【書類作成の罠】志望理由書で専門用語は「使いこなす」べき?「伝わる表現」と「言葉の重み」のバランス術

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「少しでも頭が良さそうに見せたい」「専門知識があることをアピールしたい」という気持ちから、ついつい難しい専門用語を詰め込んでしまっていませんか?

実は、志望理由書における専門用語の使い方には、合格を左右する「超重要なルール」があります。

今回は、専門用語とどう付き合うべきか、そして「本当に伝わる表現」とは何かについて詳しく解説します。


1. 専門用語の「多用」が逆効果になる理由

大学の先生(試験官)はその分野のプロフェッショナルです。高校生が背伸びして使った専門用語は、すぐに見抜かれます。

  • 「理解不足」が露呈するリスク: 用語の意味をわずかにでも履き違えて使っていると、「この受験生は表面的な知識しかない」と判断され、かえって評価を下げてしまいます。
  • 論理の空洞化: 難しい言葉を使うことで「説明したつもり」になり、肝心の「あなた独自の視点」や「具体的な根拠」が抜け落ちてしまうことが多々あります。
  • 「読みづらさ」の要因: 専門用語の羅列は文章のリズムを悪くし、読み手にストレスを与えます。

2. 専門用語を「使いこなす」ための鉄則

専門用語を全く使うな、ということではありません。大切なのは「自分の言葉として血肉化できているか」です。

① 「自分の言葉」で定義できるか

その用語を、中学生にもわかるような易しい言葉で言い換えることができますか? もしできないのであれば、まだその言葉を使いこなせる段階ではありません。

② 「なぜその言葉が必要か」を考える

その概念を説明するために、どうしてもその専門用語でなければならない理由がある場合にのみ使用しましょう。単なる飾りとしての用語は不要です。

③ 具体的なエピソードとセットにする

用語を単独で出すのではなく、あなたの実体験や調査結果と結びつけて使いましょう。

  • NG: 「私は貴学で『アグリカルチャー・レジリエンス』を学びたいです。」
  • OK: 「4月に〇〇農家を訪問し、気候変動による被害を目の当たりにしました。この経験から、災害に強い農業を構築する『アグリカルチャー・レジリエンス』の重要性を痛感しました。」

3. 「専門用語」よりも「伝わる表現」を優先する

合格する志望理由書に共通しているのは、「解像度の高い、具体的な言葉」が使われていることです。

  • 抽象的な表現を避ける: 「地域活性化」→「シャッター通りとなった〇〇商店街に、若者が集まるカフェを増やすこと」 「多様性の理解」→「国籍や障害の有無に関わらず、同じ公園で子供たちが遊べる仕組みを作ること」
  • 動詞にこだわる: 「貢献したい」という抽象的な動詞よりも、「変える」「創り出す」「橋渡しをする」など、あなたの具体的なアクションが見える動詞を選びましょう。

4. 今からできる「言語化トレーニング」

専門用語に頼らずに想いを伝える力を養うために、今からできることがあります。

  • 「専門用語禁止」で説明してみる: 自分の興味があるテーマについて、家族や友人に専門用語を一切使わずに3分間で説明してみてください。これができれば、あなたの理解は本物です。
  • 類語辞典を活用する: 自分がよく使ってしまう「便利な言葉(例:コミュニケーション、成長、支援など)」を別の言葉に置き換えられないか探してみましょう。言葉のバリエーションが増えると、表現の幅が広がります。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

大学側が求めているのは、「知ったかぶりをする高校生」ではなく、「自分の足と頭を使って見つけた課題を、自分の言葉で一生懸命に伝えようとする受験生」です。

難しい言葉で自分を飾り立てる必要はありません。 あなたが現場で感じたこと、自分史を掘り下げて見つけた想いを、誠実に、そして具体的に綴ってください。その「等身大の言葉」こそが、最も強く面接官の心に響きます。

「自分の志望理由書、専門用語を使いすぎていないかな?」「もっと伝わる表現にしたい!」と悩んでいる皆さん。

KOSSUN教育ラボでは、あなたの「想い」を、大学側に正しく、かつ魅力的に伝えるための言語化サポートを行っています。

プロの視点で、あなたの文章を「合格レベル」へとブラッシュアップします。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。