【逆転合格】評定平均に自信がなくても大丈夫!「評定なし」で勝負できる総合型選抜(AO入試)完全ガイド

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「総合型選抜(AO入試)に挑戦したいけど、高校の評定平均が低くて…」 「評定が出願資格に足りないから、諦めるしかないのかな…」

総合型選抜の準備を始めるにあたり、高校の成績(評定平均)を気にして、挑戦する前から尻込みしてしまう受験生は少なくありません。

しかし、もしあなたがそう感じているなら、この記事はあなたのためのものです。 結論から言います。評定平均という「数字」に自信がなくても、あなたの「個性」や「情熱」で逆転合格を掴み取れる大学は、数多く存在します。

この記事では、なぜ「評定がいらない」大学があるのか、そして、評定以外の何を武器に戦えば良いのか、その具体的な戦略を専門塾の視点から徹底的に解説します。


なぜ「評定がいらない」大学があるのか?

多くの大学が総合型選抜の出願資格に評定平均の基準を設ける中、なぜ一部の大学・学部はそれを問わないのでしょうか?

それは、大学が「過去の成績」以上に、あなたの「未来への可能性」を見たいと考えているからです。

大学側は、ペーパーテストや成績の数字だけでは測れない、以下のような資質を評価したいと考えています。

  • 特定の分野に対する、桁外れの探究心や情熱
  • ユニークな経験を通じて培われた、独自の視点や問題意識
  • まだ何にも染まっていないからこその「伸びしろ」と学習意欲
  • 自ら課題を発見し、解決しようとする主体性や行動力

つまり、「評定がいらない」大学は、「成績は問わない」と言っているのではなく、「成績以外の部分で、あなたという人間の魅力を存分にアピールしてください」というメッセージを発しているのです。


評定なしで勝負できる代表的な大学・学部

では、具体的にどのような大学が評定平均を問わないのでしょうか。ここでは、その代表格と言える大学・学部をご紹介します。

  • 慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部(SFC) 言わずと知れた、総合型選抜の最難関にして、評定平均を一切問わないことで有名な学部です。SFCが一貫して求めるのは、「問題発見・解決能力」。あなたがこの世界にどんな「問題」を見つけ、それをSFCでどう解決したいのか。その未来への構想力と情熱が、成績よりも何倍も重要視されます。
  • 法政大学 文学部・国際文化学部・キャリアデザイン学部など 法政大学の一部の学部では、評定平均の基準がない自己推薦入試を実施しています。例えば、国際文化学部の「海外留学経験者」や「国際バカロレア(IB)資格取得者」を対象とした入試など、評定以外の部分で明確な強みを持つ受験生を求めています。
  • 桜美林大学 総合型選抜 リベラルアーツ学群をはじめ、多くの学群で実施される総合型選抜では、評定平均の出願基準がありません。高校時代の主体的な活動(部活動、ボランティア、探究活動など)や、特定の分野への強い情熱を評価する入試です。
  • 成城大学 法学部 総合型選抜 法学部の総合型選抜では、出願資格に評定平均の基準がありません。その代わり、一次試験で長文を読解し論述する筆記試験が課されるなど、学問への適性が重視されます。

※上記はあくまで一部の例です。年度や学部・入試方式によって出願資格は毎年変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項を確認してください。


評定に代わる「最強の武器」の作り方

評定平均に頼らないということは、それに代わる強力なアピール材料が必要です。それは、以下の3つに集約されます。

  1. あなただけの「物語(ナラティブ)」を構築する なぜ、あなたはその学問に興味を持ったのか?過去のどんな原体験が、現在の問題意識に繋がり、未来の大学での学びに繋がっていくのか。この「過去・現在・未来」を一貫したストーリーとして語れることが、最も重要です。部活動での挫折、文化祭での成功体験、日常で感じた小さな疑問など、すべての経験が物語の種になります。
  2. 圧倒的な「探究の深さ」を示す もしアピールできる活動実績がないのなら、「探究の深さ」で勝負しましょう。興味を持ったテーマについて、関連書籍を10冊読み、自分なりの問いを立て、簡単なレポートにまとめてみる。その行動こそが、大学が求める「主体的な学習意欲」の最高の証明になります。
  3. 大学・学部への「本気度」を伝える 「なぜ、この大学でなければならないのか?」この問いに、誰よりも深く、具体的に答えられるように準備しましょう。大学の建学の精神、学部のアドミッション・ポリシー、教授陣の研究内容まで徹底的にリサーチし、あなたのやりたいことと大学の学びが完全に一致していることを、熱意を持って伝えてください。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

総合型選抜は、あなたの高校生活を多角的に評価してくれる入試です。評定平均が低いことは、決して終わりではありません。それは、「評定以外の部分で勝負しなさい」という大学からのメッセージです。

あなたには、あなただけのユニークな経験、熱中できる何か、そして未来への大きな可能性があります。嘆くのは今日で終わりにして、明日からは、あなたの中に眠る「武器」を磨くことに全力を注ぎましょう。

もし、自分一人ではその武器を見つけられない、磨き方が分からないと感じたら、いつでも私たちKOSSUN教育ラボを頼ってください。あなたの逆転合格を、心から応援しています。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。