
- 1. 【東京科学大】東京科学大学「総合型選抜(環境・社会理工学院)」徹底解説!理工学と社会の叡智をありたい未来の創造へ繋ぐルート
- 2. 1. 環境・社会理工学院の募集人員と入試種別
- 3. 2. 求める学生像と出願要件
- 3.1. 求める学生像(アドミッション・ポリシー)
- 3.2. 出願資格の要点
- 4. 3. 選考方法と試験内容(共通テスト評価と独自の個別テスト)
- 4.1. [提出書類・アピール要素]
- 4.2. [第1段階選抜(共通テスト評価)]
- 4.3. [第2段階選抜(個別テスト:募集区分ごとの総合問題)]
- 4.3.1. 募集区分ごとの試験内容
- 5. 4. KOSSUN教育ラボが教える!環境・社会理工学院突破のための3大戦略
- 5.1. 戦略1:独自の募集区分(A・B・C)に合わせた「課題意識」の徹底的な尖鋭化
- 5.2. 戦略2:造形・公共課題筆記の「表現ルール」への適応
- 5.3. 戦略3:対話によって思考を深める面接を「福利の法則」で完全攻略
- 6. ⚠️ 受験生の皆さんへ
- 7. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【東京科学大】東京科学大学「総合型選抜(環境・社会理工学院)」徹底解説!理工学と社会の叡智をありたい未来の創造へ繋ぐルート
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
これまでに受けた理数系の授業や実験、あるいは地域社会・環境に関わる主体的な活動を通して、都市のあり方やグローバルな環境課題に目覚め、主体的な視野とタフな精神力を磨いてきたあなたへ。もしあなたが「海外や国内での経験・学びを活かし、理工学的叡智に加えて人文社会科学的叡智を広く環境や社会に応用し、人類と社会の持続的発展に貢献したい」という強い志を抱いているなら、そのポテンシャルをストレートに評価してくれる特別なステージが用意されています。
それが、旧・東京工業大学と旧・東京医科歯科大学が統合し、世界最高水準の教育・研究環境を擁して誕生した東京科学大学の「総合型選抜」です。
今回は、「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」を徹底分析し、全国から多角的な視点を持つ優秀な才能が集まる、環境・社会理工学院「総合型選抜」の概要、求める学生像、各系(建築学、土木・環境工学、融合理工学)の選考内容、臨場感あふれる個別テスト(造形・筆記・面接)対策まで、合格を掴み取るためのプロ直伝の対策ポイントを余すことなく解説します。
1. 環境・社会理工学院の募集人員と入試種別

東京科学大学の「総合型選抜」は、学士課程に入学する枠として実施されます。本学院では学士課程2年目の系所属を見据え、入試の段階で以下の3つの募集区分(A・B・C)を設けています。
- 募集人員・区分:
- A 建築学系:一般枠 8人 / 女子枠 3人
- B 土木・環境工学系:一般枠 6人 / 女子枠 3人
- C 融合理工学系:一般枠 6人 / 女子枠 3人
- 入学時期:4月入学(前年の12月に出願、翌年2月に選考が行われる、あなたの潜在力を発掘するための極めて重要なルートです)。
💡 女性志願者に関する重要ポイント 環境・社会理工学院では、他の学院とは異なり、女性の志願者に限り「一般枠」と「女子枠」の併願が可能と募集要項に明記されています。それぞれで判定が行われ、両方合格であれば女子枠での合格となります。チャンスを2倍に広げられるこの仕組みを、戦略的に活用しましょう。
2. 求める学生像と出願要件

