【筑波大推薦】筑波大学学校推薦型選抜「情報学群」徹底解説!求める学生像から選考対策まで

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

筑波大学が実施する「学校推薦型選抜(推薦入試)」は、高等学校での平素の学習成果や諸活動の実績をベースに、学校長が責任を持って優秀な生徒を推薦する入試制度です。共通テストを必要としない筑波大学の推薦入試は、11月下旬に実施される独自の小論文や面接によって、あなたの論理的思考力や情報分野への高い適性がダイレクトに評価されます

今回は、「令和8年度(2026年度)筑波大学推薦入試 学生募集要項(学校推薦型選抜)」に基づき、情報学群の学校推薦型選抜の概要、求める学生像、推薦要件、そして合格に向けた対策のポイントをプロの視点から徹底解説します。

1. 情報学群の募集人員と推薦人員の制限

情報学群に属する3つの学類の募集人員、および1つの高校から推薦できる人数の制限は以下の通りです

学類名募集人員1校で推薦し得る数共通テストの有無
情報科学類12名推薦要件(1)または(2):2名
推薦要件(3):1名
課さない
情報メディア創成学類10名
推薦要件(1)または(2):2名
推薦要件(3):1名
課さない
知識情報・図書館学類44名
推薦要件(1)または(2):制限なし
推薦要件(3):制限なし
課さない

📌 注意:国公立大学(※独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学・学部を除く。以下同じ)の推薦入試(大学入学共通テストを課す場合、課さない場合を含めて)への出願は一つの大学・学部のみです。また、合格した場合には必ず入学することを確約できる者(専願)に限られます。

2. 求める学生像と「3つの推薦要件」

情報学群では、高等学校で学習する全教科がバランス良く優れていることを前提に、情報への強い興味や豊かな発想力を持ったあなたを求めています

学類ごとの入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)

  • 情報科学類高等学校における学習状況と課外活動への取組みとともに、情報科学や情報技術への関心、新しい技術を創造する意欲、自己表現能力、論理的に思考しその結果を的確に説明するコミュニケーション能力を持つ人材。
  • 情報メディア創成学類高等学校在学中の学習状況や基礎学力、課外活動への取組みとともに情報メディアの科学と技術に対する学習意欲や目的意識、自己表現能力、自己分析能力、コミュニケーション能力を持つ人材。
  • 知識情報・図書館学類高等学校で学習する全教科がバランス良く優れていることに加え、論理的思考力、コミュニケーション能力、説得力、豊かな発想を持つ人材。

選べる3つの推薦要件(学校長がいずれかの要件で推薦)

志願者は、自分の強みに応じて以下のいずれかの推薦要件に該当する必要があります

  • 要件(1) 【学業重視枠】
    • 情報科学類・情報メディア創成学類調査書の学習成績概評がA段階に属する者、又は筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者。
    • 知識情報・図書館学類調査書における全体の学習成績の状況(評定平均値)が4.0以上の者、又は筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者。
  • 要件(2) 【卓越能力・学校内外の実績枠】
    • 情報科学類・情報メディア創成学類それぞれの分野に強い関心を持ち、論理的思考能力と表現力に優れ、豊かな発想ができる者(客観的資料があれば適宜添付)。
    • 知識情報・図書館学類知識、情報、図書館等に関する学校内外での研究や活動(探究学習、自主研究、部活動、社会活動等)において優れた実績を有する者(客観的資料があれば添付)。
  • 要件(3) 【国際探究・素養枠】
    • 高等学校等において、国際的な課題をテーマとする探究的な学習や国際交流活動に取り組み、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的な素養を身に付けた者(本人の作成する「活動報告書」の添付が必須)。

3. 入学者選抜方法と独自の試験内容

情報学群の学校推薦型選抜では、すべての学類において大学入学共通テストの受験は必要ありません11月下旬に実施される学類ごとの「小論文」と「面接(またはビブリオバトル)」の成績、および提出書類を総合的に判定して合格者を決定します。

情報科学類

  • 小論文情報科学や情報技術の学習に必要な学力、論理的思考能力、問題解決能力および表現能力等を評価します。
  • 個別面接:論理的思考能力、学習適格性、表現能力等を評価します。なお、面接には数学の口頭試問を含みます

