
- 1. 【早稲田大学 総合型選抜】9つのAO入試、あなたに合うのはどれ?
- 1.1. 早稲田大学が求める人物像の核心:「+αの個性」
- 1.2. あなたの「+α」はどれ?タイプ別に見る早稲田の総合型選抜
- 1.2.1. 1. 地域貢献型:地域への熱意を力に変えたいあなたへ
- 1.2.2. 2. 個性・活動実績型:学業以外の「何か」を頑張ってきたあなたへ
- 1.2.3. 3. 専門技術・創造性型:特定のスキルや創造力を持つあなたへ
- 1.2.4. 4. トップレベル実績型:全国・世界レベルで結果を出したあなたへ
- 1.2.5. 5. 学術探究型:データを読み解き、論理的に思考するのが得意なあなたへ
- 2. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【早稲田大学 総合型選抜】9つのAO入試、あなたに合うのはどれ?
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。最難関私大の一つ、早稲田大学。「一般選抜は厳しいかもしれないけれど、総合型選抜(AO入試)なら自分の強みを活かせるかもしれない!」と、挑戦を考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、早稲田大学の総合型選抜は、学部ごとに多種多様な方式があり、その全貌を理解するのは非常に困難です。
「地域探究・貢献入試って何?」 「FACT選抜って、どんな能力が求められるの?」
この記事では、そんな皆さんの疑問を解消するため、早稲田大学の日本語で学位取得を目指す9つのユニークな総合型選抜を徹底的に分析。
「どんな能力や経験を持つ人が求められているのか」という視点で分かりやすく分類し、あなたに最適な入試方式を見つけるための羅針盤となります。
早稲田大学が求める人物像の核心:「+αの個性」
数ある入試方式を理解する上で、まず知っておくべきなのが、早稲田大学が一貫して求める人物像です。社会科学部の入試紹介には、その核心をつく言葉があります。
“いわゆる受験勉強に力点をおいてきた人とは一風異なった「+αの個性」を持つ人を対象としています。”
これは、単に学業成績が良いだけでなく、何か一つのことに情熱を注ぎ、探究し、ユニークな経験や視点を培ってきた人材を高く評価するという、早稲田大学の強いメッセージです。これから紹介する9つの入試は、まさにあなたの「+αの個性」を発見するための、多様な扉なのです。
あなたの「+α」はどれ?タイプ別に見る早稲田の総合型選抜
あなたの強みや経験は、どの入試で最も輝くのでしょうか?ここでは9つの入試を、求められる能力や経験のタイプ別に分類して解説します。
1. 地域貢献型:地域への熱意を力に変えたいあなたへ
- 該当入試: 地域探究・貢献入試
地域が抱える課題に関心を持ち、高校時代からボランティアや探究活動などで地域と深く関わってきた経験を持つ人に最適な入試です。「地域の問題を解決したい」「地元を盛り上げたい」というあなたの主体的な学び(「地域探究」)と貢献への意欲が、グローバルな視点を持つ早稲田大学の教育と結びつくことで、高く評価されます。
2. 個性・活動実績型:学業以外の「何か」を頑張ってきたあなたへ
- 該当入試:
- 社会科学部 全国自己推薦入試
- スポーツ科学部 総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入試)
生徒会活動、部活動、ボランティア、文化活動、そしてスポーツ。勉学と両立させながら、何かに打ち込んできた経験そのものがアピールポイントになります。社会科学部の自己推薦は、その名の通り全国から多様な個性を歓迎しており、スポーツ科学部の自己推薦は、高い競技能力とその経験を通じてスポーツを科学的に探究する視点を持つ学生を求めています。
3. 専門技術・創造性型:特定のスキルや創造力を持つあなたへ
- 該当入試:
- 創造理工学部 早稲田建築AO入試(創成入試)
- スポーツ科学部 スポーツサポート歴入試
将来の専門家としてのポテンシャルをアピールする入試です。「早稲田建築AO入試」では、建築への強い情熱に加え、チームをまとめる創造性やコミュニケーション能力が問われます。「スポーツサポート歴入試」は、マネージャーやトレーナー、データアナリストなど、アスリートを「ささえる」活動経験を持つ人が対象。課題発見・解決能力が評価されます。
4. トップレベル実績型:全国・世界レベルで結果を出したあなたへ
- 該当入試:
- 先進理工学部 特別選抜入試
- スポーツ科学部 総合型選抜Ⅰ群(トップアスリート入試)
客観的で、極めて高いレベルの実績が求められる入試です。先進理工学部の特別選抜は、「数学オリンピック」や「化学グランプリ」といった科学技術コンテストでの顕著な成績が評価対象となります。スポーツ科学部のトップアスリート入試は、オリンピックや世界選手権レベルの出場経験を持つ、まさにトップ・オブ・トップのアスリートのための門戸です。 (※スポーツ科学部には、大学の体育各部と連携して選考が行われる「総合型選抜Ⅱ群(アスリート選抜入試)」もありますが、これは公募制ではありません。)
5. 学術探究型:データを読み解き、論理的に思考するのが得意なあなたへ
- 該当入試: 人間科学部 FACT選抜入試
他の入試とは一線を画し、高度な学術的能力を問う入試です。幅広い基礎学力に加え、データを客観的に読み解き、科学的知見と結びつけて分析し、批判的かつ論理的にまとめる力が評価されます。情報処理能力や論理的思考力に自信があり、人間科学を探究したい人にとって、大きなチャンスとなるでしょう。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
早稲田大学の総合型選抜は、一見すると複雑で難解に思えるかもしれません。しかしそれは、多様な個性と情熱を持つ皆さん一人ひとりのために、様々な入口が用意されていることの証です。
大切なのは、まず自分自身の高校生活を振り返り、あなたの「+αの個性」とは何か、あなたの「物語」の軸はどこにあるのかを深く見つめ直すことです。
もし、「自分の持つ個性がどの入試で最も輝くのか分からない」「自分の物語を、どうすれば魅力的な出願書類にできるか悩んでいる」と感じたら、ぜひ一度私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。 私たちは、あなたの可能性を最大限に引き出す最適な入試戦略を、共に考え、設計するプロフェッショナルです。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。