
【東工大 総合型選抜】合格最低点は?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜は、学力試験の点数だけで合否を決める一般選抜とは根本的に異なります。この選抜方式は、出願書類(志望理由書、活動実績報告書、調査書、推薦書など)、そして面接(口頭試問を含む)などを通じて、受験生を多面的・総合的に評価することを目的としています。
東工大は、特定の分野に対する卓越した能力、強い探究心、学習意欲、将来性など、点数化しにくい要素を重視して、「尖った才能」を持つ学生を発掘しようとしています。
評価には以下のような要素が含まれます:
- 出願書類: 志望理由、活動実績、学業成績、推薦内容など。
- 英語能力: 基準を満たす英語外部試験スコアの提出が必須(出願資格)。
- 面接・口頭試問: 専門分野への適性、基礎学力(数学・理科)、論理的思考力、コミュニケーション能力、学習意欲など。
最終的な合否は、これらの要素を総合的に判断して決定されるため、特定の科目や全体の「合格最低点」という指標を設定することが難しいのです。ある受験生は活動実績と面接での評価が高く、別の受験生は書類と口頭試問での学術的なポテンシャルが高く評価される、といったように、合格者のプロファイルは多様です。
合格最低点の代わりに目指すべきもの
合格最低点がないからといって、基準がないわけではありません。合格者は総じて非常に高いレベルで各評価項目を満たしています。目指すべきは以下の点です:
- 出願資格(特に英語)の確実なクリア: まずは、募集要項で定められた英語外部試験の基準スコアを満たすことが大前提です。
- 高い基礎学力: 調査書の評定平均値だけでなく、特に数学・理科の深い理解が口頭試問などで問われます。
- 説得力のある出願書類: なぜ東工大なのか、何を学びたいのか、自分の強みは何かを、具体的な活動実績を交えて論理的に記述することが重要です。
- 万全な面接・口頭試問対策: 提出書類の内容を深く理解し、自身の考えを明確に述べられるように準備します。専門分野に関する基礎的な質問に的確に答える学力も必須です。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
東工大の総合型選抜において、「合格最低点」を探すことに固執するのではなく、自身の強みを多角的にアピールできる、質の高い出願準備に集中することが合格への鍵です。書類作成から面接対策まで、総合的な実力を高めていきましょう。
※最新かつ正確な入試情報については、必ず東京工業大学の公式ウェブサイトや最新の募集要項をご確認ください。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