情報メディア創成学類

  • 小論文情報メディアの科学と技術の学習に必要な学力、論理的思考能力、問題解決能力および表現能力等を評価します。
  • 個別面接高等学校での活動歴、志望動機、論理的思考能力、学習適格性、表現能力等を評価します。なお、面接には数学の口頭試問を含みます

知識情報・図書館学類

  • 小論文当学類での学習に必要な論理的思考力や理解力、表現力、広い視野からの発想等を評価します。
  • 面接(ビブリオバトル方式)個別面接ではなく、小グループによるビブリオバトルを行います。説得力、コミュニケーション能力等を総合的に評価します。

📌 重要:英語資格・検定試験の反映について 情報学群では、4技能のスコアが掲載された有効期限内の証明書(英検、TOEFL、IELTSなど)を提出した場合、「CEFR B1相当以上」のスコアを有していれば総合評価に反映されます。

4. KOSSUN教育ラボが教える!情報学群推薦・突破のための3大戦略

高い論理的思考力と、学類固有の特殊な選考形式への適応が問われる情報学群の攻略法です

戦略1:「数学の口頭試問」に耐えうる数学的ロジックの構築(情報科学・情報メディア)

【KOSSUN教育ラボの視点】

情報科学類と情報メディア創成学類の面接には、受験生が最も恐れる「数学の口頭試問」が含まれています。出題された数学的課題の解法プロセスをその場で面接官(教授陣)に説明しなければなりません。 単に問題が解けるだけでなく、自分の思考ルートを「なぜその公式を使うのか」「どうしてその条件が必要なのか」まで論理的に説明する表現力が不可欠です。

KOSSUN教育ラボでは、「福利の法則(復唱・結論・理由・以上)」に基づき知的に回答する力を模擬面接で徹底的に鍛え上げます。

戦略2:知識情報・図書館学類の「ビブリオバトル面接」を制する

【KOSSUN教育ラボの視群】

知識情報・図書館学類の面接は、全国でも極めて珍しい「ビブリオバトル方式(小グループでの書評合戦)」が採用されています。

KOSSUN教育ラボでは、どのような切り口で独自のプレゼンを展開すべきか、グループ内でのディスカッション対応まで含めて、戦略的にプロデュースします。

戦略3:「志望の動機」の明確化と徹底した書類管理

【KOSSUN教育ラボの視点】

出願時に提出する「志望の動機」の完成度は、面接の成否を大きく左右します。なぜ他のIT系大学ではなく、筑波大の情報学群でなければならないのか、その目的意識をシャープに言語化する必要があります。 また、推薦入試は10月下旬からインターネット出願登録が始まるため、夏休み中に「志望の動機」の執筆や、要件(3)で必要となる「活動報告書(表紙を含めA4判5ページ以内)」の整理を終えておくことが、合格を確実にするための鉄則です。

⚠️ 受験生の皆さんへ

本記事は「令和8年度(2026年度)筑波大学推薦入試 学生募集要項(学校推薦型選抜)」の内容に基づいています。インターネット出願の登録手順や、知識情報・図書館学類のビブリオバトルに関する詳細なルール、対象となる英語外部試験の原本(または高校長公印付きの写し)提出ルールについては、必ず筑波大学公式ウェブサイトの大学入試情報サイトから最新の募集要項をご自身の手で直接ダウンロードし、最終確認を行ってください

KOSSUN教育ラボからのメッセージ

筑波大学情報学群の学校推薦型選抜は、あなたがこれまでの高校生活で培ってきた全般的な学力と、未来の情報社会を創造しようとする高い志を多面的に評価してくれる素晴らしい入試です

  • 「情報」を科学する視点単にIT技術を使う側ではなく、それをどう社会に役立てるか、どう新しい価値を提案できるかという論理的思考を日々大切にしてください。
  • 自己分析と言語化の精度「あなた」という人間が、なぜ筑波大学のこの最先端の研究環境で学びたいのか、その意志のロジックを限界まで高めていきましょう。

高い志を持ったあなたの挑戦を、私たちは全力で応援しています。

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。

※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。

「令和8年度(2026年度)筑波大学推薦入試 学生募集要項(学校推薦型選抜)」