【総合型選抜】プレゼンで「滑舌が悪い」と損する?今すぐできる発声トレーニングと話し方のコツ

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「プレゼン本番、緊張すると滑舌が悪くなって、何を言っているか分からなくなりそう…」 「『カ行』や『サ行』が苦手で、うまく伝わるか不安…」

総合型選抜(AO入試)のプレゼンテーション選考。素晴らしい内容と熱意があっても、「滑舌」が原因で面接官(大学の教授)に正確に伝わらなければ、評価は大きく下がってしまいます。

滑舌が悪いと、「自信がなさそう」「準備不足なのかな?」といったマイナスの印象を与えかねません。

しかし、安心してください。滑舌は、生まれつきのものではなく、トレーニングで改善できます。

この記事では、あなたのプレゼンの説得力を格段にアップさせる、「滑舌を良くするための即効性があるトレーニング」と「本番で意識すべき話し方のコツ」について、専門塾の視点から徹底的に解説します。


なぜ「滑舌」が重要なのか?

面接官は、あなたの話す内容と同時に、その「伝え方」を厳しく評価しています。 滑舌が良く、明瞭(めいりょう)な発声は、面接官に以下の3つのポジティブな印象を与えます。

  1. 知性・論理性: 一音一音をはっきりと発音することで、話の輪郭がクリアになり、「思考が明晰で、論理的な学生だ」という印象を与えます。
  2. 自信・熱意: 明瞭な声は、それ自体が「自信」の表れです。「自分の考えを堂々と伝えたい」という熱意が伝わります。
  3. 誠実さ: 聞き手にとって「聞き取りやすい」話し方を心がける姿勢は、「相手の立場に立てる」という誠実さや協調性のアピールにも繋がります。

1. 自宅で毎日できる!滑舌改善トレーニング3選

アナウンサーや俳優も実践する、基本的なトレーニングです。毎日5分でもいいので、継続することが鍵です。

① 表情筋(顔の筋肉)トレーニング

滑舌が悪い原因の多くは、「口周りの筋肉が硬い」ことです。筋肉をほぐし、可動域を広げましょう。

  • 「あ・い・う・え・お」体操:
    • 「あ」: 口をこれ以上ないというほど縦に大きく開く。
    • 「い」: 口を真横に思い切り引く。
    • 「う」: 唇をタコのように、鋭く前に突き出す。
    • 「え」: 「い」の口をベースに、少しあごを下げる。
    • 「お」: 口を縦に大きく開き、唇を丸める。

これを1セットとして、ゆっくり、大げさなくらいに筋肉を動かして3回繰り返します。

② 舌筋(舌の筋肉)トレーニング

「サ行」「ラ行」「タ行」が苦手な人は、舌の筋肉(舌筋)がうまく動いていない可能性があります。

  • 舌回し: 口を閉じたまま、舌先で歯茎の外側をぐるーっと一周なぞります。(右回り20回、左回り20回)
  • 舌の突き出し: 舌を「ベーッ」と真下に思い切り伸ばす。次に、舌先を鼻につけるイメージで真上に伸ばす。これを繰り返します。

③ 早口言葉(母音法)

ただ早く言うのではなく、一音一音をはっきりと発音することを意識します。

  • 基本の早口言葉:
    • 「生麦(なまむぎ)、生米(なまごめ)、生卵(なまたまご)」
    • 「赤巻紙(あかまきがみ)、青巻紙(あおまきがみ)、黄巻紙(きまきがみ)」
    • 「東京特許許可局(とうきょうとっきょきょかきょく)」
  • (応用)母音法: さらに効果的なのが「母音」だけで発音する練習です。
    • 例:「なまむぎ、なまごめ、なまたまご」
    • 「ああうい、あがあおえ、あがああお」

これで練習すると、口の形(母音)が矯正され、劇的に発音がクリアになります。


2. プレゼン本番で意識すべき「話し方」の3つのコツ

トレーニングを積んでも、本番で緊張すると滑舌は悪くなります。本番では、以下の3つの「コツ」を意識してください。

コツ①:「ゆっくり」を意識する

緊張すると、誰でも早口になります。早口は滑舌の最大の敵です。 本番では、「自分が遅いと感じるくらい、ゆっくり」話してください。あなたが「遅すぎるかな?」と感じるスピードが、聞き手にとっては「最も聞き取りやすい」スピードです。

コツ②:「一文を短く」切る

「〜で、〜なので、〜ですが、〜」と一文が長くなると、息が続かなくなり、語尾が不明瞭になります。 「〜です。」「〜ます。」と、こまめに文を区切り(句読点の「。」を意識する)、一文一文をはっきりと面接官に「置いてくる」イメージで話しましょう。

コツ③:「口を縦に開ける」ことを意識する

滑舌が悪い人は、口が横にしか開いていない(「い」や「え」の口)ことが多いです。 「あ」「お」「う」の音を発音するとき、意識的に「口を縦に大きく開ける」ことを心がけてください。これだけで、声が前に出て、格段に明瞭になります。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

滑舌は「才能」ではありません。「筋肉の使い方」の「技術」です。 自転車の乗り方と同じで、正しいトレーニングを積めば、誰でも必ず上達します。

あなたの素晴らしいプレゼン内容を、100%の熱量で面接官に届けるために、今日から「声のトレーニング」も始めてみてください。

もし、自分の話し方のクセが分からない、客観的なフィードバックが欲しいと感じたら、いつでも私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。あなたの挑戦を、心から応援しています。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。