集団面接は「あなたの未来」をアピールするチャンス

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

総合型選抜の準備を進める中で、「集団面接」という言葉に不安を感じている人はいませんか?

「個人面接ならまだしも、他の受験生と一緒なんて何をすればいいの?」 「うまく話せなかったらどうしよう…」 「そもそも、大学は集団面接で何を見ているの?」

個人面接とは全く異なる集団面接は、対策方法が分からず戸惑う受験生が非常に多い選考です。

しかし、正しい準備をすれば、集団面接はあなたの魅力を最大限にアピールできる絶好のチャンスになります。

この記事では、私たち専門塾が持つノウハウを基に、集団面接の本質から具体的な対策方法まで、皆さんの疑問や不安を解消していきます!


なぜ大学は「集団面接」を実施するのか?

まず知っておくべきなのは、大学がなぜ集団面接を行うかという目的です。 大学側が見ているのは、単に「あなたの意見が素晴らしいか」だけではありません。それ以上に、「集団の中であなたがどのように振る舞うか」を評価しています。

具体的には、以下のような点が見られています。

  • 傾聴力(けいちょうりょく): 他の受験生の意見を真剣に聞き、理解しようとする姿勢。
  • 協調性: 自分の意見ばかりを主張するのではなく、グループ全体の議論を円滑に進めようとする力。
  • リーダーシップ: 議論をまとめたり、話せていない人に話を振ったりして、グループに貢献する力。
  • コミュニケーション能力: 自分の考えを分かりやすく伝え、他者と円滑な意思疎通を図る力。
  • 論理的思考力: 感情的にならず、筋道を立てて意見を述べる力。

これらは、大学入学後、ゼミやグループワーク、さらには社会に出てから不可欠な能力です。大学は、ペーパーテストでは測れないあなたの人間性や将来性を集団面接という場で見ています。


これで安心!集団面接の主な形式と対策

集団面接にはいくつかの形式がありますが、主にグループディスカッション形式」と「討論会(ディベート)形式に分けられます。

👥 グループディスカッション形式

与えられたテーマについて、数人のグループで自由に議論し、最終的にグループとしての結論や意見をまとめる形式です。

テーマ例:

  • 「AI時代に人間に求められる能力とは何か」
  • 「大学生活を充実させるために最も重要なことは何か」
  • 「地域社会を活性化させるためのアイデアを提案してください」

💡 攻略のポイント

  1. 役割を意識する: 無理にリーダーになろうとする必要はありません。時間管理をするタイムキーパー」「意見をまとめる書記」「議論が脱線した時に軌道修正する役など、自分にできる役割を見つけて貢献しましょう。特に、あまり話せていない人に「〇〇さんはどう思いますか?」と話を振る気配りは、非常に高く評価されます。
  2. 人の意見を絶対に否定しない: たとえ自分と違う意見でも、「なるほど、そういう考え方もありますね。その上で私は…」のように、一度相手の意見を受け止める姿勢(ワンクッション言葉)を見せることが重要です。これをイエス・アンド法と言います。
  3. 結論を意識する: 議論を盛り上げることも大切ですが、最終的にグループとしての結論を出すことがゴールです。常に時間を意識し、「そろそろまとめに入りませんか?」と提案できると、評価に繋がります。

🗣️ 討論会(ディベート)形式

一つのテーマに対し、「賛成」「反対」などの立場に分かれて、それぞれの主張の正当性を競う形式です。

テーマ例:

  • 「大学の授業は全てオンラインにすべきか」
  • 「選挙の投票を義務化すべきか」

💡 攻略のポイント

  1. 感情的にならない: ディベートは言い争いではありません。相手の人格を攻撃したり、感情的な言葉を使ったりするのは絶対にNGです。あくまでも客観的なデータや論理に基づいて、冷静に主張を述べましょう。
  2. 相手の主張をよく聞く: 相手の主張のどこが論理的に弱いのか、どんな矛盾があるのかを冷静に分析することが、効果的な反論に繋がります。
  3. 自分の役割を全うする: チームで臨む場合、最初に「こういう方向性で主張しよう」と決めた役割分担や戦略を守ることが大切です。チームとしての勝利を目指す姿勢が評価されます。

すべての形式に共通する「合格に近づく」振る舞い

最後に、どんな形式の集団面接でも共通して意識すべき大切なポイントをお伝えします。

  • 姿勢と表情: 猫背になったり、腕を組んだりせず、背筋を伸ばして座りましょう。他の人が話している時は、その人の目を見て、うなずきながら聞くことで、「あなたの話を真剣に聞いていますよ」というメッセージが伝わります。
  • 簡潔に話す: 一人で長く話しすぎると、協調性がないと判断されてしまいます。自分の意見はPREP法(Point:結論 → Reason:理由 → Example:具体例 → Point:結論)を意識し、1分程度で簡潔に話す練習をしておきましょう。
  • 楽しむ姿勢: 最高の評価を得る受験生は、例外なく議論そのものを楽しんでいます。評価を気にしすぎるのではなく、「自分とは違う考え方を持つ同世代の仲間と話せる貴重な機会だ」と捉え、前向きな姿勢で臨みましょう。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

集団面接は、知識の量を競う場ではありません。あなたの傾聴力、協調性、思考力といった「人間力」をアピールする場所です。それはまさに、大学入学後、そして社会に出てからあなたがどのように活躍するか、そのポテンシャルを示すことに他なりません。

もし、「一人で練習するのは難しい」「自分の振る舞いを客観的に評価してほしい」と感じたら、いつでも私たちKOSSUN教育ラボを頼ってください。

私たちは、集団面接のプロフェッショナルとして、あなたの魅力を最大限に引き出し、自信を持って本番に臨めるよう、全力でサポートします。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。