと特色を持つ、注目の4大学を紹介します。

① 東京理科大学(先進工学部)

  • 特徴: 葛飾キャンパスに拠点を置く、私立理工系の最高峰。「電子システム工学科」「マテリアル創成工学科」「生命システム工学科」「物理工学科」「機能デザイン工学科」の5学科体制。
  • ポイント: 「理学の普及」を掲げる理科大らしく、基礎科学(理学)の深い理解をベースに、それを工学へ応用する力が圧倒的です。大学院進学率も非常に高い「研究者・トップエンジニア育成」の王道です。

② 千葉工業大学(先進工学部)

  • 特徴: ロボットや宇宙開発の分野で、世界的にも有名な実績を持つアグレッシブな大学。
  • ポイント: 「未来ロボティクス学科」「生命科学科」「知能メディア工学科」の3学科。特に未来ロボティクス学科は、福島第一原発の調査ロボット開発など、世界の最前線で活躍する「fuRo(未来ロボット技術研究センター)」と密接に連携しており、圧倒的に実践的で高度なロボット開発を学べます。

③ 工学院大学(先進工学部)

  • 特徴: 「化学」「物理」「生命」を工学に応用するアプローチに強い、東京(新宿・八王子)の理系名門。
  • ポイント: 「生命化学科」「応用化学科」「環境化学科」「応用物理学科」「機械理工学科」の5学科。特に「化学」や「バイオ」の力をつかって、環境問題やエネルギー問題、新薬開発などにアプローチする力が強みです。持続可能な社会(SDGs)を実現するためのマテリアル開発に興味がある人に最適です。

④ 日本工業大学(先進工学部)

  • 特徴: 「実工学」を徹底的に重んじる、埼玉県宮代町の広大なキャンパスを持つ大学。
  • ポイント: 「データサイエンス学科」「情報メディア工学科」「ロボティクス学科」の3学科体制。理論だけでなく、1年次から実際にモノを作り、プログラムを動かす実践的なカリキュラムが特徴です。AIやロボットを社会にどう実装するかという「超・実践的」なスキルを身につけ、即戦力のエンジニアを目指せます。

3. 総合型選抜で「先進工学部」を狙う戦略

先進工学部の志望理由書で、「ロボットが好きです」「AIに興味があります」という漠然としたアピールは通用しません。求められるのは「具体的な課題解決のビジョン」です。

合格する志望理由の鉄則: 「私は、超高齢化社会における『介護者の深刻な腰痛問題(課題)』を解決したいです。既存の金属製アシストスーツは重く高価です。そこで私は、生物の筋肉の構造を模倣した『人工筋肉(バイオミメティクス)』と、装着者の意図を先読みする『AI制御システム』を融合させた、衣服のように軽いソフトロボティクススーツ(解決策)を開発したいです。貴学の先進工学部でマテリアル工学とロボティクスを横断的に学び、このアイデアを社会実装したいです」

重要なのは、「なぜ従来の工学部(普通の機械工学や情報工学)ではなく、分野横断型の『先進工学部』でなければならないのか?」という必然性を、複数の技術の掛け合わせによって語ることです。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

先進工学部は、「できない理由」を探すのではなく、「どうすればできるか」を最先端の科学の力で証明していく場所です。 まだ教科書に載っていない新しい技術を、あなた自身の手で世界に生み出す興奮を味わってみませんか?

今回紹介した4つの大学の中で、あなたが一番ワクワクした「学科」や「研究キーワード(ロボット、新素材、バイオなど)」はどれですか? もしよろしければ、そのキーワードをもとに、志望理由書の核となる「社会課題×テクノロジー」のアイデアを一緒に考えてみましょう!

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。