【志望理由書の罠】その書き出し、損をしていませんか?「選ばれる受験生」が絶対にやらない3つのパターン

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「書き出しが一番大事」とよく言われますが、実は多くの受験生が陥ってしまう「書き出しの罠」が存在します。

面接官は、膨大な数の書類を読みます。最初の数行で「またこのパターンか」と思われてしまうか、「おっ、この学生の話を詳しく聞きたい」と思わせるか。

今回は、志望理由書の書き出しで避けるべきNG例と、一瞬で心を掴むための極意を解説します。


1. 受験生が陥りやすい「3つのNG書き出し」

良かれと思って書いてしまいがちな、実は評価が上がりにくいパターンを紹介します。

① 「幼少期からの夢」パターン

「私は幼い頃から、人の役に立つ仕事がしたいと思っていました」 「小学生の頃から貴学に憧れていました」

【なぜ罠なのか?】 動機としては素敵ですが、具体性に欠け、誰にでも書けてしまいます。「人の役に立ちたい」のは受験生の共通前提です。大学が知りたいのは「具体的にどの分野の、どんな課題を、どう解決したいのか」という、現在の解像度が高い志です。

② 「大学パンフレット要約」パターン

「貴学のオープンキャンパスに参加し、〇〇という充実した設備と、〇〇という建学の精神に深く感銘を受けたため、志望いたしました」

【なぜ罠なのか?】 これでは大学の紹介になってしまいます。面接官は自大学の魅力は十分に知っています。必要なのは「大学の良さ」ではなく、「その環境が、なぜ『今のあなた』に必要不可欠なのか」という主観的な理由です。

③ 「格言・偉人の言葉」パターン

「『天才とは1%の才能と99%の努力である』。エジソンのこの言葉を胸に、私は……」

【なぜ罠なのか?】 格言は強力ですが、一歩間違えると「借り物の言葉」に頼っている印象を与えます。志望理由書は、偉人の考えではなく「あなたの考え」を述べる場所です。冒頭に置くなら、自分の経験から導き出した「自分の言葉」の方が何倍も価値があります。


2. 採用される書き出しは「社会の問い」と「自分」を繋ぐ

では、どのような書き出しが理想的なのでしょうか。KOSSUN教育ラボが推奨するのは、「志の宣言(未来)」から入る方法です。

推奨:結論(ビジョン)から始める

「私は将来、〇〇という技術を用いて、〇〇という社会課題を根本から解決したいと考えています。」

このように、「自分は何のために大学へ行くのか」というゴールを最初に提示します。 これにより、読み手は「あぁ、この子は〇〇の問題を解決したいから、うちの〇〇学部を志望しているんだな」という明確な地図を持って、その後の文章を読み進めることができます。


3. 「足で稼いだ違和感」をスパイスにする

さらにレベルの高い書き出しを目指すなら、4月のうちに皆さんに推奨している「現場での一次情報」を盛り込みましょう。

例)「私は4月、〇〇の現場を訪問し、〇〇という光景を目の当たりにしました。そこで感じた『なぜ〇〇なのか』という強い違和感が、私の研究の原点です。」

ネットで調べた知識ではなく、自分の目で見て、耳で聞いた「違和感」や「感動」から書き始める文章には、圧倒的なオリジナリティと説得力が宿ります。


4. 「書き出し」を10パターン作ってみる

書き出しで迷わないために、今からできるトレーニングです。

  1. 「自分史」から「原体験」を一つ選ぶ。
  2. それをもとに、異なるアプローチで「志の宣言」を10個書いてみる。
  3. 信頼できる大人や先生に読み比べてもらい、どれが一番「あなたらしい」かフィードバックをもらう。

1行目を決めてしまうことで、その後の「過去・現在・未来」のストーリーが驚くほどスムーズに繋がるようになります。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

志望理由書の書き出しは、大学の門を叩く「ノック」のようなものです。 形式的な挨拶をするのではなく、「私はこれを学びにきました!」という明確な意志を込めてください。

あなたが「足を使って」見つけてきた小さな気づきこそが、最高の書き出しを作る材料になります。かっこいい言葉を並べる必要はありません。あなたの心の奥底にある「なぜ?」を、真っ直ぐな言葉で1行目に置いてみましょう。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。