
【学部選び】「創域理工学部」に向いている人って?分野の壁を越えて新しい次元を創る!東京理科大を紹介
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「理工学部」という伝統的な名前に、「創域(そういき)」という全く新しい概念を冠した学部。 それが、東京理科大学が2023年4月に満を持して誕生させた「創域理工学部」です。
「創域」とは、文字通り「新しい領域(分野)を創る」こと。 数学や物理といった基礎科学(理学)と、機械や建築といった応用技術(工学)が、お互いの壁を越えて「共鳴」し、まだ世界に存在しない新しいテクノロジーを生み出す。それがこの学部の最大のミッションです。
今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「創域理工学部に向いている人の3つの特徴」と、「理系私大の最高峰・東京理科大学」の独自のアプローチについて徹底解説します。
現代の複雑な社会問題(地球温暖化、パンデミック、AIの進化など)は、もはや「機械工学だけ」「生物学だけ」といった単一の専門分野では太刀打ちできません。 だからこそ、自分の専門性を深く掘り下げつつ、他の分野の専門家とも対等に議論し、知識を掛け合わせることができる「越境型人材」が求められています。
創域理工学部は、まさにその「越境」を当たり前に行う環境が整っています。どんな人がこの熱い学部にぴったりなのでしょうか?
1. 創域理工学部に向いている「3つのタイプ」
タイプA:分野の壁をぶっ壊す「越境型イノベーター」
- 「ロボットを作りたいけれど、機械の知識だけでなく、人間の神経(生物学)やデータ解析(情報科学)の知識も必要だと感じている」
- 「『自分は〇〇学科だから、他の分野は関係ない』という閉鎖的な考え方が嫌いだ」
- 特徴: ひとつの専門分野(タコ壺)に引きこもるのではなく、複数の分野を横断的につなぎ合わせて、全く新しい解決策を生み出したい人。
- なぜ向いている?: この学部では、異なる分野の学生同士が交流し、融合領域の研究を体験する「創域特別講義」や「創域融合特論」など、分野横断型のカリキュラムが非常に充実しているからです。
タイプB:圧倒的な基礎力で勝負する「タフな求道者」
- 「表面的なITスキルや流行りの技術ではなく、10年後も絶対に腐らない『数学』や『物理』の強靭な土台を手に入れたい」
- 「厳しい環境に身を置いてでも、本物の実力をつけたい」
- 特徴: 楽をして単位を取るよりも、原理原則から徹底的に学び、どんな未知の問題にも対応できる「地頭の強さ」を鍛えたい人。
- なぜ向いている?: 分野を横断して研究するためには、異なる学科の学生と議論するための「共通言語」が必要です。創域理工学部では、理学・工学の共通言語である数学・物理・化学の専門基礎教育を徹底的に叩き込まれます。
タイプC:最短距離で研究の最前線へ行く「生粋のリサーチャー」
- 「大学の4年間だけでなく、大学院まで進学して、世界を驚かせるような深い研究に没頭したい」
- 「学部生のうちから、ハイレベルな大学院の講義や研究に触れてみたい」
- 特徴: 学部卒業ですぐに就職するのではなく、研究者や高度なトップエンジニアとしてのキャリアを早期から明確に見据えている人。
- なぜ向いている?: 学部4年間と大学院修士課程2年間をシームレスに繋ぐ「6年一貫教育コース」が用意されているためです。学部4年次から大学院の単位を取得でき、研究に集中できる時間的な余裕が生まれます。
2. 「創域」の震源地:東京理科大学(創域理工学部)
日本の私立理系大学のトップランナーである東京理科大学。その中でも、千葉県の野田キャンパスに広大な拠点を構える「創域理工学部」は、独自の進化を遂げています。
東京理科大学(創域理工学部)
- 特徴: 「数理科学科」「先端物理学科」「情報計算科学科」「生命生物科学科」「建築学科」「先端化学科」「電気電子情報工学科」「経営システム工学科」「機械航空宇宙工学科」「社会基盤工学科」の10学科が一つのキャンパスに集結する、国内最大規模の理工系学部です。
- ポイント:
- 「実力主義」の伝統: 理科大の代名詞とも言える厳しい進級判定と膨大な課題。しかし、それを乗り越えた先には、国立上位校の学生にも引けを取らない圧倒的な論理的思考力と問題解決能力が身につきます。企業からの評価が異常なまでに高い理由がここにあります。
- 10学科が響き合う「RESONANCE」: 広大な野田キャンパスには、数学から航空宇宙まで多様なバックグラウンドを持つ学生と教員が集まっています。キャンパス内での日常的な交流や、分野横断の横断型コース(宇宙理工学、エネルギー・環境、防災リスク管理など)を通じて、ふとした出会いから新しい「創域」が生まれる文化が根付いています。
3. 総合型選抜・推薦入試で「創域理工学部」を狙う戦略
東京理科大学は「実力主義」の一般入試のイメージが強いですが、実は「総合型選抜(女子)(英語資格検定+特定教科評価)(理学部第二部)」や、各種の学校推薦型選抜(公募制・指定校制)なども実施しており、多様な人材を求めています。※2025年度
ここでの志望理由書では、「〇〇の研究がしたいです」という単一学科への興味だけを語るのはもったいないです。
合格する志望理由の鉄則: 「私は、激甚化する自然災害から人命を守る『次世代の防災都市空間』を創造したいです(社会課題)。これを実現するには、地震に強い構造を学ぶ『建築学』の知識だけでは不十分であり、人々の避難行動を予測する『データサイエンス(情報計算科学)』や、土木工学的なアプローチが不可欠です(分野横断の必要性)。だからこそ、10学科が共鳴し合い、共通言語としての基礎科学を重んじる貴学の『創域理工学部』でなければならないのです」
このように、「自分が解決したい課題には、なぜ複数の分野(創域)のアプローチが必要なのか」を論理的に語ることで、他の理工学部にはない「東京理科大の創域理工学部を選ぶ強烈な必然性」を面接官にアピールすることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
創域理工学部は、「理系だからこの道しかない」という古い常識を壊し、あなたが持つ複数の好奇心を「掛け算」して新しい武器に変えてくれる、非常にエキサイティングな学部です。 厳しい環境ではありますが、そこを卒業した時、あなたはAI時代でも絶対に生き残れる「本物のエンジニア・研究者」になっているはずです。
「創域理工学部の10学科の中で、自分の興味がある2つの分野を掛け合わせるとしたら、どんな『研究テーマ』が考えられるだろう?」 もしよろしければ、あなたが関心を持っているキーワード(例:建築×情報、物理×生命など)を教えてください。それをベースに、推薦・AO入試で使える「分野横断型の志望理由のアイデア出し」を一緒に行ってみましょうか?
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。

