テクニックでは誤魔化せない。「志の高さ」が志望理由書に宿る瞬間

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

「どうすれば選考官に刺さる文章が書けるのか」 「どんな立派な言葉を並べれば、合格に近づけるのか」

そんな風に、文章の「テクニック」や「見栄え」ばかりを気にしていませんか?

しかし、数多くの受験生を指導し、合格・不合格の分かれ目を見てきた教務担当として、皆さんに一番お伝えしたいことがあります。

総合型選抜(旧AO入試)で最も大切なこと。それは、綺麗な文章を書くことでも、特別な実績を誇ることでもありません。それは、あなたの内側から溢れ出る「志(こころざし)の高さ」です。

今回は、なぜ「志」が書類の説得力を決めるのか、そしてどうすればその志を書類に宿らせることができるのかについてお話しします。


1. 「志」とは「私的な欲望」を「公的な貢献」へ昇華させたもの

そもそも、総合型選抜で問われる「志」とは何でしょうか。それは、単に「自分がこうなりたい」「この仕事に就いて有名になりたい」といった個人的な願望だけを指すのではありません。

あなたの「好き」や「得意」が、誰のために役立つのか

大学が求めているのは、「自分のためだけに学ぶ人」ではなく、「大学で得た知見を使い、社会の課題を解決しようとする人」です。 例えば、「プログラミングが得意です」という事実だけでなく、「その力を使って、地域の高齢者の孤独を解消したい」という、他者や社会への視点が入った瞬間に、それは「志」へと変わります。この視点の高さこそが、選考官が真っ先に見ているポイントです。


2. なぜ「志の高さ」が書類の質を左右するのか

不思議なことに、志が高い受験生の書類には、読み手の心を動かす「温度」が宿ります。それには明確な理由があります。

リサーチの「深さ」が変わるからです

「なんとなく合格したい」と思っている人と、「この社会課題を解決するために、どうしてもこの研究室で学ばなければならない」と確信している人では、情報の集め方が根本的に違います。志が高い人は、関連する論文を読み込み、現場に足を運び、専門家の声を聴きます。その結果、書類に書かれる一文字一文字に圧倒的な具体性と根拠が備わるのです。

「言葉の重み」が変わるからです

他人の言葉を借りただけの志望理由書は、すぐに分かります。一方で、自分の「志」から紡ぎ出された言葉は、たとえ少し不器用であっても、そこには嘘偽りのない「本気度」が宿ります。面接においても、志が定まっている生徒は、どんな角度からの質問に対しても自分の軸をぶらさずに答えることができるのです。


3. 「志の高さ」を書類に宿らせるための3つのステップ

では、どうすれば自分の中にある「志」を言語化し、書類に込めることができるのでしょうか。

ステップ1:徹底的に「なぜ?」を繰り返す

自分が興味のある分野に対して、「なぜ私はこれに惹かれるのか?」「なぜ今の社会にはこれが必要なのか?」と、最低5回は自問自答してください。深掘りの果てに、あなただけの譲れない「願い」が見えてきます。

ステップ2:「利己」から「利他」へ視点を広げる

自分の夢が叶ったとき、喜ぶのは誰でしょうか。あなたの学びによって救われる人、笑顔になる人は誰ですか?その姿を具体的にイメージし、書類の中に「社会との接点」を明確に記述してください。

ステップ3:大学の「理念」と魂を共鳴させる

志望校のアドミッション・ポリシーや、大学が掲げる使命(ミッション)を読み込んでください。「大学が目指す未来」と「あなたの志」がどこで重なり合うのか。そこを繋ぎ合わせることで、あなたの書類は「大学へのラブレター」から「未来の共創計画」へと進化します。

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

総合型選抜の準備期間は、決して楽なものではありません。自分と向き合い、否定され、迷うこともあるでしょう。そんな時、あなたを支えてくれるのはテクニックではなく、「私はこれを成し遂げるんだ」という高い志です。

「自分の志が、まだぼんやりとしていて言葉にならない」 「社会に貢献したい気持ちはあるけれど、どう表現すればいいか分からない」

そんな悩みを持つのは、あなたが誠実に自分と向き合おうとしている証拠です。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。