【東京電機大学 総合型選抜】「実学尊重」を体現する総合型選抜の全貌と合格戦略

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

100年以上の歴史を誇り、「実学尊重」と「技術は人なり」という理念のもと、日本の産業界を支える多くの技術者を輩出してきた東京電機大学(TDU)。その総合型選抜(AO入試)は、単なる学力だけでは測れない、あなたの「ものづくり」への情熱や科学技術への探究心を評価する、またとないチャンスです。

しかし、その方式は学部ごとに特色があり、非常に専門的です。

「未来科学部のAO入試って、どんな準備が必要?」 「工学部の『とんがりAO』って、普通のAOと何が違うの?」 「提出課題のレポートって、何を書けばいいんだろう?」

この記事では、そんな皆さんの疑問に答えるため、東京電機大学の総合型選抜を徹底的に分析。それぞれがどんな強みを持つ人材を求めているのかを解き明かし、あなたに最適な入試方式を見つけるための羅針盤となります。


東京電機大学が求める人物像の核心:「実学尊重」と「技術は人なり」

対策を始める前に、まずTDUがどのような学生を求めているのか、その根幹にある理念を理解することが不可欠です。それは、創立以来の「実学尊重」と「技術は人なり」という言葉に集約されています。

これは、単に理論を知っているだけでなく、

  • 社会で役立つ実践的な技術や知識を身につけたいという強い意欲
  • 技術者として、豊かな人間性を持ち、社会に貢献したいという高い志
  • 自ら主体的に課題を発見し、解決しようとする探究心

これらを持つ、未来の社会を豊かにする技術者の原石を求めているという明確なメッセージです。総合型選抜は、ペーパーテストだけでは測れない、あなたのそうした資質や人間性、そして将来性を示すための絶好の機会なのです。


あなたの「強み」はどちらで輝く?2つの総合型選抜を徹底比較

東京電機大学の総合型選抜は、あなたの個性や得意分野に合わせて挑戦できるよう、大きく2つのタイプが用意されています。

1. 総合型選抜(AO):探究力と構想力で勝負する

  • 対象学部: システムデザイン工学部、未来科学部、理工学部
  • どんな人向け? 特定の科学技術分野に強い興味・関心を持ち、大学での学びに対する明確な目的意識を持っている人に向いています。「こんな研究がしたい」「こんな技術を開発したい」という、未来への具体的な構想力がある人に最適です。
  • 攻略のポイント この入試の核心は、一次選考で課される「第1次提出課題」です。これは、各学科が設定したテーマに対するレポートであり、あなたの課題発見・解決能力、論理的思考力、そして表現力が厳しく審査されます。二次選考のプレゼンテーションと面接では、この課題レポートの内容を基に、あなたの研究への熱意や人間性が総合的に評価されます。

2. 総合型選抜(とんがりAO):創造力と実績で勝負する

  • 対象学部: 工学部
  • どんな人向け? その名の通り、「ものづくり」に情熱を燃やし、何か特定の分野で「とがった」能力や実績を持つ人のための入試です。自作のロボットやソフトウェア、ユニークな発明品など、具体的な成果物をアピールできる人に最適です。
  • 攻略のポイント この入試の鍵は、あなたの「活動実績報告書(ポートフォリオ)」と、二次選考での「プレゼンテーション」です。
    • 活動実績報告書: これまであなたが制作してきたもの、参加したコンテストの実績などを、写真や図、説明文を用いて分かりやすくまとめる必要があります。あなたの創造性と技術力を示す最も重要な書類です。
    • プレゼンテーション: あなたの「とがった」部分を、作品の実演などを交えながら、情熱的にアピールする場です。なぜそれを作ったのか、その独創性はどこにあるのか、そしてそれを大学での学びにどう繋げたいのかを、力強く語る力が求められます。

戦略的アドバイス

学部ごとに特色ある東京電機大学の総合型選抜を突破するために、共通して重要な戦略を3つお伝えします。

  1. すべての経験を「実学尊重」に繋げる あなたの探究活動、プログラミング経験、ものづくりの実績。それらの経験が、東京電機大学の「実学尊重」という理念とどう繋がるのかを深く考えましょう。「この経験を通じて、社会で役立つ〇〇という技術の重要性を学んだ」というように、実践的な学びへの意欲を一貫してアピールすることが重要です。
  2. 「課題」と「作品」に魂を込める 提出を求められるレポートやポートフォリオは、単なる書類ではありません。あなた自身の分身であり、未来の研究者・技術者としての「作品」です。時間をかけて徹底的にリサーチし、試行錯誤を重ね、誰にも真似できないあなただけのオリジナリティを追求しましょう。
  3. 二次選考は「対話」と「実演」の場。徹底的に準備する プレゼンテーションも面接も、大学との「対話」の場です。独りよがりな発表や一方的なアピールではなく、課題の意図を正確に伝え、面接官の質問に的確に応答する力が求められます。「とんがりAO」では、自分の作品を魅力的に見せる「実演」の準備も不可欠です。自信を持って臨むためには、専門家との実践的なトレーニングを重ねることが極めて有効です。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

東京電機大学の総合型選抜は、偏差値だけでは測れないあなたの主体性、創造力、そして技術への情熱を正当に評価してくれる、挑戦しがいのある入試です。

もし、「自分にどの入試が合っているのか分からない」「提出課題やポートフォリオの作り方に悩んでいる」と感じたら、ぜひ一度私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。 私たちは、あなたの可能性を最大限に引き出す最適な入試戦略を、共に考え、設計するプロフェッショナルです。

あなたの挑戦を、心から応援しています。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。