
- 1. 【学部選び】「スポーツ科学部」に向いている人って?根性論をデータとビジネスで打ち破る!名門7大学を一挙紹介
- 2. 1. スポーツ科学部に向いている「3つのタイプ」
- 2.1. タイプA:気合をデータに変換する「パフォーマンス・アナリスト」
- 2.2. タイプB:熱狂を収益に変える「スポーツ・ビジネス・プロデューサー」
- 2.3. タイプC:スポーツで社会の課題を解く「ヘルスケア&エデュケーター」
- 3. 2. トップアスリートからビジネスまで!スポーツ科学を牽引する7大学
- 3.1. 【圧倒的ブランドと最先端研究の最高峰】
- 3.2. 【全国区の規模を誇る私学の雄】
- 3.3. 【地域を牽引する東西のスポーツ総合拠点】
- 3.4. 【実践力とマネジメントに強い個性派チャレンジャー】
- 4. 3. 総合型選抜で「スポーツ科学部」を狙う戦略
- 4.1. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【学部選び】「スポーツ科学部」に向いている人って?根性論をデータとビジネスで打ち破る!名門7大学を一挙紹介
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「スポーツ科学部=毎日グラウンドで運動ばかりしている学部(体育の延長)」 「プロのアスリートや、体育の先生になるための学部」
もしあなたがそんなイメージを持っているなら、志望理由書を書く手が完全に止まってしまうか、総合型選抜(AO入試)の面接で大学教授に「それは部活でやればいいことだよね?」と一蹴されてしまいます。
現代のスポーツ科学部は、気合や根性といった「精神論」を完全に排除し、医学、物理学(バイオメカニクス)、栄養学、さらには経営学(ビジネス)や社会学といったあらゆる学問を駆使して、スポーツの持つ力を「科学的」に解き明かす場所です。
「スポーツを『する』側から、『支える・創る・分析する』側へ回りたい」。そんな知的なスポーツマン(ウーマン)に最適な舞台です。
今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「スポーツ科学部に向いている人の3つの特徴」と、「日本のスポーツ界を牽引する名門7大学」について徹底解説します。
スポーツの記録が日々更新され、スポーツビジネスが巨大な市場となっている今、現場で求められているのは「気合」ではなく「エビデンス(科学的根拠)」です。 「なぜケガをしたのか」「なぜあのチームは儲かっているのか」。この「なぜ」を学問として探求できるのがスポーツ科学部です。
では、具体的にどんな人がこの熱く、かつ冷静な学部に向いているのでしょうか?
1. スポーツ科学部に向いている「3つのタイプ」
タイプA:気合をデータに変換する「パフォーマンス・アナリスト」
- 「フォームの改善を『もっと腰を落として』といった感覚的な言葉ではなく、関節の角度や力のベクトルで論理的に説明したい」
- 「スポーツにおけるケガ(障害)を防ぐためのトレーニング法や、勝つための戦術をデータサイエンスで導き出したい」
- 特徴: 自身の競技経験の中で、非科学的な指導に疑問を持ったことがあり、バイオメカニクス(生体力学)やスポーツ医学といった「理系アプローチ」で人体と動作の限界に挑みたい人。
- なぜ向いている?: 最新のモーションキャプチャーや測定機器を使い、人間の動きを数値化・映像化して、パフォーマンス向上と障害予防のメカニズムを徹底的に研究できるからです。
タイプB:熱狂を収益に変える「スポーツ・ビジネス・プロデューサー」
- 「プロスポーツチームの球団職員になり、観客動員数を増やすマーケティングやファンビジネスを仕掛けたい」
- 「スポーツメーカーで新しいウェアを企画したり、スポーツイベントを通じた地方創生(まちづくり)を行いたい」
- 特徴: スポーツを「競技」としてだけでなく、巨大な「産業(ビジネス)」や「エンターテインメント」として捉え、お金と人を動かす仕組みを作りたい人。
- なぜ向いている?: スポーツマネジメントやスポーツマーケティング、スポーツ法学を専門的に学び、スポーツを「儲かる・持続可能な事業」へと育てる経営視点が養われるためです。
タイプC:スポーツで社会の課題を解く「ヘルスケア&エデュケーター」
- 「ただ体育を教えるだけでなく、子どもの発育発達のメカニズムや、スポーツ心理学をふまえた科学的なコーチングがしたい」
- 「超高齢社会において、中高年の健康寿命を延ばすための『生涯スポーツ』の仕組みを地域に広めたい」
- 特徴: トップアスリートの支援だけでなく、子どもから高齢者、障害のある人まで、すべての人々が健康で豊かに生きるための「社会インフラ」としてスポーツを活用したい人。
- なぜ向いている?: スポーツ教育学、健康科学、公衆衛生学をベースに、学校現場や地域社会で指導力を発揮できる確かな理論と実践力が身につくからです。
2. トップアスリートからビジネスまで!スポーツ科学を牽引する7大学
スポーツ科学系の学部は、大学によって「競技スポーツ(勝つための科学)」に強いか、「健康・教育」に強いか、「ビジネス」に強いかが異なります。
