【小論文対策】AIは敵か、味方か? 専門塾が教えるAI活用術と「絶対NG」な使い方

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「小論文のテーマが難しくて、何を書けばいいか分からない…」 「AIにテーマを入れたら、すごい答えが返ってきた!これ、そのまま使えないかな?」

総合型選抜(AO入試)の小論文対策で、ChatGPTをはじめとする生成AIの活用を考える受験生は非常に多いです。確かに、AIは非常に高性能で、一見すると完璧な文章を瞬時に作り出してくれます。

しかし、結論から言います。 AIに小論文を「お任せ」するのは絶対にNGです。 それは不正行為である以前に、あなたの合格可能性をゼロにします。

一方で、AIを「優秀なパートナー」として正しく活用するなら、これ以上ない「思考の壁打ち相手」になります。この記事では、AIを小論文対策の最強の味方にする方法と、絶対にやってはいけない危険な落とし穴について、専門塾の視点から徹底的に解説します。


AIは「あなたの代わりに考える」ものではなく、「あなたの思考を深め、広げる」ための道具です。準備段階で、最強のブレインストーミング相手として活用しましょう。

1. アイデアの「壁打ち」相手にする

自分一人では考えが堂々巡りになるとき、AIは新しい視点をくれます。

2. 多角的な視点を手に入れる

小論文では、自分の意見だけでなく、反対意見への配慮も重要です。

3. 構成案の「たたき台」を作ってもらう

どう書き出せばいいか分からない時、AIは論理の「型」を示してくれます。


なぜAIに「お任せ」は絶対ダメなのか?重大な3つの落とし穴

AIが生成した文章をそのまま、あるいは少し手直して提出することは、絶対にやってはいけません。それはあなたの合格を遠ざける、非常に危険な行為です。

落とし穴①:あなたの「思考」がゼロになる(=面接で必ずバレる)

総合型選抜で大学が見ているのは、文章の上手さではなく、「あなたの思考のプロセス」と「人間性」です。AIが書いた文章には、あなたの悩み、葛藤、経験、情熱は一切含まれていません。

そして、その薄っぺらさは、二次選考の面接(口頭試問)で100%バレます。 面接官は、あなたが提出した小論文を読み、「なぜ、あなたはここでこう考えたのですか?」と深く掘り下げてきます。

面接官:「この部分のデータについて、もう少し詳しく説明してくれますか?」

あなた:「……(AIが書いたので分からない)」

こうなれば、その時点で不合格は確定です。

落とし穴②:AIは「それらしい嘘」をつく(ファクトエラー)

AIは、インターネット上の膨大な情報を学習していますが、その情報が正しいかどうかを完璧に判断することはできません。時には、存在しないデータや、間違った事実を、さも本当であるかのように生成します(ハルシネーション)。

小論文において、事実誤認(ファクトエラー)は致命的な減点対象です。AIの情報を鵜呑みにすることは、時限爆弾を答案に仕込むようなものです。

落とし穴③:著作権侵害・不正行為のリスク

AIが生成した文章が、インターネット上の誰かの記事や論文を無断でコピー&ペースト(剽窃・コピペ)している可能性は常にあります。これは重大な著作権侵害にあたります。

大学側もAI検出ツールを導入し、対策を強化しています。AIによる作成が発覚した場合、不正行為とみなされ、合格が取り消されるのは当然です。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

AIは、あなたの思考を助ける「優秀なアシスタント」にはなりますが、あなたの代わりに「思考する」ことはできません。

AIとのブレインストーミングで得たアイデアや論点を、あなた自身の経験や価値観と結びつけ、自分だけの言葉で再構築する作業こそが、本当の小論文対策です。

AIを賢く使いこなし、最後はあなたにしか書けない、熱意のこもった小論文を書き上げてください。

もし、AIとの付き合い方や、自分の考えを文章にする方法に悩んだら、いつでも私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。あなたの挑戦を、心から応援しています。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。