
【受験戦略】「滑り止め」で消耗してない?第一志望に合格するための「併願計画」の落とし穴と鉄則
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
第一志望校の対策には全力を注いでいても、意外と後回しにされがちなのが「併願校(滑り止め)」の受験計画です。
しかし、この併願計画の良し悪しが、第一志望の合否に直結することをご存じでしょうか?
無理なスケジュールで心身を消耗し、本命の試験日に実力を発揮できずに終わる……そんな悲劇は絶対に避けなければなりません。
「とりあえず、受かりそうなところを数打ちゃ当たるでしょ」 「日程が空いている日は全部埋めておこう」
もし、そんな安易な気持ちで併願スケジュールを組んでいるとしたら、今すぐ見直しが必要です。
併願校選びは、単なる保険ではありません。本命の試験で100%の力を出すための「メンタルと体力の防衛戦」です。
今回は、受験生が陥りやすい「併願計画の落とし穴」と、絶対に守るべき「鉄則」を解説します。
落とし穴①:「3日連続受験」の魔のループ
日程表をパズルのように埋めていくと、気づけば「3日連続」「4日連続」で試験が入っていることがあります。
これは最も避けるべきパターンです。
- 1日目: 緊張で普段以上に疲れる。
- 2日目: 疲れが抜けず、集中力が落ち始める。
- 3日目: 脳が働かず、ケアレスミスを連発する。
もし、この「3日目」が第一志望の試験日だったらどうなるでしょうか?
鉄則として、「受験は連続しても2日まで」に留めましょう。本命校の前日は、必ず休養日(移動日や軽い復習の日)に充てられるよう調整するのがプロの戦略です。
落とし穴②:「入学金締切日」を見落とす
「合格発表日」ばかり気にして、「入学手続き(入学金の振込)締切日」を確認し忘れていませんか?
よくある失敗が、「第一志望の合格発表の『前日』が、併願校の入学金支払期限だった」というケースです。
この場合、第一志望の結果が分からないまま、数万〜数十万円の入学金を支払わなければ権利をキープできません(これを「捨て金」と呼ぶこともあります)。
経済的な負担を減らすためにも、「合格発表日」と「手続締切日」を時系列で並べたカレンダーを作成し、無駄のないスケジュールを組みましょう。
落とし穴③:総合型選抜と一般入試の「二兎追い」による自滅
KOSSUN教育ラボとして特に注意を促したいのが、総合型選抜(AO入試)と一般入試の併願バランスです。
- 総合型選抜: 書類作成や面接対策が必要。
- 一般入試: 学科試験の勉強が必要。
「総合型選抜でたくさん併願しよう!」と欲張ると、志望理由書の作成に追われ、一般入試の勉強時間がゼロになるリスクがあります。逆に、一般入試の勉強ばかりして、総合型の書類が手抜きになれば本末転倒です。
「自分のメイン武器はどちらか?」を明確にし、総合型選抜なら「本気で書類を書けるのは2〜3校まで」など、キャパシティを超えない計画が必要です。
鉄則:併願校は「3つの階層」で組む
併願計画の基本は、以下の3つの階層でバランスよく選ぶことです。
- 挑戦校(チャレンジ校): 第一志望。倍率が高くても行きたい大学。
- 実力相応校: 模試でB〜C判定。過去問で合格点が取れている大学。
- 安全校(滑り止め): 模試でA判定。確実に合格できる大学。
重要なのは、「早い時期に『安全校』の合格を1つ確保すること」です。 「どこにも受かっていない」というプレッシャーは、受験後半になるほど重くのしかかります。早めに「行く場所はある」という安心感を手に入れることで、本命校に強気で挑むことができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
受験は、学力だけでなく「戦略」の勝負です。 どんなに頭が良くても、スケジュール管理で失敗すれば、その実力は発揮されません。
「このスケジュールで本当に体力が持つかな?」 「もし全部落ちたら、メンタルはどうなるかな?」
最悪のケースも想定しながら、「第一志望の日に、最高のコンディションで机に座れる計画」を立ててください。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
西村 成道(にしむら・なるみち)
KOSSUN教育ラボ 副代表。総合型選抜(AO入試)のプロ講師として1,200名以上の塾生をサポート。特に書類選考の通過率は通算96.4%と業界トップを記録。難関大学を中心に、「評定不良」「実績なし」「文章嫌い」からの逆転合格者を毎年輩出。圧倒的な指導力と実績が受験生、保護者の間で話題となり、全国から入塾希望者が殺到している。著書、メディア出演多数。