【圧倒的ブランドと最先端研究の最高峰】
- ① 早稲田大学(スポーツ科学部): 埼玉県・所沢キャンパスに拠点を置く、日本のスポーツ科学の絶対的トップです。「スポーツ医科学コース」「健康スポーツコース」「トレーナーコース」「スポーツコーチングコース」「スポーツビジネスコース」「スポーツ文化コース」があります。1年次には幅広い切り口からスポーツ科学を学び、2年次から専門としたい分野(6コース)を選択します。※2021年度入学者より、スポーツ教育コースの募集を停止しました。
【全国区の規模を誇る私学の雄】
- ② 日本大学(スポーツ科学部): 東京都・三軒茶屋キャンパスに2016年に誕生した、新しいながらも強烈な存在感を放つ学部です。「コーチング学」を中核に自然科学、医科学、社会科学などを総合的に学びます。1年次では、参加型の授業で知識だけではなく「自ら考え行動する力」を養います。2年次では、「アスリートコース」または「スポーツサポートコース」を選択し、スポーツ科学の学びを深めていきます。
【地域を牽引する東西のスポーツ総合拠点】
- ③ 中京大学(スポーツ科学部): 愛知県に拠点を置く、中部地方のスポーツの絶対的王者。豊田キャンパスの広大な敷地には、国内最高峰の施設と設備が整っています。「スポーツ教育学科」「競技スポーツ科学科」「スポーツ健康科学科」「トレーナー学科」「スポーツマネジメント学科」の5学科体制です。
- ④ 福岡大学(スポーツ科学部): 九州最大規模の総合大学が展開する西日本の拠点。「スポーツ科学科」と「健康運動科学科」の2学科体制です。広大なキャンパスと充実した設備を持ち、科学的なデータ測定に基づくコーチング学やスポーツ医学に非常に強いのが特徴です。※令和8年度より新カリキュラムが始動し、スポーツ科学科および健康運動科学科では「S&C(ストレングス&コンディショニング)トレーナーコース」が新設されます。スポーツ科学・健康運動科学の知識を生かし、社会の多様なニーズに応える人材を養成する「キャリアデザインコース」も設置されます。
【実践力とマネジメントに強い個性派チャレンジャー】
- ⑤ 駿河台大学(スポーツ科学部): 「スポーツと教育コース」「スポーツと健康コース」「スポーツと地域・社会コース」の3つのコースで構成されています。希望する進路にあわせて、2年次に3つのコースの中から1つを選択します。
- ⑥ 桐蔭横浜大学(スポーツ科学部): 神奈川県に位置し、「スポーツ教育学科」と「スポーツ健康科学科」の2つの学科で構成されています。インターンシップ実習や国際コミュニケーション実習など、教室で学んだ知識をすぐに現場(フィールド)で試すことができる、体験型実習が充実しています。
- ⑦ 山梨学院大学(スポーツ科学部): 1年次はスポーツ科学の基礎知識やスポーツ競技の実践力を身につけ、2年次から「競技スポーツ」「障害スポーツ」に特化した科目を選択します。3年次になると、自分の興味・目的にあったゼミナールへ所属します。
3. 総合型選抜で「スポーツ科学部」を狙う戦略
スポーツ科学部の総合型選抜(AO入試)において、「ずっとサッカーをやってきたので、将来は指導者になりたいです」「スポーツの楽しさを伝えたいです」というアピールは、「ただの運動好き」とみなされ不合格になります。
合格する志望理由の鉄則: 「私は、中学・高校の部活動における『成長期の非科学的なトレーニングによる疲労骨折(課題)』を根絶したいです。気合や根性に頼る指導ではなく、バイオメカニクスとスポーツ栄養学の知見が現場には不可欠です。貴学でスポーツ医科学を学び、動作解析システムを用いてケガのリスクを可視化するプログラムを開発し、ジュニア世代の安全な競技環境をデザインするスポーツ科学のアナリストになりたいです」
重要なのは、「スポーツ界や地域社会が抱える具体的な『課題(ケガ、ビジネスの赤字、高齢者の運動不足など)』は何か」、そして「それを精神論ではなく、どのような『科学(データ、医学、ビジネス)』のアプローチで解決するのか」を論理的に語ることです。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
スポーツ科学部は、あなたのスポーツに対する「好き」という熱い情熱を、「科学」という誰もが納得する冷徹な武器に変換してくれる場所です。 プレイヤーとしての限界を感じた人でも、この学部で知識を身につければ、裏方(アナリストやビジネスパーソン)として再び日本一や世界一を目指すことができます。
今回紹介した「データ・医科学領域」「ビジネス・マネジメント領域」「教育・ヘルスケア領域」の3つのアプローチの中で、あなたが今最も「面白そう」「課題を解決したい」と感じる分野はどれですか?
もしよろしければ、あなたのこれまでのスポーツ経験や、ニュースで気になっているスポーツの課題を教えてください。それをベースに、総合型選抜で勝つための「スポーツ科学×社会課題の探究テーマ」の原案を一緒に練り上げていきましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。


