
- 1. 【学部選び】「学芸学部」に向いている人って?文理とアートの壁を越える!注目の大学を一挙紹介
- 2. 1. 学芸学部に向いている「3つのタイプ」
- 2.1. タイプA:言葉で世界と繋がる「グローバル・コミュニケーター」
- 2.2. タイプB:情報を価値に変える「メディア・クリエイター」
- 2.3. タイプC:感性を社会に活かす「アート&カルチャー・プロデューサー」
- 3. 2. 語学からメディア・音楽まで!個性豊かな大学
- 3.1. 【圧倒的ブランドと伝統を誇る名門女子大】
- 3.2. 【地域と社会に直結する特色ある学び】
- 4. 3. 総合型選抜で「学芸学部」を狙う戦略
- 4.1. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【学部選び】「学芸学部」に向いている人って?文理とアートの壁を越える!注目の大学を一挙紹介
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「文学部と何が違うの?」 「学芸学部って、何を学ぶところなのかフワッとしていてよくわからない……」
そんな疑問を持つ受験生は少なくありません。 「学(学問)」と「芸(芸術・技術)」の2文字が組み合わさった「学芸学部」は、古い文学部の枠組みを飛び越え、語学、文学、メディア、音楽、さらには情報科学まで、文系・理系・芸術の壁を軽々と越えて「人間の文化と表現」を総合的に学ぶ学部です。
特定のタコ壺に引きこもるのではなく、自分自身の興味に合わせて複数の学問を組み合わせ、現代社会の課題を「言葉」や「メディア」の力で解決していく。そんな柔軟でクリエイティブな人に最適なフィールドです。
今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「学芸学部に向いている人の3つの特徴」と、「独自の伝統と最先端の学びを誇る名門大学」について徹底解説します。
学芸学部は、特に女子大学において独自の発展を遂げてきた、非常に伝統と革新性が入り交じる学部です。 「言葉の力」「メディアの力」「芸術の力」を総動員して、多様化する現代社会を生き抜く「表現者」や「課題解決のプロ」を育てます。
では、具体的にどんな人がこの知的好奇心あふれる学部に向いているのでしょうか?
1. 学芸学部に向いている「3つのタイプ」
タイプA:言葉で世界と繋がる「グローバル・コミュニケーター」
- 「英語や他国の言語を単なる『文法』としてではなく、その国の歴史や文化、人々の価値観(文学)とセットで深く学びたい」
- 「将来は高い語学力を活かして、翻訳、通訳、あるいは外資系企業や航空業界でグローバルに活躍したい」
- 特徴: 「言葉=コミュニケーションの最強の武器」と捉え、異文化を深く理解し、国境を越えて人と人を繋ぐ架け橋になりたい人。
- なぜ向いている?: 学芸学部の英語・国際系学科は、単なる語学学習を超え、文学や文化研究を通した高度な異文化理解と、実践的な語学運用能力を徹底的に鍛え上げるからです。
タイプB:情報を価値に変える「メディア・クリエイター」
- 「テレビ、雑誌、Web、SNSなどのメディアが社会に与える影響を社会学的に分析したい」
- 「自分自身も映像作品を作ったり、雑誌の編集、Webデザインなどのクリエイティブなスキルを身につけたい」
- 特徴: 情報を「消費する」側から「発信する」側へ回り、テクノロジーと表現力を駆使して、人々の心を動かすコンテンツを企画・制作したい人。
- なぜ向いている?: メディア情報系の学科では、情報科学(IT)の基礎から、実際の映像制作、デザイン、メディア論まで、文系・理系の枠を越えた実践的な表現手法を学べるからです。
タイプC:感性を社会に活かす「アート&カルチャー・プロデューサー」
- 「音楽や芸術が好きだが、単なるプレイヤーになるのではなく、それを社会や教育にどう活かすか(アートマネジメント)を考えたい」
- 「日本の古典文学から現代のサブカルチャーまで、幅広い文化を研究し、新しい価値を見出したい」
- 特徴: 文化や芸術が持つ「人を癒やす力」や「社会を豊かにする力」を信じ、それをビジネスや地域社会に還元する仕組みを作りたい人。
- なぜ向いている?: 音楽学科や日本文学科などを擁する大学も多く、豊かな感性を理論(学問)で裏付け、社会に実装するプロデュース能力が養われるためです。
2. 語学からメディア・音楽まで!個性豊かな大学
学芸学部は大学によって設置されている学科(専門領域)が大きく異なります。今回は、歴史ある名門から地域密着型まで、注目の大学を紹介します。
