
- 1. 【筑波大推薦】筑波大学学校推薦型選抜「理工学群」徹底解説!求める学生像から選考対策まで
- 2. 1. 理工学群の募集人員と推薦人員の制限
- 3. 2. 求める学生像と「3つの推薦要件」
- 3.1. 学類ごとの入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)
- 3.2. 選べる3つの推薦要件(学校長がいずれかの要件で推薦)
- 4. 3. 入学者選抜方法と試験内容(共通テスト不要)
- 4.1. 採点・評価基準と試験形式
- 4.2. 数学類・物理学類・化学類
- 4.3. 応用理工学類
- 4.4. 工学システム学類
- 4.5. 社会工学類
- 5. 4. KOSSUN教育ラボが教える!理工学群推薦・突破のための3大戦略
- 5.1. 戦略1:小論文の「数課題」と「英語を含む融合問題」への早期対策
- 5.2. 戦略2:面接での「口頭試問や議論」に対応できる対話力を養う
- 5.3. 戦略3:活動報告書(要件3)における「探究プロセスの可視化」
- 6. ⚠️ 受験生の皆さんへ
- 7. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【筑波大推薦】筑波大学学校推薦型選抜「理工学群」徹底解説!求める学生像から選考対策まで
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
筑波大学が実施する「学校推薦型選抜(推薦入試)」は、高等学校での平素の学習成果や諸活動の実績をベースに、学校長が責任を持って優秀な生徒を推薦する入試制度です。共通テストを必要としない筑波大学の推薦入試(一部学類を除く)は、11月下旬に実施される独自の小論文と面接によって、あなたの理数センスと探究心がダイレクトに評価されます。
今回は、最新の学生募集要項に基づき、理工学群の学校推薦型選抜の概要、求める学生像、推薦要件、そして合格に向けた対策のポイントをプロの視点から徹底解説します。
1. 理工学群の募集人員と推薦人員の制限

理工学群に属する6つの学類の募集人員、および1つの高校から推薦できる人数の制限は以下の通りです。
| 学類名 | 募集人員 | 1校で推薦し得る数 | 共通テストの有無 |
| 数学類 | 8名 | 推薦要件(1)または(2):2名 推薦要件(3):1名 | 課さない |
| 物理学類 | 14名 | 推薦要件(1)または(2):2名 推薦要件(3):1名 | 課さない |
| 化学類 | 12名 | 推薦要件(1)または(2):2名 推薦要件(3):1名 | 課さない |
| 応用理工学類 | 16名 | 推薦要件(1)または(2):2名 推薦要件(3):1名 | 課さない |
| 工学システム学類 | 20名 | 推薦要件(1)または(2):2名 推薦要件(3):1名 | 課さない |
| 社会工学類 | 12名 | 推薦要件(1)または(2):2名 推薦要件(3):1名 | 課さない |
📌 注意:国公立大学(※独自日程で入学者選抜試験を行う公立大学・学部を除く。以下同じ)の推薦入試(大学入学共通テストを課す場合、課さない場合を含めて)への出願は一つの大学・学部のみです。また、合格した場合には必ず入学することを確約できる者(専願)に限られます。
2. 求める学生像と「3つの推薦要件」

理工学群では、自然科学・工学への高い関心や明確な目的意識を持ち、自ら論理的に思考・分析できる優秀な人材を求めています。
学類ごとの入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)
- 数学類・物理学類・化学類:高等学校において優秀な成績を修めていることに加え、それぞれの学問に取り組む意欲や目的意識が明確であり、高等学校において優秀な成績を修めている人材。
- 応用理工学類:高等学校において優秀な成績を修めていることに加え、自然科学の技術分野への応用を理解し、進路を適切に表現できる能力や考察・分析能力を有する人材。
- 工学システム学類:高等学校在学中における授業科目の学習と生徒会やスポーツなどの課外活動への取り組みの両立を評価すると共に、工学系に必要な数学などの基礎学力や工学センス、並びに思考力・判断力・コミュニケーション能力等を備えた人材。
- 社会工学類:高等学校における学習習慣と入学後の学習に必要な基礎学力を備えた志望者の中から問題意識の高い人材を選抜。現代社会の課題や動きについての関心度、論理的・数理的分析力、自分の言葉で表現する能力を持つ人材。
選べる3つの推薦要件(学校長がいずれかの要件で推薦)
志願者は、自分の強みに応じて以下のいずれかの推薦要件に該当する必要があります。
- 要件(1) 【学業重視枠】 調査書の学習成績概評がA段階に属する者、又は筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者。
- 要件(2) 【特定教科・卓越能力枠】
- 数学類・化学類:それぞれの分野において、特に優れた能力を持つ者。
- 物理学類:数学又は理科において特に優れた能力を持つ者、国際物理オリンピック日本代表、あるいは物理チャレンジ第2チャレンジ出場者。
- 応用理工学類:数学又は理科の能力が抜群で(目安として学習成績が推薦校の上位5%以内)、かつ主専攻分野に対して旺盛な好奇心を持つ者。
- 工学システム学類:数学と理科の能力が卓越しており、論理的な思考力とその表現力に優れ、工学に強い関心と熱意を持つ者。
- 社会工学類:数学と英語に優れた能力を持ち、希望主専攻分野に関連する問題について強い関心を持ち、その分野で言っての成果を上げた者。
- 要件(3) 【国際探究・素養枠】 高等学校等において、国際的な課題をテーマとする探究的な学習や国際交流活動に取り組み、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的な素養を身に付けた者(本人の作成する「活動報告書」の添付が必須)。
3. 入学者選抜方法と試験内容(共通テスト不要)

