
【津田塾大学 総合型選抜】「リベラルアーツ」を体現するAO入試の全貌と合格戦略
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
創立者・津田梅子の「女性が社会で活躍するための教育」という熱い想いを受け継ぎ、日本の女子高等教育をリードし続ける津田塾大学。その伝統あるリベラルアーツ教育に憧れ、総合型選抜での受験を考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その方式は学部・学科ごとに特色があり、非常に専門的です。
「英語英文学科の『英語4技能型』と『探究型』、自分はどっちに向いている?」 「総合政策学部のグループ討論って、どんな準備が必要?」 「『読書力を問う課題』って、一体何が評価されるの?」
この記事では、そんな皆さんの疑問に答えるため、私たち専門塾が津田塾大学の多様な総合型選抜を徹底的に分析。それぞれがどんな強みを持つ人材を求めているのかを解き明かし、あなたに最適な入試方式を見つけるための羅針盤となります。
津田塾大学が求める人物像の核心:「変革を担う女性」とリベラルアーツへの適性
対策を始める前に、まず津田塾大学がどのような学生を求めているのか、その根幹にある理念を理解することが不可欠です。それは、「変革を担う、オールラウンドな女性」の育成です。
これは、単に専門知識を詰め込むだけでなく、
- 幅広い教養を基盤に、物事を多角的・論理的に思考する力
- 多様な価値観を持つ人々と対話し、協働できるコミュニケーション能力
- 主体的に課題を発見し、解決に向けて粘り強く取り組む姿勢
これらを持つ、未来の社会をリードする意欲とポテンシャルに溢れた学生を求めているという明確なメッセージです。総合型選抜は、ペーパーテストだけでは測れない、あなたのそうした資質や人間性、そして将来性を示すための絶好の機会なのです。
あなたの「強み」はどれ?学部別「総合型選抜」タイプ別攻略法
あなたの個性や経験は、どの入試で最も輝くのでしょうか?ここでは代表的な入試を、求められる能力や経験のタイプ別に分類して解説します。
1. 高度な「英語力」と「探究心」で勝負するあなたへ
- 対象学科例: 学芸学部 英語英文学科(英語4技能型/探究型)、多文化・国際協力学科
- どんな人向け? 卓越した英語4技能や、高校時代に特定のテーマを主体的に探究した経験を持つ人に最適です。「英語が好き」というレベルを超え、英語「で」何を学びたいか、世界とどう向き合いたいかという明確なビジョンが求められます。
- 攻略のポイント このタイプの入試は、一次選考で提出する書類(志望理由書、課題など)の質が極めて重要です。
- 英語4技能型では、資格スコアだけでなく、二次選考の総合試験で英語による思考力・表現力が試されます。
- 探究型や多文化・国際協力学科では、「読書力を問う課題」などを通じて、文献を深く読み解き、自分なりの問いを立てる力が評価されます。あなたの知的好奇心の深さが問われます。
2. 「社会課題への当事者意識」で勝負するあなたへ
- 対象学科例: 総合政策学部 総合政策学科
- どんな人向け? 現代社会が抱える複雑な問題に関心を持ち、その解決策を主体的に考え、他者と協働して実現したいという強い意欲を持つ人に向いています。
- 攻略のポイント この入試の核心は、二次選考で課される「グループ討論」と「個人プレゼンテーション」です。
- グループ討論では、単に自分の意見を主張するだけでなく、他者の意見に耳を傾け、議論全体を建設的な方向に導く協調性やリーダーシップが評価されます。
- 個人プレゼンテーションでは、あなたの問題意識の深さ、解決策の独創性、そして何よりも社会を変えたいという情熱が問われます。
3. 「情報科学への探究心」で未来を創造したいあなたへ
- 対象学科例: 学芸学部 情報科学科
- どんな人向け? 情報科学やデータサイエンスに強い関心を持ち、その技術を使って社会にどのような貢献ができるかを考え、実践したい人に向いています。プログラミング経験の有無は問いません。
- 攻略のポイント 二次選考は「プレゼンテーション」と「口頭試問」です。「情報科学」に関連するテーマであれば、発表内容は自由です。あなたの知的好奇心、論理的思考力、そして創造性が評価されます。なぜ情報科学なのか、そして津田塾のリベラルアーツ環境でそれを学ぶ意義は何かを、明確に語る必要があります。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
津田塾大学の総合型選抜は、偏差値だけでは測れないあなたの主体性、行動力、そして人間性を正当に評価してくれる、挑戦しがいのある入試です。
もし、「自分にどの入試が合っているのか分からない」「課題レポートやプレゼンテーションの準備に不安がある」と感じたら、ぜひ一度私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。 私たちは、あなたの可能性を最大限に引き出す最適な入試戦略を、共に考え、設計するプロフェッショナルです。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。