【圧倒的ブランドと伝統を誇る名門女子大】
- ① 津田塾大学(学芸学部): 日本の女子高等教育のパイオニア。「英語英文」「国際関係」「多文化・国際協力」といった文系領域に加え、女子大としては極めて珍しい「数学科」「情報科学科」という理系学科を擁するのが最大の特徴です。津田塾大学の伝統である「少人数教育(一人ひとりに目の行き届く教育体制)」によって確かな基礎学力と高度な専門性を身につることができます。
- ② 同志社女子大学(学芸学部): 京都の洗練されたキャンパスで学ぶ、西日本屈指の名門。学芸学部の枠組みの中に「音楽学科」「メディア創造学科」「国際教養学科」という、全く毛色の異なる3つの学科が存在します。音楽の専門教育から、プログラミングや映像制作を駆使したメディア表現、そして全編英語の授業まで、非常に多彩で最先端の表現手法を学べるエキサイティングな環境です。
【地域と社会に直結する特色ある学び】
- ③ 宮城学院女子大学(学芸学部): 東北地方の女子教育を牽引する、仙台の伝統校。「日本文学」「英文学」「人間文化」「心理行動科学」「音楽」の5学科に2026年4月「英語文化コミュニケーション学科」が加わります。心のメカニズムを紐解く心理学から、プロの演奏家や音楽教員を育てる音楽科まで、人間の内面と文化を深く探求します。東北の地域社会と連携したプロジェクトも盛んです。
- ④ 相模女子大学(学芸学部): 神奈川県相模原市に広大なキャンパスを持ちます。「日本語日本文学科」「英語文化コミュニケーション学科(2025年度入学生まで)」「国際コミュニケーション学科」「子ども教育学科」「メディア情報学科」「生活デザイン学科」で構成されています。学部学科の枠組みを越えた新しい教育システムとして、2016年度より「学科横断プログラム」をスタートしました。学科を横断して学ぶことで、幅広い知識と就職に強い実践的な学びを得られます。
- ⑤ 広島文化学園大学(学芸学部): 広島に拠点を置く共学の大学です「音楽学科」「子ども学科」の2学科制。「子ども学科」では、入学後に選べるコース制で小学校教諭、特別支援学校教諭、幼稚園教諭、保育士の中から2つの免許や資格を取得できます。「音楽学科」では、音楽の指導・演奏グレードの資格や検定を目指せるだけではなく、高校・中学校の音楽教諭、ピアノ講師の資格取得が可能です。中国地方で唯一、「音楽療法士1種」の資格取得もめざせるのも大きな魅力です。
3. 総合型選抜で「学芸学部」を狙う戦略
学芸学部の総合型選抜(AO入試・推薦入試)において、「本を読むのが好きです」「映像を作るのが趣味です」「英語が得意です」という「自分の趣味や特技の発表会」になってしまうと、大学での学問としての深みが足りず不合格となります。
合格する志望理由の鉄則: 「私は、SNSにおける『若者の活字離れと、フェイクニュースによる情報リテラシーの低下(社会課題)』を解決したいです。単に本を読めと啓発するのではなく、メディアの特性を理解した新しい情報発信の形が必要です。貴学のメディア創造学科(または情報科学科など)でメディア社会学とデジタル表現技術を横断的に学び、活字文化の深みとWebメディアの拡散力を掛け合わせた『Z世代向けの新しいオンライン書評プラットフォーム』を企画・運営する編集者になりたいです」
重要なのは、「あなたの興味(語学、文学、メディア、音楽など)」を、「現代社会の課題解決」に結びつけ、それを学芸学部の「文理・芸術を横断するアプローチ」でどう実現するかを論理的に語ることです。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
学芸学部は、「文系だから」「理系だから」という思い込みを捨て、あなたの中にある「何かを表現したい」「社会に伝えたい」という情熱を、学問と技術(アート・IT・語学)の力で磨き上げる最高の工房です。
今回紹介した大学の学びの中で、あなたは「語学や国際文化を通したアプローチ」、「メディアやITを通したアプローチ」、あるいは「音楽や心理といった人間の内面に迫るアプローチ」のどれに一番ワクワクしますか?
もしよろしければ、あなたの直感的な興味や、将来「こんな風に自分を表現してみたい」というイメージを教えてください。それをベースに、総合型選抜の面接官を惹きつける「あなただけの表現×社会課題の探究テーマ」のストーリーを一緒に練り上げていきましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。


