
- 1. 【総合型選抜】プレゼンで「頭が真っ白…」を防ぐ!専門塾が教える緊張対策と3つのマインドセット
- 1.1. なぜ、あなたは緊張するのか?
- 1.2. 1. 「準備」で不安を消す。今すぐできる3つの物理的対策
- 1.2.1. 対策①:「完璧な原稿」を捨て、「キーワード」で話す
- 1.2.2. 対策②:「最悪」をシミュレーションしておく
- 1.2.3. 対策③:「自分の姿」を録画し、見慣れる
- 1.3. 2. 「マインドセット」を変える。本番で実力を出す3つの心構え
- 1.3.1. 心構え①:「完璧」を目指さない
- 1.3.2. 心構え②:面接官を「敵」だと思わない
- 1.3.3. 心構え③:「緊張している自分」を認める
- 1.4. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【総合型選抜】プレゼンで「頭が真っ白…」を防ぐ!専門塾が教える緊張対策と3つのマインドセット
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「人前に立つと、緊張で声が震える…」 「練習であんなに完璧だったのに、本番で頭が真っ白になったらどうしよう…」
総合型選抜(AO入試)のプレゼンテーション選考。 資料も原稿も万全に準備したはずなのに、「緊張」という最大の敵を前に、不安でいっぱいになっていませんか?
まず、あなたに知っておいてほしいことがあります。 面接官(大学の教授)の前で、緊張しない受験生など一人もいません。
大切なのは、「緊張しないこと」を目指すのではなく、「緊張している自分を認め、その上で実力を100%発揮する方法」を知ることです。
この記事では、あなたのプレゼンを成功に導く、具体的な「緊張対策」と「本番で役立つマインドセット」について、専門塾の視点から徹底的に解説します。
なぜ、あなたは緊張するのか?
緊張の正体は、「失敗したくない」という強い思いと、「準備が足りないかもしれない」という不安です。 「うまく話さなきゃ」「完璧にやらなきゃ」「変に思われたくない」というプレッシャーが、あなたの心と体を硬直させ、声の震えや頭が真っ白になる現象を引き起こします。
つまり、緊張を和らげる鍵は、この2つしかありません。
- 圧倒的な「準備」で不安を消す
- 失敗を恐れない「マインドセット」を持つ
1. 「準備」で不安を消す。今すぐできる3つの物理的対策
「緊張するな」と精神論を唱えるより、物理的な準備で不安要素を一つひとつ潰していく方が遥かに効果的です。
対策①:「完璧な原稿」を捨て、「キーワード」で話す
これが最も重要です。原稿の一言一句を「丸暗記」するのは、緊張の最大の原因になります。 なぜなら、「一箇所忘れたら、すべてが終わる」というプレッシャーを自分にかけているからです。
- NG例:「本日は、〇〇について…」と原稿を丸暗記する。
- OK例:「①つかみ(問いかけ)→ ②課題の背景(データ)→ ③私の提案(ココが核!)→ ④大学での展望」という「流れ(構成)」と、各パートで絶対に言いたい「キーワード」だけを覚える。
「キーワード」さえ覚えていれば、あとはその場で自分の言葉を紡げば大丈夫です。これが「丸暗記」を「自分の言葉」に変える唯一の方法です。
対策②:「最悪」をシミュレーションしておく
本番で一番怖いのは「想定外」が起きることです。
- 「もし、機材トラブルでスライドが映らなかったら?」 →その場合は、ハンドアウト(配布資料)を見ながら口頭で説明します。
- 「もし、途中で言葉に詰まって、頭が真っ白になったら?」 →「申し訳ありません、少し考えをまとめます」と正直に言って、10秒間黙って呼吸を整える。
- 「もし、圧迫面接のような厳しい質問が来たら?」 →「ご指摘ありがとうございます」と一度受け止め、自分の考えを誠実に話す。
このように「最悪の事態」と「その対処法」を事前に決めておくだけで、心に「保険」がかかり、驚くほど冷静になれます。
対策③:「自分の姿」を録画し、見慣れる
スマホで、自分のプレゼン練習を録画してください。そして、それを(恥ずかしいですが)何度も見返しましょう。
- 自分の「話し方のクセ」(「えー」「あのー」が多い、早口すぎるなど)
- 自分の「立ち振る舞いのクセ」(体が揺れている、目が泳いでいるなど)
これらを客観的に把握し、「次はここを直そう」と改善を繰り返す。この「見慣れる」という作業が、本番での過度な緊張を劇的に減らしてくれます。
2. 「マインドセット」を変える。本番で実力を出す3つの心構え
準備を万全にしたら、あとは「心」の持ち方です。
心構え①:「完璧」を目指さない
プレゼンは、一言も間違えずに話す「朗読コンクール」ではありません。 あなたの「熱意」と「思考の深さ」を伝える場です。 少しくらい言葉に詰まっても、言い間違えても、「失礼しました。〇〇です」と堂々と訂正すれば、何の問題もありません。完璧さより、「伝えようとする姿勢」が100倍重要です。
心構え②:面接官を「敵」だと思わない
「採点されている」「落とそうとしている」と思うから緊張するのです。 面接官(大学の教授)は、あなたの「敵」ではありません。あなたの研究テーマに興味津々の、「未来の指導教官候補」です。 「自分の大好きなこのテーマについて、専門家と対話できる!」「私の考えを聞いてほしい!」という、「対話」や「発表会」の意識で臨みましょう。
心構え③:「緊張している自分」を認める
「緊張するな、緊張するな…」と焦れば焦るほど、緊張は増します。 緊張は、あなたが「本気」である証拠です。
プレゼンの冒頭、どうしても声が震えそうなら、 「本日は、〇〇高校の〇〇です。憧れの先生方の前で、大変緊張しておりますが、精一杯伝えます。よろしくお願いいたします!」 と、正直に宣言してしまうのも一つの手です。 その誠実さが、むしろ好印象に繋がることもあります。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
総合型選抜のプレゼンテーションは、あなたの「本気」を大学にぶつける場です。緊張して当然です。
その緊張を乗り越える力は、才能ではなく、「これだけやったんだ」という圧倒的な準備量からしか生まれません。
今回ご紹介した対策とマインドセットで万全の準備をし、本番は「失敗」を恐れず、面接官との「対話」を楽しんできてください。あなたの挑戦を、心から応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

