
【APU 総合型選抜】グローバルな総合型選抜の全貌と合格戦略
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「Shape your world」をスローガンに掲げ、世界中から学生が集まる真の多文化共生キャンパス、立命館アジア太平洋大学(APU)。そのユニークでグローバルな環境に惹かれ、総合型選抜での受験を考えている方も多いのではないでしょうか。
APUの入試は、一般的な学力試験だけでは測れない、あなたの多様な能力と大きな可能性を評価するために設計されています。
「『総合評価方式』と『活動アピール方式』、自分はどっちに向いている?」 「『探究型』と『論述型』では、何が違うの?」 「帰国生じゃないと受けられない入試もある?」
この記事では、そんな皆さんの疑問に答えるため、APUの多様な総合型選抜・学校推薦型選抜を徹底的に分析。それぞれがどんな強みを持つ人材を求めているのかを解き明かし、あなたに最適な入試方式を見つけるための羅針盤となります。
APUが求める人物像の核心:「国際相互理解」と「未来創造」
対策を始める前に、まずAPUがどのような学生を求めているのか、その根幹にある理念を理解することが不可欠です。それは、立命館学園の基本理念である「自由・平和・ヒューマニティ」と「国際相互理解」です。
学生の約半数が留学生という環境で、日英二言語教育を実践するAPU。この大学が求めているのは、単に語学が得意なだけでなく、
- 多様な文化的背景を持つ人々と対話できるコミュニケーション能力
- 主体的に問題を発見し、果敢に解決していく強靭な精神力と実行力
- アジア太平洋地域の未来創造に貢献したいという高い志
これらを持つ、未来のグローバルリーダーです。総合型選抜は、ペーパーテストだけでは測れない、あなたのそうした資質や人間性、そして将来性を示すための絶好の機会なのです。
あなたの「強み」はどれ?タイプ別に見るAPUの総合型選抜
あなたの個性や経験は、どの入試で最も輝くのでしょうか?ここでは代表的な入試方式を、求められる能力や経験のタイプ別に分類して解説します。
1. 「探究」と「論理」で未来を語るあなたへ【総合評価方式】
この方式は、あなたの知的な探究力を評価する、APU総合型選抜のメインストリームです。さらに2つのタイプに分かれます。
- 探究型:
- どんな人向け?:高校の「総合的な探究の時間」などで、主体的に研究・調査した経験を持つ人に最適です。あなたの探究のプロセスと、そこから得た学び、そして今後の発展可能性が評価されます。
- 論述型:
- どんな人向け?:与えられたテーマについて、深く思考し、自分の考えを論理的に文章で表現することが得意な人に向いています。特別な活動実績がなくとも、あなたの思考力と表現力で勝負できます。
- 攻略のポイント: どちらの型も、一次選考で提出する書類(活動報告書や課題エッセイ)の質が極めて重要です。二次選考の面接では、その内容を基に、あなたの思考の深さや、APUで学ぶことへの熱意が本物であるかが厳しく問われます。
2. 「行動」と「実績」で未来を切り拓くあなたへ【活動アピール方式】
- どんな人向け? 学業の枠にとらわれず、課外活動(生徒会、ボランティア、文化・芸術・スポーツ活動など)で顕著な実績を上げてきた人に最適です。あなたのリーダーシップや行動力、そしてその活動を通じて社会に貢献した経験が評価されます。
- 攻略のポイント: 活動報告書で、単に実績を羅列するのではなく、その活動に「なぜ」取り組み、「どのように」困難を乗り越え、「何を」学んだのかを、具体的なエピソードを交えて生き生きと語ることが重要です。あなたの行動力が、APUの求める未来創造への意欲とどう結びつくのかをアピールしましょう。
3. 「グローバルな経験」を力に変えるあなたへ【帰国生徒(海外就学経験者)選抜】
- どんな人向け? 海外での就学経験を通じて培った、語学力、異文化理解力、そしてグローバルな視点を持つ人に最適です。
- 攻略のポイント: 海外での経験そのものが目的ではなく、その経験を通じてあなた自身がどう成長し、どのような問題意識を持つに至ったかが問われます。そのユニークな視点を、APUの多文化共生環境でどのように活かし、アジア太平洋地域の未来に貢献したいのかを明確に語る必要があります。
4. 「IBでの学び」を最大限に活かすあなたへ【学校推薦型選抜(IBDP型)】
- どんな人向け? 国際バカロレア・ディプロマ(IBDP)を取得(見込み)の受験生専用の選抜です。IBでの学びで培った探究力や批判的思考力を直接評価します。
- 攻略のポイント: IBのスコアはもちろん、EE(課題論文)やTOK、CASでの活動が評価の中心となります。IBの学習者像と、APUが求める人物像がいかに合致しているかを、自身の具体的な学びの経験に基づいてアピールすることが合格への鍵です。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜は、偏差値だけでは測れないあなたの主体性、行動力、そして人間性を正当に評価してくれる、挑戦しがいのある入試です。
もし、「自分にどの入試が合っているのか分からない」「活動報告書や課題エッセイの書き方に悩んでいる」と感じたら、ぜひ一度私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。 私たちは、あなたの可能性を最大限に引き出す最適な入試戦略を、共に考え、設計するプロフェッショナルです。
あなたの挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。