
【武蔵大学 総合型選抜】「ゼミの武蔵」総合型選抜の全貌と合格戦略
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「ゼミの武蔵」として名高く、「自ら調べ自ら考える力」を育む少人数教育で高い評価を得る武蔵大学。
その教育理念を最も色濃く反映した入試こそ、「総合型選抜」です。
しかし、その方式は学部ごとに全く異なり、非常に専門的です。
「経済学部の課外活動重視型って、どんな実績が必要?」 「社会学部の新しい『ゼミ力重視方式』って何?」 「国際教養学部の英語力はどれくらい求められる?」
この記事では、そんな皆さんの疑問に答えるため、2026年度の募集要項を徹底的に分析。武蔵大学の総合型選抜の本質から、学部ごとの特徴、そして合格を掴むための具体的な戦略まで、詳しく解説していきます。
武蔵大学が求める人物像の核心:「自ら調べ自ら考える力」とゼミへの適性
対策を始める前に、まず武蔵大学がどのような学生を求めているのか、その根幹にある理念を理解することが不可欠です。それは、「自ら調べ自ら考える力」を育むという、創立以来の教育方針です。
大学のアドミッション・ポリシーには、「ゼミナール等で主体的に課題を発見し、探究した内容を広く社会に発信・表現する意欲がある人」を求めると明記されています 。
これは、単に知識を受け取るだけでなく、少人数の対話(ゼミ)の中で主体的に学び、自らの問いを探究し、他者と協働できる学生を求めているという強いメッセージです。総合型選抜は、まさにあなたのそうした「ゼミ力」のポテンシャルを多角的に評価するために設計されているのです。
あなたの「強み」はどれ?学部別「総合型選抜」タイプ別攻略法
武蔵大学の総合型選抜は、あなたの個性や経験に合わせて挑戦できるよう、学部ごとに全く異なるアプローチで能力を評価します。
1. 実績・資格アピール型(経済学部)
- どんな人向け? 高校時代、課外活動(部活動、生徒会、ボランティア等)や商業系の資格取得(日商簿記2級以上など)で、客観的に「顕著な成績」を修めた人に向いています 。
- 攻略のポイント この入試の鍵は、「顕著な成績」を客観的に証明することです。一次選考の書類審査では、大会の成績表や資格証明書に加え、顧問や指導者からの「紹介状」が重視されます 。二次選考では、筆記試験(総合問題)と面接が課され、その実績の裏にあるあなたの人間性や、経済学を学ぶ上での論理的思考力が問われます 。
2. 探究心・専門性アピール型(人文学部)
- どんな人向け? 語学や文化、歴史といった人文学の特定分野に強い探究心を持ち、自らの関心を深めてきた人に向いています。方式が細分化されているのが特徴です。
- 攻略のポイント
- 語学力・文化理解力重視方式(英語英米文化学科など): 英検®CSEスコア1990以上など、出願資格として明確な語学力が求められます 。二次選考では、英語の語学力判定問題を含む小論文や、英語での質疑応答を含む面接が課されます 。
- テーマ追究方式(日本・東アジア文化学科): 4年後の卒業論文を見据えた研究テーマに関する「課題レポート」の提出が求められます 。二次選考の面接では、そのレポートに関するプレゼンテーションも行われ、あなたの探究の深さが試されます 。
3. ゼミ力・未来構想力アピール型(社会学部)
- どんな人向け? 社会問題への強い関心を持ち、他者との対話や協働を通じて学びを深めたい人、あるいは未来の社会に対する明確なビジョンを持つ人に向いています。2026年度から「ゼミ力重視方式」が新設されるなど、注目度が高い学部です 。
- 攻略のポイント
- ゼミ力重視方式(専願): 二次選考でグループ面接(ディスカッション)が課され、あなたの対話力や協調性、すなわち「ゼミ力」がダイレクトに評価されます 。
- メディア・クリエーション方式: オンラインポートフォリオを提出し、Web上での自己表現力やクリエイティビティが評価されるユニークな方式です 。
- 将来計画書方式(GDS): グローバル・データサイエンスコースへの所属を希望する人が対象。将来のビジョンを具体的に描く「将来計画書」が審査の中心となります 。
4. 高度な英語力と専門性で勝負するタイプ(国際教養学部)
攻略のポイント 出願資格として、IELTS 5.0以上、TOEFL iBT® 62点以上など、非常に高い英語力の証明が必須です。二次選考は、英語小論文や数学基礎を含む筆記試験に加え、日本語と英語の両方で行われる個別面接など、高度な学術的能力とコミュニケーション能力が総合的に問われる、最難関の選抜です 。
どんな人向け? 極めて高い英語力を前提とし、経済経営学やグローバルスタディーズといった専門分野を英語で学ぶ強い意欲を持つ人に向いています。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
武蔵大学の総合型選抜は、単なる知識量だけでは測れないあなたの主体性、思考力、そして人間性を正当に評価してくれる、挑戦しがいのある入試です。
もし、「自分にどの学部・どの方式が合っているのか分からない」「課題レポートやプレゼンテーションの準備に不安がある」と感じたら、ぜひ一度私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。 私たちは、あなたの可能性を最大限に引き出す最適な入試戦略を、共に考え、設計するプロフェッショナルです。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。