
【総合型選抜 対策】面接・小論文で差がつく!受験生が見るべきニュース・情報収集術
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「総合型選抜(AO入試)の面接で、最近気になるニュースを聞かれたらどうしよう…」 「小論文のテーマが、全然知らない社会問題だったら…」
総合型選抜の準備を進める中で、こうした不安を感じている受験生は多いのではないでしょうか。
総合型選抜では、単なる知識量だけでなく、社会で起きている出来事に対するあなたの「問題意識」や「思考力」が問われます。日頃からどのような情報に触れ、それに対してどう考えているかが、書類選考や二次選考(面接・小論文・プレゼンテーションなど)での評価を大きく左右するのです。
この記事では、総合型選抜を有利に進めるために、高校生が「今、見るべきニュース・情報」と、その効果的な収集・活用方法について解説します。
なぜニュース・情報収集が重要なのか?
総合型選抜で大学が見ているのは、あなたが「自ら問いを立て、考え、行動できる人材か」ということです。そのためには、まず社会や世界で何が起きているのかを知り、それに対して自分なりの問題意識を持つことが出発点となります。
- 志望理由の深化: 社会の動きを知ることで、「なぜ、この学問を学びたいのか」という動機がより具体的で、説得力のあるものになります。
- 「問題発見・解決能力」のアピール: ニュースから社会課題を見つけ出し、自分なりの解決策を考える訓練は、SFCをはじめ多くの大学が重視する能力のアピールに直結します。
- 面接・小論文対策: 時事問題に関する質問や、社会課題をテーマにした小論文に対応できる「引き出し」が増えます。
- 知的好奇心の証明: 幅広い情報に関心を持つ姿勢は、あなたの学習意欲の高さを示す証拠となります。
これだけは押さえたい!見るべきニュース・情報の種類
闇雲に情報収集するのではなく、以下の視点を持ってアンテナを張りましょう。
1. 社会全体の大きな動き・トレンド
- SDGs(持続可能な開発目標): 環境問題、貧困、ジェンダー平等など、17の目標に関連するニュースは、あらゆる学問分野に繋がる宝庫です。
- テクノロジーの進化: AI、DX(デジタルトランスフォーメーション)、メタバースなど、社会を大きく変える技術動向は、文理問わず重要です。
- 国内外の政治・経済: 選挙、国際紛争、円安、物価高など、私たちの生活に直結する動きとその背景を理解しましょう。
- 少子高齢化、地域社会の課題: 多くの大学が地域貢献を掲げる中、地方創生や社会保障に関するニュースは注目度が高いです。
2. 自分の「興味・関心」や「志望分野」に関連するニュース
- 国際学部志望なら… 国際情勢、異文化理解、開発援助に関するニュース。
- 理工学部志望なら… 最新の科学技術、研究開発の動向、環境エネルギー問題。
- 文学部志望なら… 文学賞のニュース、文化政策、出版業界の動向、言語に関する話題。
- 経済・経営学部志望なら… 企業の動向、新しいビジネスモデル、金融政策。
3. 志望大学・学部の「今」に関する情報
- 大学のウェブサイトやプレスリリースをチェックし、最近の研究成果や、力を入れているプロジェクト、担当教授の専門分野などを把握しておきましょう。「なぜ、この大学でなければならないのか」を語る上で、非常に重要な情報源となります。
効果的な情報収集・活用術
ただニュースを見るだけでは不十分です。以下の点を意識しましょう。
- 信頼できる情報源を選ぶ: 公共放送(NHKなど)、全国紙、専門分野のウェブサイトなど、情報の正確性に注意しましょう。
- 多角的な視点を持つ: 一つのニュースに対しても、複数のメディアの記事を読み比べたり、賛成・反対両方の意見に触れたりすることで、物事を複眼的に捉える訓練になります。
- 「なぜ?」を問い続ける: ニュースの表面的な事実だけでなく、「なぜ、この問題が起きているのか?」「背景には何があるのか?」「自分ならどう考えるか?」と常に問いを立て、思考を深める習慣をつけましょう。
- 記録し、言語化する: 気になったニュースや、それに対する自分の考えをノートやデジタルツールに記録しておきましょう。定期的に見返し、自分の言葉で要約したり、意見を述べたりする練習が、書類作成や面接に直結します。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
総合型選抜は、単なる受験勉強ではありません。社会や世界に対するあなたの「知的好奇心」そのものが評価される入試です。
日頃から社会の動きに目を向け、「なぜ?」という問いを持ち続けること。それが、あなたの志望理由を深め、面接や小論文で他の受験生と差をつける最強の武器となります。
もし、ニュースを見ても何から考えればいいか分からない、自分の考えをどうまとめればいいか悩んでいると感じたら、いつでも私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。あなたの挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

 
