
【武蔵野大学 総合型選抜】総合型選抜の全貌と合格戦略
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「世界の幸せをカタチにする。」という壮大なビジョンを掲げ、13学部21学科を擁する総合大学として発展を続ける武蔵野大学。その門戸は、あなたの個性や探究心、そして未来への熱意を評価する「総合型選抜」によって大きく開かれています。
しかし、その方式は「面接型」と「基礎学力型」に分かれており、それぞれに特色があります。
「総合型選抜Ⅰ期(面接型)の課題・作品って、何を準備すればいいの?」 「Ⅱ期は奨学金の対象になるって本当?」 「自分はどちらの方式に向いているんだろう?」
この記事では、そんな皆さんの疑問に答えるため、武蔵野大学の総合型選抜を徹底的に分析。2つの主要な選抜方式「総合型選抜Ⅰ期(面接型)」と「総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)」(ムサシノスカラシップ選抜)に焦点を当て、その本質と合格を掴むための具体的な戦略まで、詳しく解説していきます。
武蔵野大学が求める人物像の核心:「仏教精神」と「世界の幸せ」
対策を始める前に、まず武蔵野大学がどのような学生を求めているのか、その根幹にある理念を理解することが不可欠です。武蔵野大学は、「仏教精神を根幹として学識、情操、品性ともにすぐれた人格を育成する」ことを目的としています 。
これは、単に知識が豊富なだけでなく、
- 他者と自己を理解し、自発的に踏み出す意欲
- 課題を多角的にとらえ、創造的に考える意欲
- 多様な人々のなかで、自らを考え表現・発信する意欲
これらを持つ、世界の平和と人類の幸福に寄与しようとする高い志を持った学生を求めているという明確なメッセージです 。総合型選抜は、まさにあなたのそうした資質や人間性、そして将来性を示すための絶好の機会なのです。
あなたの「強み」はどちらで輝く?2つの総合型選抜を徹底比較
武蔵野大学の総合型選抜は、あなたの個性や得意分野に合わせて挑戦できるよう、大きく2つのタイプが用意されています。
1. 総合型選抜Ⅰ期(面接型):あなたの「経験」と「情熱」で勝負する
- どんな人向け? 高校時代の主体的な活動経験をアピールしたい人に向いています。「フィールド・スタディーズ」として、国際交流、課外活動、ボランティアなどの経験や、特定のテーマに関する「課題・作品」の提出を通じて、あなたのリーダーシップや主体性、探究心を評価します 。
- 選考のポイント この入試の核心は、一次選考の書類審査と二次選考の面接・口頭試問です 。
- 書類審査: エントリーシートや調査書に加え、各学科が指定する「課題・作品」の提出が求められます。例えば、文学部日本文学文化学科では創作(短歌・俳句)や評論が 、アントレプレナーシップ学部ではビジネスアイデアをまとめた指定フォーマットの提出が必須です 。
- 面接・口頭試問: 書類で示したあなたの経験や問題意識が本物であるか、そして大学の教育理念への理解度や学習意欲が、教員との対話を通じて深く問われます 。
2. 総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象):あなたの「学力」と「意欲」で勝負する
- どんな人向け? 高校での学びをしっかりと身につけ、確かな基礎学力を証明したい人、そして経済的な支援を受けながら大学で学びたい人に最適な入試です。この選抜は「武蔵野大学申請型奨学金制度」の対象となっており、優秀な成績で合格すると最大4年間(薬学部は6年間)の授業料が全額または半額免除されるチャンスがあります 。
- 選考のポイント この入試は、一次試験の「基礎学力検査」と二次試験の「面接・書類審査」で構成されます 。
- 一次試験(基礎学力検査): マークシート方式で、学部・学科ごとに指定された科目を受験します 。例えば、多くの文系学部では「英語」と「国語または数学」の2科目で判定されます 。ここで、大学での学びに必要な基礎知識・技能が評価されます。
- 二次試験(面接): 一次試験を通過した者のみが対象です。面接では、あなたの人間性や将来のビジョン、そして武蔵野大学で学ぶことへの強い意欲が問われます 。
戦略的アドバイス
学部ごとに特色ある武蔵野大学の総合型選抜を突破するために、共通して重要な戦略を3つお伝えします。
- アドミッション・ポリシーを自分の言葉で語る 各学部の「アドミッション・ポリシー」を熟読し、求められる人物像を深く理解しましょう。そして、自分の経験や将来の夢が、その人物像にいかに合致しているかを、具体的なエピソードを交えて語れるように準備してください。
- 「課題・作品」に全力を注ぐ(Ⅰ期受験者) Ⅰ期で課される課題レポートや作品は、あなたの探究心と専門性を示す最大のチャンスです。時間をかけて参考文献を読み込み、誰にも真似できないあなただけの視点を盛り込みましょう。
- 基礎学力を固め、高得点を目指す(Ⅱ期受験者) Ⅱ期は奨学金がかかった真剣勝負です。基礎学力検査で高得点を取ることは、合格はもちろん、その後の大学生活を経済的に安定させるためにも極めて重要です。過去問がない分、高校の教科書レベルの知識を完璧に定着させることが不可欠です。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
武蔵野大学の総合型選抜は、偏差値だけでは測れないあなたの主体性、思考力、そして人間性を正当に評価してくれる、挑戦しがいのある入試です。
もし、「自分にどの入試が合っているのか分からない」「課題レポートや面接の対策に不安がある」と感じたら、ぜひ一度私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。 私たちは、あなたの可能性を最大限に引き出す最適な入試戦略を、共に考え、設計するプロフェッショナルです。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。