こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「作文」と「論文」の違いって、なんとなく聞いたことあるけど、具体的にどう違うの?
どっちも「書く」ことに変わりないけれど、実はその目的や書き方は大きく違います。この違いをしっかり理解しておけば、学校の課題や入試で「どう書けばいいの?」と悩むことも減るはずです。
今回は、作文と論文の違いをわかりやすく解説します。それぞれの特性や使い分けのポイントを知って、どんな課題にも自信を持って取り組めるようにしましょう!
作文と論文の違いって?
まずは簡単に説明すると、作文は「自分のことを自由に書くもの」、論文は「データや証拠をもとに論理的に主張するもの」です。それぞれの特徴や目的を詳しく見ていきましょう。
作文の定義と目的
作文は、自分の体験や感情を自由に表現するための文章です。たとえば、学校の課題で「夏休みの思い出」や「私の好きな映画」というテーマが出たら、それが作文です。
- 作文の目的:
書き手の感情や考えを読者に伝えること。読む人に「この子、こんな体験したんだ」と感じてもらうことが大事です。 - 具体例:
「家族と行った旅行先でのエピソード」や「最近ハマっているスポーツについて」など、書きたいテーマを自由に選べます。たとえば、「私は家族と海に行きました。スイカ割りをして大笑いしたことが一番楽しかったです」といった文章でOK!自分らしさを出せるのが作文の特徴です。
論文の定義と目的
論文は、あるテーマについて調べたり考えたりして、根拠に基づいて主張を展開する文章です。作文とは違い、「自由に書く」わけではなく、読んだ人が「なるほど!」と思えるようにデータや論理を使って説得することが大事です。
- 論文の目的:
新しい考えや知識を提示して、読者に納得してもらうこと。特に入試やレポートでは、この論理的な書き方が求められます。 - 具体例:
「地球温暖化を防ぐにはどうすればいいか」といったテーマで、「温室効果ガス削減が重要」と主張する場合、具体的なデータや科学的な根拠を挙げて説明します。「CO2排出量が過去10年間で急増している」というデータを示したり、「再生可能エネルギーの普及が効果的」と結論づけたりするのが、論文の書き方です。
作文と論文の形式や構造の違い
作文の形式と構造
作文には厳密なルールはありません。とにかく書き手が思ったことや感じたことを自由に書いてOK!小説のようにストーリーを持たせたり、エピソードを時系列で語ったりするのもアリです。
- 具体例:
「夏休みの思い出」で作文を書く場合、「家族旅行で海に行ったこと」から始めて、途中で「砂浜での出来事」や「夜に花火をした話」を自由に盛り込む、といった流れが考えられます。
論文の形式と構造
論文には「序論・本論・結論」の3つの構造が必要です。特に入試やレポートでは、この構造を守らないと評価が下がることもあるので要注意!
- 具体例:
「スマホ依存が与える影響」をテーマにするなら、 - 序論: 「スマホ依存の問題が近年増加している」ことを紹介する。
- 本論: 「依存が引き起こす集中力の低下や健康への悪影響」をデータや具体例を用いて説明する。
- 結論: 解決策として「スマホ使用時間を制限するアプリを活用する」などの提案を述べる。
このように、論文では順序立てて論理的に話を進めることが求められます。
作文と論文を書くときのコツ
作文を書くときのコツ
- テーマを絞る
「何について書くか」を明確にするとスムーズに書けます。
例: 「部活で一番印象に残った試合」など。 - 感情を伝える
「どんな気持ちになったのか」を言葉にしてみましょう。たとえば、「初めての舞台で緊張して手が震えたけど、終わった後は達成感でいっぱいだった」など、リアルな描写が大切です。
論文を書くときのコツ
- 根拠を明確にする
データや引用を用いて主張を裏付けることが必要です。インターネットや図書館を活用して、信頼性のある情報を集めましょう。 - 論理的に話を進める
読者が迷わないように、主張→証拠→結論の順序で書きます。段落ごとに話を整理し、無駄なく進めるのがコツです。
作文と論文、共通して大事なこと
作文と論文、どちらを書くときも共通して気をつけるべきポイントがあります。それは「伝えたいことを明確にすること」。書き始める前に「何を言いたいのか」をハッキリさせると、スムーズに文章が書けるようになります。
まとめ
作文は感情や経験を自由に書き表す「自己表現」、論文は論理的に考えを示す「説得のための文章」。どちらも書く目的や場面に合わせて使い分けることが大切です。
「作文は得意だけど、論文は苦手…」と感じている人も大丈夫!練習を重ねれば必ず上達します。まずは、この記事を参考に、身近なテーマで作文や論文を書いてみましょう。慣れてきたら、先生や友達に感想をもらいながら、自分の文章をブラッシュアップしてくださいね。
文章力は、書けば書くほど伸びます。ぜひ楽しみながらチャレンジしてください!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。