【学部選び】「医学部」に向いている人って?偏差値だけじゃ測れない「医師の資質」と、日本の医療を支える7大学

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「医学部=成績トップの人が行くところ」 「お金持ちになれるから」

そんな理由だけで目指すと、入学後に地獄を見ます。 医学部は、職業訓練校です。人の命を預かるという「圧倒的な責任」と「終わりのない勉強」に、一生を捧げる覚悟があるか。

医学部は、生半可な気持ちでは務まりません。しかし、そこにしかない感動とやりがいがあるのも事実です。

今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「医学部に向いている人の3つの特徴」と、「日本の医療を支える7大学」について解説します。

医師免許は「パスポート」に過ぎません。 そのパスポートを持って、研究者になるのか、臨床医になるのか、行政官になるのか。 共通して求められるのは、「人間への深い関心」と「タフネス」です。

では、具体的にどんな人がこの過酷な道に向いているのでしょうか?

1. 医学部に向いている「3つのタイプ」

タイプA:答えが出るまで諦めない「探究者タイプ」

  • 「『なんとなく治った』では満足できない。なぜ治ったのかメカニズムを知りたい」
  • 「教科書に書いてあることでも、『本当にそうか?』と疑う癖がある」
  • 特徴: 未知の病気や生命現象に対して、論理的にアプローチできる人。
  • なぜ向いている? 基礎医学(研究)に向いています。医学はまだ解明されていないことだらけ。「なぜ?」を突き詰める執念が、新しい治療法を生み出します。

タイプB:人の痛みがわかる「共感・対話タイプ」

  • 「友達の悩み相談に乗っていると、自分ごとのように考えてしまう」
  • 「お年寄りの話を聞くのが苦にならない」
  • 特徴: 患者さんの不安や苦しみに寄り添い、信頼関係を築けるコミュニケーション能力が高い人。
  • なぜ向いている? 臨床医(現場の医師)の資質です。AI診断が進む未来において、医師に残される最大の役割は「患者の心に寄り添うこと(ナラティブ・メディスン)」だからです。

タイプC:何があっても折れない「鉄人タイプ」

  • 「部活でどれだけしごかれても、翌日にはケロッとしている」
  • 「徹夜や長時間労働でも、パフォーマンスが落ちにくい(※推奨はしませんが)」
  • 特徴: 精神的・肉体的なタフさ(レジリエンス)を持っている人。
  • なぜ向いている? 医師の仕事は激務です。当直、緊急手術、クレーム対応…。どんな状況でも冷静な判断を下すには、「心身の健康」が最強の武器になります。

2. 「医学部」のある代表的な7大学を紹介

医学部は、国立・私立、そして大学の歴史(旧帝大・旧六医大・新設など)によってカラーが全く異なります。

① 東京大学(医学部医学科)

  • 特徴:「理科三類(理三)」として知られる、日本の最難関・最高峰。
  • ポイント 臨床医(病院の先生)を育てるというよりは、「医学界のリーダー・研究者」を育てる大学です。日本の医療制度を作ったり、世界的な発見をしたりするのは、多くがここ出身の医師たちです。

② 東京科学大学(医学部医学科)

  • 特徴:2024年10月、「東京医科歯科大学」と「東京工業大学」が統合して誕生する新しい国立大学。
  • ポイント: 旧・東京医科歯科大の伝統である「臨床と研究の両立」に加え、東工大のテクノロジーが融合。「医工連携(AI・ロボット×医療)」の最前線となる、今最も注目すべき大学です。都心のキャンパス(湯島)も魅力。

③ 京都大学(医学部医学科)

  • 特徴:「研究の京大」。iPS細胞の山中伸弥教授に代表されるように、独創的な基礎研究に圧倒的な強みがあります。
  • ポイント 学生の自主性を重んじ、カリキュラムも比較的自由。「MD-PhDコース(医師免許と博士号を同時に目指す)」などが充実しており、世界を変える研究医を目指すならここです。

④ 大阪大学(医学部医学科)

  • 特徴: 伝統的に「免疫学」などの基礎研究に強く、同時に臨床の実力もトップクラス。
  • ポイント: 「臨床の阪大」とも呼ばれ、関連病院のネットワークが関西最強です。心臓移植や再生医療など、最先端の治療を現場で実践する力が鍛えられます。

⑤ 九州大学(医学部医学科)

  • 特徴: 旧帝国大学の一つとして、九州・アジアの医療拠点。
  • ポイント: 歴史的に「精神医学」や「心身医学」に定評があります。また、生活習慣病の大規模追跡調査(久山町研究)など、公衆衛生や疫学の分野でも世界的な成果を上げています。

⑥ 東京慈恵会医科大学(医学部医学科)

  • 特徴: 私立医学部の御三家の一つ。「病気を診ずして、病人を診よ」という建学の精神が有名です。
  • ポイント 学閥(派閥)が少なく、自由でリベラルな校風。患者さんを一人の人間として全人的に診る教育が徹底されており、臨床医としての腕と心を磨くには最高の環境です。

⑦ 順天堂大学(医学部医学科)

  • 特徴: 江戸時代の医学塾「順天堂」を起源とする名門。「仁(人は他人を思いやり、慈しむ心)」を掲げます。
  • ポイント: 「スポーツ医学」に強く、多くのアスリートをサポートしています。付属病院のブランド力も絶大で、非常に勢いのある大学です。

3. 総合型選抜・学校推薦型選抜で「医学部」を狙う戦略

医学部の総合型選抜(地域枠含む)は、一般入試以上に「医師としての適性」が見られます。

合格の鍵となるのは:

  1. 学力は前提: 共通テストで8割〜9割取れる基礎学力がないと、そもそも土俵に立てません。
  2. 面接(MMI): 複数の部屋を回って、倫理的ジレンマ(例:「余命わずかな患者への告知はどうするか?」)に対する判断力と人間性を問う面接が増えています。
  3. 志望理由の深さ: 「人を救いたい」だけでは弱いです。「なぜ地域医療なのか?」「なぜこの大学の研究室なのか?」を、自分の原体験(家族の病気、ボランティア経験など)と結びつけて語る必要があります。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

医学部受験は、合格がゴールではありません。そこから一生続く「勉強」のスタートラインです。

しかし、患者さんの「ありがとう」という言葉や、生命の神秘に触れる感動は、他のどの職業にも代えがたいものです。

「地域枠と一般枠、どっちが自分に合ってる?」 「面接で『医師に向いてない』と判断されないためには?」

医学部入試は情報戦です。迷ったら、KOSSUN教育ラボにご相談ください。あなたの「覚悟」を、合格への「確信」に変えるサポートをします!

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。