
- 1. 【学部選び】「工学部」に向いている人って?ただの理系じゃない!未来を実装するエンジニアの卵たちへ
- 2. 1. 工学部に向いている「3つのタイプ」
- 2.1. タイプA:分解と改造が好きな「メカニックタイプ」
- 2.2. タイプB:不便を許せない「カイゼン(改善)タイプ」
- 2.3. タイプC:SFが現実に追いつくのを待てない「未来志向タイプ」
- 3. 2. 「工学部」のある代表的な7大学を紹介
- 3.1. ① 東京大学(工学部)
- 3.2. ② 東京科学大学(旧・東京工業大学)(工学院 他)
- 3.3. ③ 京都大学(工学部)
- 3.4. ④ 大阪大学(工学部)
- 3.5. ⑤ 早稲田大学(基幹・創造・先進理工学部)
- 3.6. ⑥ 慶應義塾大学(理工学部)
- 3.7. ⑦ 東京理科大学(工学部・創域理工学部)
- 4. 3. 総合型選抜で「工学部」を狙う戦略
- 4.1. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【学部選び】「工学部」に向いている人って?ただの理系じゃない!未来を実装するエンジニアの卵たちへ
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「理学部と工学部、どっちに行けばいいの?」 「数学や物理が得意なら、工学部で正解?」
この悩みは、理系選択における永遠のテーマです。 一言で言うと、理学部が「世界がどうなっているか(真理)」を追求する場所なら、工学部は「科学を使って、人間を幸せにする道具(技術)」を作る場所です。
iPhoneも、自動運転車も、地震に強いビルも、すべて工学の結晶です。
今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「工学部に向いている人の3つの特徴」と、「日本の技術立国を支える7大学」について解説します。
工学部(エンジニアリング)は、現代の魔法使いです。 「空を飛びたい」と思えば飛行機を作り、「遠くの人と話したい」と思えばスマホを作る。 「ないものを、作る」このシンプルな喜びにワクワクできるかどうかが、工学部の適性を分けます。
では、具体的にどんな人が向いているのでしょうか?
1. 工学部に向いている「3つのタイプ」
タイプA:分解と改造が好きな「メカニックタイプ」
- 「子供の頃、時計やおもちゃを分解して親に怒られた」
- 「既製品のままだと満足できず、自分好みにカスタマイズしたくなる」
- 特徴: 「中身はどうなっているんだろう?」という好奇心が強く、手を動かすのが好きな人。
- なぜ向いている?: 工学の基本は「構造の理解」と「再構築」です。機械工学や電気電子工学では、この飽くなき探究心がそのまま設計能力に直結します。
タイプB:不便を許せない「カイゼン(改善)タイプ」
- 「『なんでこのアプリ、こんなに使いにくいの?』とイライラする」
- 「もっと効率的なやり方があるはずだ、と常に考えている」
- 特徴: 現状に満足せず、より良くするためのアイデア(ソリューション)を考えられる人。
- なぜ向いている?: エンジニアの仕事は「課題解決」です。情報工学や経営工学では、世の中の「不便」を技術で「便利」に変える発想力が求められます。
タイプC:SFが現実に追いつくのを待てない「未来志向タイプ」
- 「ドラえもんの道具を本気で作りたいと思ったことがある」
- 「宇宙エレベーターや空飛ぶクルマの話を聞くと胸が踊る」
- 特徴: 夢物語を「技術的な課題」として捉え直し、実現へのロードマップを描ける人。
- なぜ向いている?: 航空宇宙工学やロボティクスなどの最先端分野では、「夢」を物理法則と計算式で「現実」にする力が求められます。
2. 「工学部」のある代表的な7大学を紹介
日本の工学教育は世界トップレベルです。大学ごとに「強み」や「カラー」が異なります。
① 東京大学(工学部)
- 特徴: 日本の工学研究の最高峰。本郷キャンパスには歴史ある重厚な実験棟が並びます。
- ポイント: 工学部には現在16の学科があります。単に部品を作るのではなく、社会システム全体を設計するような大きな視座を持つリーダーを育成しています。
② 東京科学大学(旧・東京工業大学)(工学院 他)
- 特徴: 2024年10月、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して誕生。日本の理工系大学の頂点です。
- ポイント: 学生の9割が大学院に進学するという「研究者の総本山」。大岡山キャンパスには、スーパーコンピューター「TSUBAME」があり、圧倒的な計算資源と実験設備を誇ります。「科学技術で世界を変える」という気概に満ちています。
③ 京都大学(工学部)
- 特徴: 「自由の学風」から生まれる、独創的な工学。
- ポイント: 企業との共同研究も盛んですが、「何に役立つかわからないけど面白い」という基礎研究を大切にする風土があります。ノーベル賞学者の系譜に連なる、世界初・日本初の技術がここから生まれています。
④ 大阪大学(工学部)
- 特徴:「地域に生き、世界に伸びる」。産業界との結びつきが非常に強い大学です。
- ポイント: 「応用自然科学科」「応用理工学科」「電子情報工学科」「環境・エネルギー工学科」「地球総合工学科」の5つの科目で構成されています。実用化を意識した研究が多く、就職にも滅法強いです。
⑤ 早稲田大学(基幹・創造・先進理工学部)
- 特徴: 私学随一の規模。工学部を3つの学部(基幹・創造・先進)に再編し、専門性を高めています。
- ポイント: 「創造理工学部」の建築学科は特に有名で、数多くの建築家を輩出しています。早稲田の自由な雰囲気の中で、文系学生とも交流しながら、広い視野を持つエンジニアが育ちます。
⑥ 慶應義塾大学(理工学部)
- 特徴: 横浜・矢上キャンパスにある「慶應のリコウ」。
- ポイント: 慶應は「工学部」ではなく「理工学部」です。つまり、「理学(理論)」と「工学(実践)」を融合させているのが特徴。基礎理論をしっかり学びつつ、それを社会実装する応用力も鍛えます。研究室の結束が固く、卒業後のネットワークも強力です。
⑦ 東京理科大学(工学部・創域理工学部)
- 特徴:「実力主義」を掲げ、鍛え上げられる大学。
- ポイント:留年率が高いことでも知られますが、それは「本物の実力がつくまで卒業させない」という愛の裏返し。企業からの信頼は絶大で、「理科大卒なら即戦力」と評価されます。真面目にコツコツ努力できる人には最高の環境です。
3. 総合型選抜で「工学部」を狙う戦略
工学部の志望理由書で、「ロボットが好きです」「プログラミングが得意です」だけでは不十分です。 工学とは、Engineering for Human Life(人間のための技術)だからです。
合格する志望理由の鉄則: 「私は祖母の介護経験から、高齢者の自立を支援したいと考えました(課題)。しかし、既存のロボットは重くて高価です(技術的障壁)。そこで貴学で『ソフトロボティクス』を学び、安価で柔らかい介護スーツを開発したいのです(解決策)」
このように、「誰のために、何を作りたいか」というビジョンを語ってください。 また、数学や物理の基礎学力は必須です。総合型選抜であっても、口頭試問や筆記試験で理数系の能力は厳しくチェックされます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
工学部は、未来を予言するのではなく、未来を「作る」学部です。
あなたの頭の中にあるアイデアが、形になって動き出し、誰かの役に立つ。その瞬間の感動は、エンジニアにしか味わえません。
「情報系に行きたいけど、工学部と情報学部の違いは?」 「建築家になりたいけど、美大と工学部どっちがいい?」
技術の道は多岐にわたります。迷ったら、KOSSUN教育ラボにご相談ください。あなたの「作りたい」という情熱を、合格への設計図に変えましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。

