
- 1. 【筑波大推薦】筑波大学学校推薦型選抜「医学群」徹底解説!求める学生像から選考対策まで
- 2. 1. 医学群の募集人員と推薦人員の制限
- 3. 2. 求める学生像と「3つの推薦要件」
- 3.1. 学類ごとの入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)
- 3.2. 選べる3つの推薦要件(学校長がいずれかの要件で推薦)
- 4. 3. 入学者選抜方法と独自の試験内容(共通テスト不要)
- 4.1. 採点・評価基準と試験形式
- 4.2. 医学類
- 4.3. 看護学類
- 4.4. 医療科学類
- 5. 4. KOSSUN教育ラボが教える!医学群推薦・突破のための3大戦略
- 5.1. 戦略1:小論文における「総合記述力」の養成
- 5.2. 戦略2:「志望の動機」の解像度を上げ、厳しい適性面接を制する
- 5.3. 戦略3:活動報告書(要件3)における「探究プロセスの可視化」
- 6. ⚠️ 受験生の皆さんへ
- 7. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【筑波大推薦】筑波大学学校推薦型選抜「医学群」徹底解説!求める学生像から選考対策まで
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
筑波大学が実施する「学校推薦型選抜(推薦入試)」は、高等学校での平素の学習成果や諸活動の実績をベースに、学校長が責任を持って優秀な生徒を推薦する入試制度です。共通テストを課さない筑波大学の推薦入試(一部学類を除く)において、最難関とされる「医学群」の選考は、将来の医療界やヘルスサイエンス分野を担う高い資質と明確な動機を持った受験生が集まる超激戦区です。
今回は、「令和8年度(2026年度)筑波大学推薦入試 学生募集要項(学校推薦型選抜)」に基づき、医学群の学校推薦型選抜の概要、求める学生像、推薦要件、そして合格に向けた対策のポイントをプロの視点から徹底解説します。
1. 医学群の募集人員と推薦人員の制限

医学群に属する3つの学類の募集人員、および1つの高校から推薦できる人数の制限は以下の通りです。
| 学類名 | 募集人員 | 1校で推薦し得る数 | 共通テストの有無 |
| 医学類 | 44名 医学類地域枠推薦:23名(注2) | 推薦要件(1)または(2):1~*3名 (注3) 医学類地域枠推薦:制限なし 推薦要件(3):1名 | 課さない |
| 看護学類 | 28名 | 推薦要件(1)または(2):2名 推薦要件(3):1名 | 課さない |
| 医療科学類 | 10名 | 推薦要件(1)または(2):2名 推薦要件(3):1名 | 課さない |
📌 注意: 国公立大学(※独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学・学部を除く。以下同じ)の推薦入試(大学入学共通テストを課す場合、課さない場合を含めて)への出願は一つの大学・学部のみです。また、合格した場合には必ず入学することを確約できる者(専願)に限られます。
(注2)医学類地域枠推薦の募集人員は認可申請時における予定人数であり、変更となる場合もあります。決定次第大学入試情報サイトで通知されます。
(注3)前年度までの過去3年間合計の筑波大学医学類入学者実績(数)が2名の場合は2名まで、3名以上の場合は3名までの推薦を可とします。なお、入学者実績(数)とは「推薦入試」及び「個別学力検査等」の入学者数の合計とします。また、該当する高等学校等には学生募集要項公表後(9月中旬頃)別途通知。通知がない高等学校等は1名とします。
2. 求める学生像と「3つの推薦要件」

医学群では、全教科がバランス良く優れていることを大前提に、医療人・研究者を志向する強い動機と、人を愛する感性を備えている人材を求めています。
学類ごとの入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)
- 医学類:高等学校で学習する全教科がバランス良く優れている者の中から、医師となる資質が十分な人材を小論文、適性試験によって総合的に評価します。さらに【地域枠推薦入試】では、将来茨城県の医療を担う強い意志を有する人材が求められます。
- 看護学類:看護に関連する分野において、明確な問題意識と優れた洞察力を有する人材。
- 医療科学類:医療人を志向する強い動機と適性、社会貢献への熱意に加えて、主体的に行動する能力を有する人材。
選べる3つの推薦要件(学校長がいずれかの要件で推薦)
志願者は、自分の強みに応じて以下のいずれかの推薦要件に該当する必要があります。
- 要件(1) 【学業重視枠】 調査書の学習成績概評がA段階に属する者、又は筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者。
- 要件(2) 【卓越能力・適性重視枠】
- 医学類:全教科がバランスよく優れている上に、英語、数学及び理科(物理・化学・生物のうち2科目)の能力が抜群である者で、医師となる資質が十分と考えられる者(それを証明する客観的資料があれば適宜添付のこと。)
- 看護学類:看護に関連する分野について明確な問題意識と優れた能力を有し、部活動、地域活動、社会活動等において実績を有する者。(それを証明する客観的資料があれば適宜添付のこと。)
- 医療科学類:医療科学に関連する分野について明確な問題意識と優れた能力を有し、特に数学、理科(物理・化学・生物のうち2科目)及び英語の能力に優れている者。(それを証明する客観的資料があれば適宜添付のこと。)
- 要件(3) 【国際探究・素養枠】 高等学校等において、国際的な課題をテーマとする探究的な学習や国際交流活動に取り組み、国際的な素養を身に付けた者のうち、英語及び理系(医学類・医療科学類)科目の能力が抜群で、将来それぞれの分野における国際舞台で活躍する資質が十分であると考えられる者(本人の作成する「活動報告書」の添付が必須)。
3. 入学者選抜方法と独自の試験内容(共通テスト不要)

