
【私立大学 3年次編入】MARCH・関関同立への「第2の受験」を掴む戦略
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「短大や専門学校から、MARCHや関関同立の3年生になりたい」 「今の大学で学んでみたけれど、本当にやりたいことが別の大学で見つかった」
そんな「セカンドチャンス」を求める皆さんにとって、私立大学の「3年次編入」は、あなたのキャリアと学びを大きく飛躍させる強力な選択肢です。
しかし、この編入試験は、高校生の時の大学受験とは全く異なる、専門知識と戦略が問われる「大人の受験」です。
この記事では、国公立大学とは異なる「私立大学ならでは」の3年次編入の特徴と、合格を掴むための具体的な戦略を、専門塾の視点から徹底的に解説します。
1. なぜ「私立大学」の3年次編入が狙い目なのか?
国公立大学の編入試験が、募集人数の少なさや試験の難易度の高さから非常に狭き門であるのに対し、私立大学の編入試験には以下のような「魅力」があります。
- 圧倒的な「選択肢」の多さ: 早慶上理ICUからGMARCH、関関同立、日東駒専、産近甲龍まで、非常に多くの大学・学部が編入試験を実施しています。あなたが今学んでいる分野をさらに深めることも、関連分野へキャリアチェンジすることも可能です。
- 多様な「選考方法」: 筆記試験一辺倒ではなく、大学・学部によって選考方法が多様です。自分の強みを活かせる「戦い方」を選べます。
- 英語(TOEIC/TOEFL) + 専門科目 + 面接
- 専門科目(小論文) + 面接
- 書類選考 + 面接のみ
- 「英語」の実力が武器になる(TOEIC/TOEFLの活用): 多くの私立大学(特にGMARCHや関関同立)では、英語試験の代わりにTOEICやTOEFLのスコア提出をもって、英語の得点と換算するケースが非常に多いです。つまり、事前に高いTOEICスコアを取得しておけば、当日は専門科目の対策だけに集中できるという大きなアドバンテージを得られます。
2. 合格を掴むための「3つの鉄則」
私立大学の編入試験は、高校時代の総合型選抜(AO入試)以上に、「今、何ができるのか」という即戦力が問われます。合格を掴むために、以下の3点は絶対に欠かせません。
鉄則①:今いる学校の「成績(GPA)」を死守する
これが全ての土台です。編入試験は、あなたが「今いる場所で、真面目に学問に取り組んできたか」を厳しく見ます。 出願書類の「成績証明書(GPA)」は、あなたの学習意欲を示す何よりの客観的証拠です。多くの大学では、GPAが低い段階で足切りとなる可能性もあります。まずは、目の前の授業やレポートで最高評価を取り続けることが、合格への第一歩です。
鉄則②:「専門科目(小論文)」を徹底的に攻略する
編入試験の合否を分ける最大の山場は、「専門科目」の筆記試験です。
- 経済学部: ミクロ経済学・マクロ経済学の基礎理論
- 法学部: 憲法・民法の基本原理
- 文学部: 志望する分野(例:英文学史、日本文学史など)の基礎知識
これらは高校レベルの知識ではなく、大学1・2年次レベルの専門知識が問われます。志望校の過去問を徹底的に分析し、「何が問われるのか」を正確に把握した上で、専門書やテキストを用いた対策が不可欠です。
鉄則③:「なぜ、その大学か?」を論理的に語る
面接や志望理由書で必ず問われるのが、「なぜ、今の学校ではなく、この大学に編入したいのか?」という問いです。
「今の大学が嫌だから」といったネガティブな理由は通用しません。 「今の大学で〇〇を学んだ結果、さらに高度な△△という分野に関心を持った。その分野の第一人者である貴学の□□教授のもとで研究したいからだ」 というように、現在の学びを土台にした、前向きで、アカデミックで、論理的な理由を構築する必要があります。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
私立大学の3年次編入は、「なんとなく」で合格できる入試ではありません。明確な目標と、それに見合うだけの専門知識、そして高い学習意欲が求められる、非常にシビアな「実力勝負」の世界です。
しかし、それは裏を返せば、本気で学びたい人にとっては、過去の経歴に関わらず、GMARCHや関関同立といった難関大学に挑戦できる「セカンドチャンス」であるということです。
もし、編入試験の戦略や、専門科目の勉強方法、志望理由書の書き方に悩んだら、いつでも私たちKOSSUN教育ラボにご相談ください。
あなたの新たな挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

