
【桜美林大学 総合型選抜】「学群制」総合型選抜の全貌と合格戦略
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
日本で初めて「学群制」を導入し、リベラルアーツから航空・マネジメントまで、非常に幅広い学びを提供している桜美林大学。そのユニークな教育環境に惹かれ、総合型選抜での受験を考えている方も多いのではないでしょうか。
「桜美林の総合型選抜って、具体的に何が評価されるの?」 「7つも学群があって、どこが自分に合っているかわからない…」 「学群制をどうアピールすればいいんだろう?」
この記事では、そんな皆さんの疑問に答えるため、桜美林大学の「総合型選抜」を徹底的に分析。その本質と、合格の鍵を握る「学群」という独自のシステムをどう攻略するか、具体的な戦略を詳しく解説していきます。
桜美林大学が求める人物像の核心:「キリスト教精神に基づく国際的人材」
対策を始める前に、まず桜美林大学がどのような学生を求めているのか、その根幹にある建学の理念を理解することが不可欠です。それは、「キリスト教精神に基づく国際的人材の育成」です 。
これは、単に学力が高いだけでなく、
- 多様な文化や価値観を受け入れ、他者と協働できる精神
- グローバルな視野を持ち、社会に貢献しようとする高い志
- 主体的に学び、自らの可能性を切り拓いていく意欲
これらを持つ、未来のグローバル・シチズンを求めているという明確なメッセージです。総合型選抜は、ペーパーテストだけでは測れない、あなたのそうした資質や人間性、そして将来性を示すための絶好の機会なのです。
総合型選抜:あなたの「個性」と「情熱」で勝負する入試
桜美林大学の総合型選抜は、あなたの個性や経験、そして未来への意欲を多角的に評価する入試です。
- どんな人向け? 学業の枠にとらわれず、高校時代の主体的な活動経験(部活動、ボランティア、探究活動、留学など)や、特定の分野への強い情熱をアピールしたい人に向いています。評定平均の基準がなく、まさにあなた自身の「これまで」と「これから」を伝える入試です。
- 選考のポイント この入試の核心は、一次選考の書類審査と二次選考の面接・口頭試問です。
- 書類審査: エントリーシートや活動報告書で、あなたの経験が単なる実績の羅列で終わらないよう、その活動を通じて何を学び、どう成長したのかを深く掘り下げましょう。「なぜ桜美林なのか」「なぜその学群なのか」という志望動機と一貫したストーリーで語ることが重要です。
- 面接・口頭試問: 書類で示したあなたの経験や問題意識が本物であるか、そして大学の教育理念への理解度や学習意欲が、教員との対話を通じて深く問われます。
合格の鍵を握る「学群制」をどう活かすか?
桜美林大学の最大の特徴は、7つの多様な「学群」と、専門分野の「メジャー」と関心のある分野の「マイナー」を組み合わせられる「メジャー・マイナー制」にあります 。これを理解し、アピールに活かすことが合格への近道です。
- 7つの学群
- リベラルアーツ学群
- グローバル・コミュニケーション学群
- ビジネスマネジメント学群
- 健康福祉学群
- 芸術文化学群
- 教育探求科学群
- 航空・マネジメント学群
戦略的アドバイス
- 「学群制」を逆手にとり、あなたの多面性をアピールする この制度は、あなたが一つの分野だけでなく、幅広い領域に知的好奇心を持っていることをアピールできる絶好のチャンスです。例えば、「ビジネスマネジメント学群を第一志望とするが、芸術文化学群の学びにも興味があり、アートとビジネスを融合させた企画を将来手がけたい」というように、学群を横断する自分だけの学びのビジョンを具体的に語ることは非常に有効です。これにより、単一の学部にしか興味がない受験生との差別化が図れます。
- すべての経験を「国際的人材」というゴールに繋げる あなたの部活動の経験、文化祭での役割、ボランティア活動。それらの経験が、どのようにして「キリスト教精神に基づく国際的人材の育成」という大学の理念に繋がるのかを深く考え、志望理由書や面接で一貫して語りましょう。これが、あなたの物語に説得力を持たせる最も重要な要素です。
- 二次選考は「対話」の場。思考力と人間性を磨く 面接や口頭試問は、大学との「対話」です。独りよがりなアピールではなく、質問の意図を正確に読み取り、的確に応答する力が求められます。自信を持って臨むためには、専門家との実践的なトレーニングを重ね、思考力と表現力を磨き上げることが極めて有効です。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
桜美林大学の総合型選抜は、偏差値だけでは測れないあなたの主体性、行動力、そして人間性を正当に評価してくれる、挑戦しがいのある入試です。
もし、「自分にどの学群が合っているのか分からない」「学群制を活かした志望理由書の書き方に悩んでいる」と感じたら、ぜひ一度私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。 私たちは、あなたの可能性を最大限に引き出す最適な入試戦略を、共に考え、設計するプロフェッショナルです。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。