
- 1. 【学部選び】「建築都市デザイン」に向いている人って?建物と街を繋ぐクリエイター!新しい建築教育を牽引する大学を紹介
- 2. 1. 建築都市デザイン学部に向いている「3つのタイプ」
- 2.1. タイプA:ズームレンズを持つ「空間の演出家」
- 2.2. タイプB:人と街を繋ぐ「コミュニティ・ビルダー」
- 2.3. タイプC:生活者起点の「ライフスタイル・クリエイター」
- 3. 2. 新しい建築教育を牽引する注目3大学
- 3.1. ① 大阪電気通信大学(建築・デザイン学部)
- 3.2. ② 日本女子大学(建築デザイン学部)
- 3.3. ③ 共立女子大学(建築・デザイン学部)
- 4. 3. 総合型選抜で「建築都市デザイン」を狙う戦略
- 4.1. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【学部選び】「建築都市デザイン」に向いている人って?建物と街を繋ぐクリエイター!新しい建築教育を牽引する大学を紹介
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「ただカッコいい建物を建てるだけでは、良い街にはならない」 「家の中のインテリアだけでなく、その家が建つ『街並み』や『人々の暮らし』までまるごとデザインしたい」
そんな、ミクロな「建築(建物)」とマクロな「都市(街・コミュニティ)」の両方の視点を行き来しながら、人々の豊かな生活空間を創り出したいと考えるあなたには、「建築都市デザイン」という領域が最適です。
従来のゴリゴリの理系(工学部建築学科)から一歩踏み出し、人間のライフスタイルや感性、そして社会学的なアプローチを重視する新しい形の「建築・デザイン系学部」が、近年続々と誕生しています。
今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「建築都市デザイン領域に向いている人の3つの特徴」と、「独自のアプローチで新しい建築教育を展開する3大学(大阪電気通信大・日本女子大・共立女子大)」について徹底解説します。
「建築」と「都市デザイン」。この2つは似ているようで、見ているスケールが違います。建築が「ひとつのハコ(建物)」をどう作るかだとすれば、都市デザインは「そのハコとハコの間(道や広場)に、どうやって人の賑わいを生み出すか」を考える学問です。
では、具体的にどんな人がこのスケールの大きなクリエイティブ学部にぴったりなのでしょうか?
1. 建築都市デザイン学部に向いている「3つのタイプ」
タイプA:ズームレンズを持つ「空間の演出家」
- 「自分の部屋の模様替え(インテリア)も好きだし、旅行先で美しい街並み(風景)を眺めるのも好き」
- 「家具のような小さなモノから、公園やストリートのような大きな空間まで、トータルでデザインしたい」
- 特徴: ミクロ(生活者の視点)とマクロ(都市計画の視点)を自由に行き来し、空間全体を一つの作品としてプロデュースしたい人。
- なぜ向いている?: この領域では、建築物単体だけでなく、それが周囲の環境や街並みにどう溶け込むかまでを総合的に学ぶからです。
タイプB:人と街を繋ぐ「コミュニティ・ビルダー」
- 「シャッター商店街をリノベーションして、若者とお年寄りが交流できるカフェを作りたい」
- 「建物を作るだけでなく、そこで行われるイベントや人々の関わり合い(コト)もデザインしたい」
- 特徴: ハード(図面やコンクリート)だけでなく、ソフト(人間の心理やコミュニティの仕組み)に強い関心がある人。
- なぜ向いている?: 建築都市デザインは、社会学やコミュニティ論と密接に結びついています。「人が集まる仕組み」を空間デザインの力で解決する実践的なスキルが身につきます。
タイプC:生活者起点の「ライフスタイル・クリエイター」
- 「数学や物理の計算よりも、そこで暮らす人の『心地よさ』や『使いやすさ』から設計をスタートさせたい」
- 「家事動線や、子育てしやすい間取りなど、リアルな生活の課題を解決する家を作りたい」