理工学群の学校推薦型選抜では、大学入学共通テストの受験は必要ありません。11月下旬に本学(つくばキャンパス)で実施される「小論文」と「面接」の成績、および提出書類を総合的に判定して合格者を決定します。
採点・評価基準と試験形式
数学類・物理学類・化学類
- 小論文:それぞれの学問分野(数学・物理・化学)について複数の課題(数課題)を出題し、基礎学力、論理的思考力、問題意識、独創性、表現力等を評価します。
- 個別面接:高等学校での活動歴、志望動機に加え、各分野の学習に必要な基礎学力や問題発見・分析・解決能力等を総合的に評価します。
応用理工学類
- 小論文:自然科学を基礎とした工学の理解に必要な論理的思考力や表現力を判定するために、数学と英語を中心に評価します。
- 個別面接:論理的思考力、表現力に加え、志望の動機等勉学に対する意欲を評価します(自然現象等についての説明や議論を含みます)。
工学システム学類
- 小論文:工学分野を横断的にとらえ、実践するのに必要な数学、理科、英語の基礎力に基づく論理的思考力、問題解決能力、および論述表現を評価します。
- 個別面接:勉学に対する主体的な意欲、本人の希望分野と教育内容との適合、およびカリキュラム履修に必要な基礎学力を評価します。
社会工学類
- 小論文:現代社会の課題や動きに関連する設問に論述形式で解答、英語力や論理的・数理的な分析力、社会的な事象についての関心の程度、表現能力を評価します。
- 個別面接:小論文の内容に関する設問、志望動機に関する設問等により、社会現象への関心,英語力や論理的・数理的思考能力等社会工学類での学習に必要な基礎学力を評価します。
💡 重要:英語資格・検定試験の反映について 理工学群では、4技能のスコアが掲載された有効期限内の証明書(英検、TOEFL、IELTSなど)を提出した場合、「CEFR B1相当以上」のスコアを有していれば総合評価に反映されます。
4. KOSSUN教育ラボが教える!理工学群推薦・突破のための3大戦略

理数系の卓越した学力と、それを説明する論理的表現力が高い次元で求められる理工学群の攻略法です。
戦略1:小論文の「数課題」と「英語を含む融合問題」への早期対策
【KOSSUN教育ラボの視点】
数学類・物理学類・化学類の小論文は、一般的な記述小論文とは異なり、各教科の「数課題(高度な記述式の問題)」が出題されます。また、応用理工や工学システムでは英語を用いた理数系の論理的思考力が問われます。
単に答えを導き出すだけでなく、その解答に至るプロセスをどれだけ論理的に、採点官へ分かりやすく記述できるかが勝負の分かれ目です。
KOSSUN教育ラボでは、過去問の徹底的な分析を通じて、「論述表現の正確性」を極限まで高めます。
戦略2:面接での「口頭試問や議論」に対応できる対話力を養う
【KOSSUN教育ラボの視点】
理工学群の面接は、志望動機を聞くだけの形式的なものではありません。応用理工学類の「自然現象についての説明や議論」に代表されるように、あなたの理数的な思考の深さやセンスがリアルタイムで試される口頭試問のような場です。 これに対応するには、自分の言葉でロジックを組み立てる瞬発力が必要です。
KOSSUN教育ラボでは、教授陣からの鋭い突っ込みに対しても、動じることなくエビデンスを元に知的な対話ができるスキルを徹底的に鍛え上げます。
戦略3:活動報告書(要件3)における「探究プロセスの可視化」
【KOSSUN教育ラボの視点】
国際探究枠(要件3)で出願する場合、提出する「活動報告書」は、あなたの科学的アプローチを最大アピールできる主戦場です。 取り組んだ科学研究や国際活動について、どのような仮説を立て、どう実験・分析し、どのような結論に至ったのかを、図表を用いながら学術論文に匹敵する論理構成でまとめる必要があります。
KOSSUN教育ラボでは、審査官である大学教授の目を引く、完成度の高い書類作成をプロデュースします。
⚠️ 受験生の皆さんへ

本記事は「令和8年度(2026年度)筑波大学推薦入試 学生募集要項(学校推薦型選抜)」の内容に基づいています。インターネット出願の登録期間や、要件(3)で必要な「活動報告書」の細かな仕様、対象となる英語外部試験の提出ルールについては、必ず筑波大学公式ウェブサイトの大学入試情報サイトから最新の募集要項をご自身の手で直接ダウンロードし、最終確認を行ってください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

筑波大学理工学群の学校推薦型選抜は、あなたがこれまでの高校生活で培ってきたトップクラスの理数能力と、科学技術の未来を切り拓こうとする熱い情熱をストレートに評価してくれる素晴らしい入試です。
- 「なぜ?」を掘り下げる科学の目:公式や定理を暗記するだけでなく、その背景にある本質を理解し、論理的に説明できる思考習慣を大切にしてください。
- 自己分析と言語化の精度:「あなた」という人間がなぜ筑波のこの最先端の環境で学びたいのか、その意志のロジックを限界まで高めていきましょう。
高い志を持ったあなたの挑戦を、私たちは全力で応援しています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
群馬県出身。お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
「令和8年度(2026年度)筑波大学推薦入試 学生募集要項(学校推薦型選抜)」

