【総合型選抜】その小論文、「そして」「だから」で損してない?専門塾が教える「知的な接続詞」の使い方

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「文章が、なんだか子供っぽくなってしまう…」 「『そして』『だから』『でも』ばかり使ってしまって、うまく論理が繋がらない…」

総合型選抜(AO入試)の小論文対策で、多くの受験生が見落としがちな、しかし合否に直結する重要なポイント

それが「接続詞」の使い方です。

採点者(大学の教授)は、あなたの文章の「接続詞」から、あなたがどれだけ論理的に物事を考えられるかを読み取っています。

この記事では、あなたの答案から「感想文」っぽさを消し去り、「知的な論文」へと格上げする「接続詞」の正しい選び方と使い方について、徹底的に解説します。


なぜ「接続詞」があなたの評価を左右するのか?

小論文は、あなたの「主張」と「根拠」を論理的に積み上げていくゲームです。 そして、接続詞は、その「主張」と「根拠」の関係性を示す「矢印(→)」や「標識」の役割を果たします。

  • 「A、したがって、B」(Aが原因で、Bという結論になる)
  • 「A、しかしB」(Aという事実があるが、Bという反対の事実もある)

この「標識」が曖昧だったり、間違っていたりすると、採点者はあなたの思考の道筋(論理)を見失い、「この学生は、何を言いたいのか分からない」と判断してしまいます。

正しい接続詞を使える = 論理的に思考ができているという、何よりの証明になるのです。


今すぐやめよう!減点対象になる「NG接続詞」

まずは、あなたの答案から「話し言葉」や「幼稚な印象」を与える接続詞を徹底的に排除しましょう。

  • NG①:「だから」「なので」(順接)
    • 【OK】:「したがって」「それゆえに」「よって」
    • (例)「〜だ。だから、〇〇が必要だ」
    • (→)「〜である。したがって、〇〇が必要だと考える」
  • NG②:「でも」「だけど」(逆接)
    • 【OK】:「しかし」「しかしながら」「だが」「一方で」
    • (例)「Aは大切だ。でも、Bという問題もある」
    • (→)「Aは重要である。しかしながら、Bという課題も存在する」
  • NG③:「そして」「あと」(並列・追加)
    • 【OK】:「また」「さらに」「加えて」「ならびに」
    • (例)「Aが必要だ。そして、Bも必要だ」
    • (→)「Aが必要である。加えて、Bという視点も不可欠だ」
  • NG④:「〜みたいな」「〜っていうか」(話し言葉)
    • 論外です。「〜のような」「すなわち」「言い換えれば」など、適切な書き言葉に直しましょう。

合格答案を作る「接続詞」4つの使いこなし術

小論文でよく使う「論理の型」ごとに、使いこなすべき接続詞を整理します。

1. 【順接】自分の主張を「結論」づける時

  • 「したがって、」
    • 最もスタンダードで強力な結論誘導の言葉。「Aである。したがってBと結論付けられる」
  • 「それゆえに、」
    • 「したがって」とほぼ同義。少し硬い印象を与え、論文らしさを高めます。

2. 【逆接】議論を「深める」時

  • 「しかし、」「しかしながら、」
    • 単なる反対意見ではなく、議論を転換・深化させる時に使います。「確かにAというメリットはある。しかしBというデメリットを看過(かんか)してはならない」
  • 「一方で、」
    • Aという側面と、Bという側面を「対比」させる時に使います。「Aには〇〇という利点がある。一方でBには△△という利点があり…」

3. 【追加】論点を「補強」する時

  • 「また、」「さらに、」
    • 似た性質の根拠を重ねて、主張を強固にする時に使います。「第一の理由は〇〇だ。さらに第二の理由として〇〇が挙げられる」

4. 【要約・具体化】分かりやすく「言い換える」時

  • 「すなわち、」「つまり、」
    • 難しい言葉を分かりやすく言い換えたり、本論をまとめたりする時に使います。「(本論の議論を受けて)すなわち真の解決に必要なのは〜ということだ」
  • 「例えば、」
    • 抽象的な主張を、具体的な事例で補強する時に使います。説得力を格段に高める重要な接続詞です。

上級テクニック:「接続詞を『あえて』使わない」

ここまで接続詞の重要性を説いてきましたが、最上級の文章は、接続詞が少ないものです。

  • (NG例)「私はAと考える。なぜなら、Bだからだ。そして、Cという事実もある。だから、Aは正しいのだ」
  • (OK例)「私はAと考える。Bという事実が、それを裏付けている。Cという側面も、この主張を補強する。(接続詞なし)Aは疑いようのない事実なのだ」

接続詞を多用しすぎると、かえって文章がくどく、幼稚な印象を与えます。文脈で論理関係が明らかな場合は、あえて接続詞を省略する。 これができると、あなたの答案は採点者を唸らせるレベルに達します。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

小論文における接続詞は、あなたの「思考の地図」を示すための「標識」です。 「だから」「そして」といった曖昧な標識ではなく、「したがって」「加えて」といった正確な標識を立てることで、採点者はあなたの思考の道筋を迷うことなく辿ることができます。

まずは「NG接続詞」を封印することから始め、あなたの答案を知的に磨き上げていきましょう。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。