- 特徴: 理系的な構造計算の前に、「人間はどう生きるべきか」という文系的・生活者的なアプローチを大切にする人。
- なぜ向いている?: 近年新設されているデザイン系の建築学部は、従来の工学的なアプローチだけでなく、家政学や生活科学をルーツに持つことも多く、人に優しい空間設計をじっくり学べます。
2. 新しい建築教育を牽引する注目3大学
近年、生活者の視点やデジタル技術を掛け合わせた新しい「建築・デザイン系学部」が続々と誕生しています。それぞれの強みを持つ3大学を紹介します。
① 大阪電気通信大学(建築・デザイン学部)
- 特徴: 2024年4月に新設。テクノロジーとデザインを融合させ、これからの時代の空間クリエイターを育成する関西の注目学部です。
- ポイント:
- 「クリエイティビティ×テクノロジー」の最前線:「建築専攻」と「空間デザイン専攻」で構成されています。「電気通信大」という情報技術に強いバックグラウンドを最大限に活かし、スマートシティや最先端の空間デザインに挑戦できるのが圧倒的な強みです。
② 日本女子大学(建築デザイン学部)
- 特徴: 2024年に新設。日本の住居学を長年牽引してきた伝統ある「家政学部 住居学科」が、満を持して独立・発展した学部です。
- ポイント:
- 生活者視点の建築学: 女性の視点や、生活者のリアルな営みを起点とする「住居学」の伝統を受け継いでいます。単に巨大なビルを建てるだけでなく、住環境、インテリア、そしてそれらが集まる都市や地域社会まで、人々の暮らしを豊かにする建築家・都市デザイナーを育成します。数多くの著名な女性建築家を輩出してきた実績とネットワークは日本屈指です。
③ 共立女子大学(建築・デザイン学部)
- 特徴: 2023年に新設。「家政学部 建築・デザイン学科」から移行し、東京都心の神田(神保町)キャンパスで学ぶ都市型学部です。
- ポイント:
- 「建築」と「デザイン」の融合: 空間をつくる「建築コース」とモノをつくる「デザインコース」が用意されています。建築デザインから始まり、空間を彩るインテリア、さらには生活雑貨や視覚伝達のグラフィックデザインまで、領域を横断して学べるのが魅力です。キャンパス自体がビジネスと文化の中心地にあり、都市のダイナミズムを肌で感じながら感性を磨けます。
3. 総合型選抜で「建築都市デザイン」を狙う戦略
建築やデザイン系学部の総合型選抜(AO入試)において、「おしゃれなカフェを作りたいです」「絵を描くのが好きです」というアピールだけでは、趣味の範囲を出ません。
合格する志望理由の鉄則: 「私は、地方都市における『中心市街地の空洞化と多世代交流の減少』という課題に関心があります。これを解決するには、単に新しい箱モノを建てるのではなく、既存の空き店舗を改修し、学生の自習室と高齢者の憩いの場を兼ねたシェアスペースへとリノベーションする都市デザインの視点が必要です。貴学で生活者視点の空間設計とコミュニティデザインを横断的に学び、街に賑わいを取り戻す建築家になりたいです」
重要なのは、「都市や地域が抱える社会課題(過疎、孤立、環境問題など)」を的確に捉え、それを「建築や空間デザインの力でどう解決するか」というロジックを組むことです。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
建築都市デザインの領域は、あなたの頭の中に描いた「こんな空間があったらいいな」という想像が、現実の街の風景を変え、そこに集まる人々の笑顔を生み出す、魔法のような学問です。 理系の論理的思考と、文系の人間理解、そして芸術の感性。そのすべてを総動員して、未来の暮らしをデザインしてみませんか?
今回紹介した3大学(大阪電気通信大・日本女子大・共立女子大)の中で、あなたが最もワクワクした「学びのアプローチ(デジタルの活用、生活者視点、インテリアとの融合など)」はどれですか? もしよろしければ、その関心に合わせて、「志望理由書の核となる社会課題のテーマ設定」を一緒に考えてみましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。

