【学部選び】「情報数理学部」に向いている人って?AIのブラックボックスを数学で開け!明治学院大の新設学部を紹介

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「情報学部」と「情報数理学部」。 似ているようで、実は学ぶ際のアプローチの「深さ」が異なります。

AIが文章を書き、画像を自動生成する時代。「プログラミング言語の書き方」だけを学ぶ情報教育は、すぐにAIに代替されてしまうかもしれません。 情報数理学部が目指すのは、「表面的なツールの使い方を覚えること」ではなく、「そのテクノロジーの根底にある『数学(数理)』を理解し、未知のAIやシステムを自在に操り、創り出す力」を養うことです。

今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「情報数理学部に向いている人の3つの特徴」と、「文系名門大が本気で作った初の理系学部・明治学院大学」について解説します。

情報数理学部は、その名の通り「情報」と「数理(数学)」の両輪で走る学部です。 流行りのITスキルを追いかけるのではなく、時代が変わっても絶対に腐らない「数学的思考力」という最強のOSを頭にインストールする場所と言えます。

では、具体的にどんな人がこの奥深い学部に向いているのでしょうか?

1. 情報数理学部に向いている「3つのタイプ」

タイプA:AIの「中身」を解き明かしたい「原理・探究タイプ」

  • 「ChatGPTがすごいのはわかるけど、『なぜ』あんなことができるのか、裏側の仕組みを知りたい」
  • 「表面的なプログラミングだけでなく、アルゴリズムや暗号の基礎となる『数学』そのものに興味がある」
  • 特徴: 便利なツールをただ使うだけの「ユーザー」ではなく、テクノロジーの根本原理を数式レベルで理解したい人。
  • なぜ向いている?: この学部では、情報を扱うための「共通言語」として数学を徹底的に学びます。ブラックボックス化しがちなAIの中身を、数理科学の視点から論理的に紐解く力が身につきます。

タイプB:正しい技術で人を守りたい「倫理的テクノロジスト」

  • 「AIの進化は便利だけど、フェイクニュースやプライバシーの侵害など『負の側面』も気になる」
  • 「情報セキュリティの技術を使って、誰もが安心して暮らせるネット社会を作りたい」
  • 特徴: 技術の進歩を手放しで喜ぶだけでなく、「人間社会にとってどうあるべきか」という倫理観(モラル)を持てる人。
  • なぜ向いている?: 情報技術と社会の接点を重視し、サイバーセキュリティや情報倫理を学ぶカリキュラムが充実しているためです。効率だけでなく「人間のための技術」をデザインする力が養われます。

タイプC:最先端に触れ続けたい「未来適応型イノベーター」

  • 「データサイエンスや機械学習だけでなく、まだ誰も見たことがない『量子コンピュータ』の世界に触れてみたい」
  • 「変化の激しいIT業界で、10年後、20年後も最前線で通用するエンジニアになりたい」
  • 特徴: 今ある技術に満足せず、数学という普遍的な武器を使って、常に新しい領域へ自分をアップデートし続けたい人。
  • なぜ向いている?: 量子情報理論など、まだ世の中に普及しきっていない最先端の数理科学まで射程に捉えているのが情報数理の強みです。

2. 文系名門大が放つ理系の刺客:明治学院大学(情報数理学部)

「明学(めいがく)=文系の大学」というイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、2024年4月、明治学院大学に創立以来「初」となる理系学部が誕生しました。それが情報数理学部です。

明治学院大学(情報数理学部)

  • 特徴: 横浜キャンパスを拠点とする、1学年わずか80名の超・少人数精鋭学部。
  • ポイント:
    • ① 基礎から最先端へ(3つのコース) 1・2年次で数学と情報の基礎を徹底的に固め、3年次から「AI・データサイエンス」「情報システム・セキュリティ」「数理・量子情報」の3コースに分かれます。データ分析から未来の量子テクノロジーまで、専門性を深く極めることができます。
    • ② 数学を「共通言語」として鍛え直す 実は、一般入試において「数学Ⅲ」を必須としていません。その分、入学後に「基礎数学演習」などで数学を手厚くサポートしてくれます。先生との距離が近く、学生同士で教え合う温かい文化(明学らしさ)が理系学部にも根付いています。
    • ③ 「Do for Others(他者への貢献)」のIT: これこそが明学最大の強みです。単に効率や利益を追求する冷たいITではなく、明学の建学の精神に基づき、「AI時代に『人』が主役となる社会をどう創るか」という高い倫理観を持ったエンジニアを育成します。

3. 総合型選抜で「情報数理学部」を狙う戦略

情報数理学部(特に明治学院大学の自己推薦AO入学試験)の志望理由書では、「AIのプログラムが書けます」「データ分析に興味があります」といった技術ベースのアピールだけでは弱いです。

合格する志望理由の鉄則: 「私は、SNSにおけるフェイクニュースや誹謗中傷が引き起こす社会的分断(課題)に関心があります。この問題を解決するには、単にAIで悪意ある言葉を弾くだけでなく、そのアルゴリズムの透明性や情報倫理に基づいた安全なシステム設計(解決策)が必要です。貴学の『情報システム・セキュリティコース』で数理的理解と高度な情報倫理を学び、技術と人間の共生(Do for Others)を実現するエンジニアになりたいです」

重要なのは、「数学と情報の力(ハードスキル)を使って、誰のために、どんな社会問題を解決するのか(ソフトスキル)」をセットで語ることです。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

情報数理学部は、流行り廃りの激しいIT業界において、どんな未知のテクノロジーが現れても対応できる「揺るぎない数理の基礎」を身につける場所です。 「数Ⅲをやっていないけれど、本気で情報数理を学びたい!」 「明学の『他者への貢献』という理念を、どう理系の志望理由に結びつける?」

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。