東京科学大学環境・社会理工学院がこの入試で求めているのは、単に「理系科目の計算が得意な受験生」ではありません。確実な基礎学力に加え、環境や社会の複雑な課題に対して柔軟な発想力を発揮し、主体的に学ぶ意欲に満ちた人材です。
求める学生像(アドミッション・ポリシー)
人類と社会の持続的発展に環境と生活・産業基盤の観点から貢献しようという高い志を有し、理系科目を中心に確実な基礎学力を備えた者。とりわけ総合型選抜では、環境や社会にかかわる多様で複雑な問題の解決に対する柔軟な発想力と、その発想を他者と共有するための表現力の2点に秀でた素質が認められる者を強く求めます。(出典:『2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項』 P.4)
出願資格の要点
高等学校(中等教育学校)を卒業(見込み)の者等であり、合格した場合には必ず入学することを確約できる者とします(女子枠は戸籍上の性別が「女性」である者に限ります)。大学入学共通テストで指定された教科・科目をすべて受験することが必須となります。
3. 選考方法と試験内容(共通テスト評価と独自の個別テスト)

環境・社会理工学院の選考は、一般選抜とは一線画す、あなたの「知的な記述・造形力」と「社会への問題意識」をダイレクトに見極める「第1段階選抜(共通テストの成績等)」と、独自の「第2段階選抜(個別テスト)」の2段階によって総合的に判定されます。
[提出書類・アピール要素]
- 志望理由書(全枠共通) なぜ環境・社会理工(建築、土木環境、融合理工)を志すのか、なぜ東京科学大学の環境・社会理工学院なのかを800字以内で論理的に記述します。
- 【重要】枠によって異なる「活動実績報告書」の提出ルール
- 一般枠(A・B・C):「活動実績報告書」の提出は不要です。
- 女子枠(A・B・C):「活動実績報告書」の提出が必須です。これまで授業や課外で取り組んだ活動、およびそれらを通して養われた能力・考え方のうち、環境や社会とのかかわりでアピールできるものをまとめる必要があります。
[第1段階選抜(共通テスト評価)]
志願者数が募集人員の倍率(各枠・区分ともに約2倍)を超えた場合、共通テストの成績(得点合計)や出願書類に基づき第1段階選抜を行います。
- 配点(共通テスト:1000点満点):国語200、地歴公民100、数学200、理科200、外国語200、情報100。
[第2段階選抜(個別テスト:募集区分ごとの総合問題)]
第1段階選抜を突破した精鋭のみが、2月上旬、系ごとの専門的・多角的な個別テストに挑みます。
募集区分ごとの試験内容
- A 建築学系(一般枠・女子枠)
- 造形課題:「数学Ⅲ」程度までの数学を応用した建築に関連する形態の造形、スケッチおよび説明文を解答させ、建築・都市空間のデザインおよび表現能力を評価します。
- B 土木・環境工学系(一般枠・女子枠)
- 面接:筆記を含む:国内外の社会や環境に関わる公共的な課題に対して問題の所在を整理し、解決できる素養並びにその表現の能力を評価します。
- C 融合理工学系(一般枠・女子枠)
- 面接:グローバル化する世界の環境及び社会的な課題に関する設問に対して、解答者独自の見解を論理的にまとめ、それを説明し、審査員と質疑応答する面接を行います。論理的な思考力、表現力、対話によって思考を深める力を評価します。
※女子枠においては、上記それぞれの試験に加え、提出された「活動実績報告書」の記載内容についても合わせて評価されます。
4. KOSSUN教育ラボが教える!環境・社会理工学院突破のための3大戦略

