【学部選び】「都市環境学部」に向いている人って?東京そのものが実験室!理系・文系を超えて未来を作る都立大を紹介

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「都市環境学部」と聞くと、何をイメージしますか? 「公園の管理をするの?」 「ゴミ問題の研究?」

もしそう思っているなら、東京都立大学(都立大)の都市環境学部を知った時、その守備範囲のあまりの広さに驚くはずです。

ここは、「東京」という世界最大級の巨大都市(メガシティ)を実験場にして、建築、土木、化学、地理、観光、そして政策まで、あらゆる手段で「人が生きる空間」をデザインする学部です。 理系・文系の枠を超えて、都市の未来を描きたい人にとって、これほどエキサイティングな場所はありません。

今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「都市環境学部に向いている人の3つの特徴」と、「この分野の最高峰・東京都立大学」について解説します。

都市環境学部は、一言で言えば「シムシティ(都市育成シミュレーションゲーム)のリアル版」です。 道路をどう通すか(土木)、どんな建物を建てるか(建築)、エネルギーをどう作るか(化学)、人をどう呼ぶか(観光)。 これら全てが「都市環境」の学びです。

では、具体的にどんな人がこの学部に向いているのでしょうか?

1. 都市環境学部に向いている「3つのタイプ」

タイプA:街の骨格を作りたい「地図に残る仕事人」

  • 「巨大な橋やダム、高層ビルを見るとワクワクする」
  • 「災害に強い街づくりで、多くの命を守りたい」
  • 特徴: 建築や土木(インフラ)に興味があり、物理的な構造物を通して社会に貢献したい人。
  • なぜ向いている?: 「建築学科」や「都市基盤環境学科」の領域です。デザインの美しさだけでなく、地震や台風に耐えうる構造計算や、100年後のメンテナンスまで考えられる論理的思考力が活かせます。

タイプB:目に見えない物質で革命を起こす「マテリアル科学者」

  • 「新しいエネルギー素材(電池など)を開発したい」
  • 「プラスチックごみ問題を、化学の力で解決したい」
  • 特徴: 都市を支える「素材(材料)」や「エネルギー」に興味があり、実験室での研究が好きな人。
  • なぜ向いている?: 「環境応用化学科」の領域です。都市は物質の塊です。環境に優しいコンクリートや、高効率な太陽光パネルなど、化学の力で都市のサステナビリティ(持続可能性)を支える研究ができます。

タイプC:人の流れと自然をデザインする「エリア・プロデューサー」

  • 「観光客が増えすぎて困っている京都のような問題を解決したい」
  • 「都会の中に、ホタルが住めるようなビオトープを作りたい」
  • 特徴: 都市における「自然」や「人の動き(観光)」に関心があり、文系的な視点(社会学・地理学)も持っている人。
  • なぜ向いている?: 「観光科学科」や「地理環境学科」の領域です。AIやビッグデータを使って人の流れを分析したり、ドローンで地形を解析したりと、最先端技術を使って「ソフト面のインフラ」を整えます。

2. 唯一無二の存在:東京都立大学(都市環境学部)

この学部を目指すなら、東京都立大学(TMU)は外せません。 なぜなら、ここには「東京」という世界最高の教材があるからです。

東京都立大学(都市環境学部)

  • 特徴: 南大沢キャンパス(広大で緑豊か)を拠点に、6つの学科を持つマンモス学部です。
  • ポイント:
    • ① 地理環境学科:「地形・地質学」「気候学」「環境地理学」「地理情報学」「都市・人文地理学」の5つの研究室が設置されています。 GIS(地理情報システム)を使った「空間分析」のプロを育てます。気候変動から都市計画まで、スケールの大きな視点が身につきます。
    • ② 都市基盤環境学科(土木) 「社会基盤分野」「環境システム分野」「安全防災分野」の3コースで構成されています。都庁インターンシップなどを通じて、「都市の基盤整備と維持管理」「環境の保全と創造」「自然災害の軽減」を学ぶことができます。「東京のインフラを守る」という明確なミッションを持った研究が豊富です。
    • ③ 建築学科: 建築と都市の関係までをデザインする課題が用意されているなど「課題が厳しい(=実力がつく)」ことでも有名です。
    • ④ 環境応用化学科: 化学分野をベースに「応用化学」に関する教育と研究が行われています。
    • ⑤ 観光科学科: 理系学部に「観光」があるのは非常に珍しいです。感性だけでなく、数理的アプローチ(データサイエンス)で観光を分析する、「理系観光学」のパイオニアです。
    • ⑥ 都市政策科学科: 現場体験型授業、少人数のワークショップが特徴的です。卒業研究などを通じて“都市に関する政策科学”を学びます。

3. 総合型選抜で「都市環境学部」を狙う戦略

都立大の都市環境学部は、学科ごとに求められる素養が全く異なります。 しかし、共通して重要なのは「東京(または大都市)が抱える課題への具体策」です。

合格する志望理由の鉄則(例:観光科学科の場合): 「私は、浅草の混雑問題(課題)を『勘』ではなく『データ』で解決したいです。人流データを解析し、混雑していない時間帯やルートをアプリで提案する『ナッジ(行動変容)』の仕組みを作りたい(解決策)。だからこそ、理系的な観光アプローチができる貴学で学びたいのです」

合格する志望理由の鉄則(例:環境応用化学科の場合): 「都市のヒートアイランド現象(課題)に対し、電気を使わずに熱を下げる『放射冷却素材』を開発したいです(解決策)。貴学の〇〇研究室のナノ材料技術を応用し、ビルの外壁に塗れる塗料として実用化を目指したいです」

このように、「都市の課題」×「学科ごとの専門技術(土木・建築・化学・情報)」を掛け合わせて語ってください。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

都市環境学部は、理系・文系の垣根を超えて、「私たちが住む場所の未来」を作る学部です。 東京というダイナミックなフィールドで、あなたのアイデアを形にしてみませんか?

「建築と土木、どっちが自分に合ってる?」 「理系科目が苦手だけど、観光科学科に行ける?」

都立大の入試は戦略が命です。迷ったら、KOSSUN教育ラボにご相談ください。あなたの「街へのこだわり」を、合格への設計図に変えましょう!

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。