
- 1. 【総合型選抜】志望理由書は「専門用語の定義」で差がつく!大学教授を唸らせる論理的作文術
- 2. 1. なぜ「専門用語の定義」が合格を左右するのか?
- 2.1. ① 「論理的思考力」と「研究への本気度」を証明するため
- 2.2. ② 教授陣との「前提のズレ」をゼロにするため
- 2.3. ③ 読み手(教授)の「脳のストレス」を無くすため
- 3. 2. 志望理由書で専門用語を正しく扱う「3つの黄金法則」
- 3.1. 法則①:「一般的な定義」+「自分なりの限定(解像度)」を添える
- 3.2. 法則②:専門用語は「1文章につき1つ」に絞り、短文で説明する
- 3.3. 法則③:背伸びをした流行語・難解語は使わない
- 4. 3. 受験対策の極意:志望理由書・小論文・面接の「言葉」を研ぎ澄ます
- 5. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【総合型選抜】志望理由書は「専門用語の定義」で差がつく!大学教授を唸らせる論理的作文術
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
総合型選抜や学校推薦型選抜の対策を進め、志望理由書の原稿を繰り返し推敲する中で、次のような壁に突き当たってはいませんか?
「志望理由書の中に専門用語を使っているけれど、使い方が合っているか不安だ」
「難しそうな言葉を並べたら、学校の先生から『言葉が独り歩きしている』と指摘された」
「カタカナ語や専門用語をどこまで詳しく説明すべきか迷っている」
関心のある学問分野について調べていくと、「DX」「サステナビリティ」「コミュニティ」「イノベーション」といった難しそうな専門用語や概念を使いたくなるものです。
しかし、知っておいていただきたい重要な事実があります。
大学の採点官である大学教授陣は、「難しい専門用語がたくさん使われているかどうか」で評価しているのではありません。
教授たちが厳しく見ているのは、「その専門用語の『定義』を正確に理解し、自分の言葉として論理的に使いこなせているか」という点です。
専門用語の定義が曖昧なまま使われた文章は、学問のプロである教授陣から見れば一瞬で「うっすらとした知識で書いた表面的な文章」だと見抜かれてしまいます。
今回は、なぜ専門用語の定義を明確に書くことが重要なのか、その理由と、志望理由書の説得力を劇的に高める具体策を徹底解説します。
1. なぜ「専門用語の定義」が合格を左右するのか?

大学教授は日々、厳密な「言葉の定義」に基づいて学術論文を読み書きしている論理のプロフェッショナルです。
学問の世界において、定義が曖昧な言葉を使って論を展開することは、土台(基礎)がない場所に家を建てるようなものであり、学術的な説得力を一瞬で失ってしまいます。
志望理由書において専門用語の定義を明確にするべき理由は、大きく分けて3つあります。
① 「論理的思考力」と「研究への本気度」を証明するため
専門用語を単なる「格好いい飾り」として使うのではなく、「私がここで使う〇〇という言葉は、〇〇という状態を指す」と定義できること自体が、高い論理的思考力と文献調査の深さを証明する強力なアピールになります。
② 教授陣との「前提のズレ」をゼロにするため
例えば「地域活性化」という言葉ひとつを取っても、人によって「観光客を増やすこと」を指す場合もあれば、「定住人口や関係人口を増やすこと」「地域の経済循環率を上げること」を指す場合もあります。
自分がどのような意味・範囲でその言葉を使っているのかを宣言(定義)しなければ、教授陣との間に認識のズレが生じ、論旨が正しく伝わらなくなってしまいます。
③ 読み手(教授)の「脳のストレス」を無くすため
定義が曖昧で抽象的な言葉が並んだ文章を読むとき、教授の脳には「これはどういう意味で言っているのだろう?」という不要な思考負荷(ストレス)がかかります。
定義を提示して文章の透明性を高めることで、教授陣はストレスなくあなたの熱い主張を理解できるようになります。
2. 志望理由書で専門用語を正しく扱う「3つの黄金法則」

