【学部選び】「創造工学部」に向いている人って?技術×デザイン思考でゼロから創る!「創造工学」を極める個性派大学を紹介

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「従来の『工学部』と何が違うの?」

この疑問に対する最も分かりやすい答えは、橋を架けるときの「問いの立て方」にあります。 従来の工学部が「どうすれば絶対に崩れない、強度の高い橋を作れるか(How)」を追求する場所だとしたら、創造工学部は「そもそも、この地域の人々を笑顔にするには、どんな橋(あるいは橋以外の何か)が必要か(What)」から考え、設計する場所です。

つまり、技術(エンジニアリング)に「デザイン思考(Design Thinking)」を掛け合わせ、ゼロから新しい価値を「創造」する。それが創造工学部の最大のミッションです。

今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「創造工学部に向いている人の3つの特徴」と、「独自のアプローチで創造力を鍛える大学」について解説します。

AIが自動でプログラミングや設計図の基礎を描けるようになった今、エンジニアに最も求められているのは「人間にとって本当に価値のあるものは何か」を見極め、デザインする力です。 創造工学部は、単なる「計算が得意な理系」ではなく、文系の感性やアートの視点も持ち合わせた「クリエイティブなエンジニア」を育てる場所です。

では、具体的にどんな人がこの学部にぴったりなのでしょうか?

1. 創造工学部に向いている「3つのタイプ」

タイプA:正解のない問いに挑む「デザインシンカー」

  • 「『与えられた課題を解く』より、『そもそも何が問題なのか』を自分で見つける方が好き」
  • 「技術的に優れているだけでなく、見た目が美しく、使いやすい製品を作りたい」
  • 特徴: ユーザーの視点に立ち、アイデア出しからプロトタイプ(試作品)の作成までを行う「デザイン思考」にワクワクする人。
  • なぜ向いている?: 創造工学部では、理系の専門知識に加えて「どうデザインするか」というプロセスを徹底的に学ぶため、企画力と技術力を兼ね備えたクリエイターになれます。

タイプB:人の感性に寄り添う「ヒューマン・デザイナー」

  • 「高齢者や障がいを持つ人でも、直感的に操作できる家電や車を作りたい」
  • 「人間が『心地よい』『楽しい』と感じる空間やプロダクトを生み出したい」
  • 特徴: 機械中心ではなく「人間中心」のモノづくりを目指し、心理学や人間工学といった文系的なアプローチにも興味がある人。
  • なぜ向いている?: 「機能さえ満たせばいい」という古い工学を脱却し、人間の感性や生活スタイルに寄り添ったプロダクトや建築空間をデザインする力が鍛えられます。

タイプC:頭より先に手を動かす「プロトタイプ・ビルダー」

  • 「座学で数式を眺めるより、実際に材料を切ったり組み立てたりして実験したい」
  • 「失敗を恐れず、とにかく一度カタチにしてから改良していくプロセスが好き」
  • 特徴: 机上の空論を嫌い、実際にモノを作って動かす「実践」の中で学びを深めたい職人肌の人。
  • なぜ向いている?: 多くの創造工学部では、1年次から実際に手を動かしてモノを作るPBL(課題解決型学習)が豊富に用意されており、圧倒的な実践経験を積むことができます。

2. 「創造工学」を極める個性派2大学

それぞれ全く異なる強みと特色を持つ、注目の2大学を紹介します。

① 香川大学(創造工学部)

  • 特徴: 国立大学における「デザイン思考」と「リスクマネジメント能力」教育のトップランナー。
  • ポイント:
    • 「デザイン思考」が必修: 1年次から、ユーザーの隠れたニーズを発見し、解決策をプロトタイプ化する「デザイン思考」を徹底的に叩き込まれます。
    • 1学科7コースの柔軟性: 「創造工学科」の中に、「造形・メディアデザインコース」「建築・都市環境コース」「防災・危機管理コース」「情報コース」「人工知能・通信ネットワークコース」「機械システムコース」「材料物質科学コース」の7コースが設置されています。理系の専門知識とデザイン思考を融合させ、地域課題からグローバルな問題まで、本質的な解決策を生み出す次世代のイノベーターを育成します。

② 千葉工業大学(創造工学部)

  • 特徴: 私立工業大学の雄が展開する、「空間とプロダクト」の美しさと機能を追究する学部。
  • ポイント:
    • 環境・建築・デザインの融合: 「都市環境工学科」「建築学科」「デザイン科学科」の3学科で構成されています。
    • 人間生活の「質」を高める: 単なる機械ではなく、私たちが暮らす「都市」や「家」、そして日常的に使う「プロダクト」をデザインします。工学の知識(力学や素材など)をベースにしながら、アートや感性の領域まで踏み込み、美しく機能的な未来のライフスタイルをデザインするプロを育てます。

3. 総合型選抜で「創造工学部」を狙う戦略

創造工学部の志望理由書では、「〇〇という技術に興味があります」という技術起点(シーズ志向)のアピールだけでは弱いです。

合格する志望理由の鉄則:「私は、災害時の避難所における『プライバシーの欠如とストレス(課題)』を解決したいです。従来のテントでは音や光を遮れません。そこで、私は折り紙の構造(工学)を応用し、誰でも1分で展開できる、遮音性とデザイン性に優れたパーソナル空間(解決策のプロトタイプ)を考案しました。貴学の創造工学部で『デザイン思考』と『材料力学』を学び、このアイデアを実際に避難所で使えるプロダクトとして社会実装したいです」

重要なのは、「解決すべき人間の課題(ニーズ)」と「それを解決するためのアイデア(プロトタイプ)」を具体的に提示し、そのアイデアを形にするために創造工学部での学びが必要だと論理づけることです。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

創造工学部は、「言われたものを正確に作る人」から「何を作るべきかを定義し、カタチにする人」へと、あなたをアップグレードしてくれる場所です。 「こんなモノがあったら世界がもっと楽しくなるのに!」というあなたの豊かな想像力が、そのまま工学という魔法で現実のプロダクトに変わります。

「千葉工業大のデザイン科学科と建築学科、自分のやりたいことはどちらに近い?」 「香川大学のデザイン思考入試に向けて、どんなポートフォリオ(作品集)を準備すればいい?」

創造工学部の入試は、あなた自身の「クリエイティビティ」がダイレクトに評価されます。アイデアの言語化や、説得力のあるポートフォリオ作成に迷ったら、ぜひKOSSUN教育ラボにご相談ください。あなたの頭の中にあるワクワクするアイデアを、合格を勝ち取る最強の「企画書」へと一緒に磨き上げましょう!

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。