医学群の学校推薦型選抜では、すべての学類において大学入学共通テストの受験は必要ありません。11月下旬に実施される独自の「小論文」と「面接・適性試験」の成績、および提出書類を総合的に判定して合格者を決定します。
採点・評価基準と試験形式
医学類
- 小論文:英語(読解力・作文力)、数学、理科(物理学、化学、生物学のうち2科目)の総合的学力を測定するとともに論理的思考力、表現力を評価します。
- 適性試験(面接等):
- 適性試験(1):筆記試験により、適応力や学習意欲、人間性等を評価します。
- 適性試験(2):個別面接により、医学を志向する動機、修学に対する意欲等を総合的に評価します。
看護学類
- 小論文:小論文(1)では和文を、小論文(2)では英文を課し、問題意識、論理的思考力、文章表現力を総合的に評価します。
- 個別面接:看護学を志向する動機、適性、感性、社会的適応力等、人間性について総合的に評価します。
医療科学類
- 小論文:小論文(1)では英文を、小論文(2)では和文を課し、英語の総合的学力と数学・理科の基礎的学力を評価するとともに、論理的思考力、文章表現力を総合的に評価します。
- 面接(個別面接):医療を志向する強い動機、適性、感性、社会的適応力等、人間性について総合的に評価します。
💡 重要:英語資格・検定試験の反映について 医学類では「CEFR C1相当以上」、看護学類・医療科学類では「CEFR B1相当以上」の有効な4技能スコア証明書(原本)を提出した場合、総合評価に反映されます。
4. KOSSUN教育ラボが教える!医学群推薦・突破のための3大戦略

最高峰の医学・医療適性が試される医学群の推薦入試を攻略するための3つの戦略です。
戦略1:小論文における「総合記述力」の養成
【KOSSUN教育ラボの視点】
医学類の小論文は、一般的な論文記述ではなく、英語・数学・理科(2科目)の極めて高度な総合学力テストです。また、看護や医療科学でも、専門に関連する英語文章の読解と理数の基礎学力が課されます。共通テストを課さない代わりに、この小論文で一般入試を突破できるレベルの盤石な学術的素養があるかを徹底的に見られています。
KOSSUN教育ラボでは、教科学習の指導は行いませんが、単に問題が解けるだけでなく、解答に至る思考プロセスを論理的かつ明確に記述する答案作成力を、小論文演習を通じて極限まで引き上げます。
戦略2:「志望の動機」の解像度を上げ、厳しい適性面接を制する
【KOSSUN教育ラボの視点】
出願時に提出する「志望の動機」は、面接官(教授陣)があなたを厳しく評価するためのベースとなります。医学類(地域枠)であれば「茨城県の地域医療へ貢献する具体的な熱意」、看護や医療科学であれば「医療人を志す明確な動機や適性」が、面接および適性試験で徹底的に深掘りされます。
KOSSUN教育ラボの模擬面接では、論理的なロジックを両立して対話できるスキルを鍛え上げます。
戦略3:活動報告書(要件3)における「探究プロセスの可視化」
【KOSSUN教育ラボの視点】
国際探究枠(要件3)で出願を狙う場合、提出する「活動報告書」の完成度が大きな鍵になります。あなたが高校時代に取り組んだ科学研究や国際活動について、どのような問題意識を持ち、どうアプローチしたのかを、審査官である大学教授に伝える必要があります。 10月下旬からの出願登録期に向けて、夏休み中にこの報告書と「志望の動機」を一気に完成させ、秋以降は小論文の教科学習指導にリソースを集中できる環境を創出します。
⚠️ 受験生の皆さんへ

本記事は「令和8年度(2026年度)筑波大学推薦入試 学生募集要項(学校推薦型選抜)」の内容に基づいています。インターネット出願の登録期間や、医学類で必須となる「茨城県地域医療医師修学資金貸与制度」への事前応募手続、対象となる英語外部試験の原本提出ルールについては、必ず筑波大学公式ウェブサイトの大学入試情報サイトから最新の募集要項をご自身の手で直接ダウンロードし、最終確認を行ってください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

筑波大学医学群の学校推薦型選抜は、あなたがこれまでの高校生活で培ってきた全教科の優れた学力と、疾病の克服や人々の健康格差をなくしたいという崇高な情熱を多面的に評価してくれる最高のステージです。
- 「医療」を志す確かな覚悟:単なる憧れにとどまらず、現代社会が抱える医療課題や、目の前の命とどう向き合うかという主体的な思考を日々深めてください。
- 自己分析と言語化の精度:「あなた」という人間が、なぜ筑波大学のこの医療教育環境で学びたいのか、その意志のロジックを限界まで高めていきましょう。
高い志を持ったあなたの挑戦を、私たちは全力で応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
群馬県出身。お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
「令和8年度(2026年度)筑波大学推薦入試 学生募集要項(学校推薦型選抜)」