それでは、志望理由書の中で専門用語や概念を提示する際の実践的なノウハウをご紹介します。
法則①:「一般的な定義」+「自分なりの限定(解像度)」を添える
辞典や教科書に載っている定義をそのまま書くだけでは、単なる知識のひけらかしになってしまいます。重要なのは、「本稿における定義」を自分でバシッと限定することです。
- ×「私は貴学でマーケティングを学び、地域活性化に貢献したい。」(抽象的で言葉が浮いている)
- ○「私は貴学で地域マーケティングを学び、単なる観光客誘致にとどまらない『リピーター率80%を超える持続可能な関係人口の創出』としての地域活性化に貢献したい。」
「地域活性化」という広範な言葉に対して、「関係人口の創出」という具体的な定義・解像度を与えることで、あなたが取り組みたい研究課題の姿が一気に鮮明になります。
法則②:専門用語は「1文章につき1つ」に絞り、短文で説明する
アピールしたい一心で、一文の中に幾つもの専門用語(カタカナ語)を詰め込んでしまう受験生がいます。しかし、それでは「専門用語の羅列(言葉の渋滞)」が起き、読解の妨げになります。
文章の基本は「一文一意(60文字以内)」です。専門用語を提示する際は、その直前または直後の文で「つまり〜ということである」と分かりやすく補足説明を入れましょう。
法則③:背伸びをした流行語・難解語は使わない
論文やニュースで見かけただけの、使い慣れていない難解な言葉を無理に使う必要はありません。
二次選考の面接では、志望理由書に書かれた専門用語について「あなたが書いている〇〇という概念について、学術的な定義を詳しく説明してください」と鋭く突っ込まれる可能性が非常に高いからです。
面接で教授と対等に議論できるレベルまで自分が噛み砕いて理解できている言葉だけを厳選して使用しましょう。
3. 受験対策の極意:志望理由書・小論文・面接の「言葉」を研ぎ澄ます

総合型選抜や学校推薦型選抜における最大の極意は、「すべての試験項目において、ブレのない一貫した『言葉の定義』を持ち続けること」です。
当塾が推奨するKOSSUN教育ラボ式「志望理由書の型」の4ステップ構成マップ(志の宣言・一貫性の提示・志望動機・締めの一押し)に沿って志望理由書を組み立てる際、冒頭の「志の宣言」で提示したキーワードの定義が、書類全体の軸となります。
- 志望理由書:研究テーマのコアとなるキーワードの「定義」を明記し、論理的な骨組みを作る。
- 小論文:課題文や設問に対して、まず「本稿における〇〇とは〜と定義する」と前提を置いた上で論を展開する。
- 面接:志望理由書で定義した言葉の背景にある「原体験」や「先行研究」について、自分の言葉でハッキリと教授陣へ伝える。
書類から小論文、面接に至るまで、言葉の定義にこだわり抜いた姿勢を見せることで、教授陣に「この受験生は、すでに大学生として学問を深める準備(アカデミックスキル)ができている」という強い確信を与えることができます。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

志望理由書を作成する作業とは、単に大学に入るための書類作りではありません。あなた自身がこれから何を学び、どんな社会課題と向き合っていくのかを、自分自身の「言葉」で定義していく崇高なプロセスです。
「なんとなく聞いたことがある言葉」に頼るのをやめ、「自分はこの言葉をどういう意味で使いたいのか」を最後の1文字まで問い直してみてください。
言葉の定義を明確にし、真摯に向き合った文章には、他の誰にも真似できない圧倒的な論理と魂が宿ります。
丁寧に推敲を重ね、研ぎ澄まされた最高の志望理由書を胸に、第一志望校の扉を強く叩いてください。
あなたが自分だけの言葉で教授陣の心を動かし、見事合格を勝ち取られることを、教務一同、心より応援しております。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。