あなたの理数の基礎力と社会への広い視野を、大学教授を唸らせる「学術的ロジック」へと翻訳するための3つの戦略です。
戦略1:独自の募集区分(A・B・C)に合わせた「課題意識」の徹底的な尖鋭化
【KOSSUN教育ラボの視点】
環境・社会理工学院の入試は、他の学院と異なり、最初から「系(建築・土木・融合)」に直結した独立した試験内容が課されます。そのため、志望理由書(女子枠は活動実績報告書も含む)の段階から、それぞれの領域に合致した深い課題意識を示すことが必須です。
KOSSUN教育ラボでは、建築学系(A)なら都市空間やデザインの思想、土木・環境工学系(B)ならインフラや環境の公共的課題、融合理工学系(C)ならグローバル社会の持続可能性など、あなたがこれまでに関心を持った具体的な事象を最先端研究へと結びつけ、「人文社会科学的叡智をも巻き込んで新しい学術を創生したい」という高い志をアピールする出願書類をプロデュースします。
戦略2:造形・公共課題筆記の「表現ルール」への適応
【KOSSUN教育ラボの視点】
建築学系(A)の造形課題(数学Ⅲの応用とスケッチ・説明文)や、土木・環境工学系(B)の公共的課題を整理する筆記試験は、日本の通常のペーパーテストとは全く異なる「思考を可視化する能力」が問われます。 数理的なロジックをいかに空間や形態へと翻訳するか、あるいは複雑な社会問題の所在をいかに構造化して記述するか。過去の出題傾向を徹底的に分析し、採点官である大学教授に「この学生は、専門的なデザイン演習や社会工学的な分析に即座に対応できる卓越した表現力と柔軟な発想力を持っている」と確信させる必要があります。
戦略3:対話によって思考を深める面接を「福利の法則」で完全攻略
【KOSSUN教育ラボの視点】
土木・環境工学系(B)や融合理工学系(C)の面接では、国内外の多様で複雑な課題をテーマに、審査員との深い対話が求められます。「答えのない、現代社会のリアルな問い」に対して、独自の見解を論理的に説明し、教授陣からの鋭い突っ込みを吸収しながら思考をさらに深められるか。緊迫したディスカッションの場こそ、KOSSUN教育ラボ式「伝わる」話し方のメソッド「福利の法則(復唱・結論・理由・以上)」が最大の武器になります。
- F(復唱):教授の高度な質問や複雑な社会的問いを「〜というご質問ですね」と一度復唱し、頭の中で論理を整理する時間を生み出す。
- K(結論):自らの明確なスタンスや解決へのアプローチ(結論)をまず一言で示す。
- R(理由):これまでに修得した理数系の確実な基礎知識(根拠)や、人文社会科学的な広い視野を交え、論理的に理由を述べる。
- I(以上):「以上です」と明快に締めくくる。
この淀みないコミュニケーションスタイルを徹底することで、面接官に「素晴らしい論理的思考力と、多様な人々と協働して持続可能な社会を牽引できる『知の匠』の素質がある」という強い信頼感を与えます。
⚠️ 受験生の皆さんへ
本記事は「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」に基づき執筆しています。総合型選抜は、出願書類(志望理由書、女子枠の活動実績報告書、調査書)の厳封・郵送のルール、Web出願サイトでの顔写真アップロードの手順、共通テストにおける情報Iなどの科目受験義務、一般枠と女子枠の選択(環境・社会理工学院のみ女性の併願が可能)が非常に厳格です。出願を検討するにあたっては、必ず東京科学大学公式の入試情報サイトから最新の募集要項を直接ダウンロードし、細部まで最終確認を行ってください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

これまでの正規カリキュラムや、社会・環境への自発的な問題意識の中で、自ら問いを立てて理数分野をやり遂げつつある「あなた」には、一般的なペーパーテストの枠には収まらない、素晴らしい「知の体力」と多角的な広い視野が備わっています。
- 過酷な課題を生き抜いた知性を武器に:日々の学習や、複雑な社会課題への探求、プレッシャーを乗り越えてきたあなたの行動力と論理思考力は、環境・社会理工という人類の持続可能な未来をデザインする学問に挑むための最高の土台です。
- 社会とともに新たな価値を創造する存在へ:東京科学大学の環境・社会理工学院は、常識や型にとらわれず、高い知性と卓越した学術を創生できる「あなた」のような人材を待っています。面接官である教授陣と、未来の都市やグローバル社会の課題について対等にディスカッションするつもりで、堂々と挑みましょう。
「あなた」がこれまでの学びで培った探究の火を、社会の未来を明るく照らす知性の光へと変えるために。その挑戦を、私たちは全力でバックアップします。
世界を舞台に「科学の進歩」と「人々の幸せ」に貢献する高度専門人材を目指す「あなた」からのご相談を、心よりお待ちしています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。
■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」


