全落ちを防ぎ、第一志望合格率も高める「併願校選びの黄金則」

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。

総合型選抜(AO入試)に挑戦する皆さんから最も多く寄せられる不安の一つが、「もし第一志望に落ちたらどうしよう……」という併願戦略への悩みです。

総合型選抜は「マッチング」の入試である以上、どれだけ準備を尽くしても、大学側の求める学生像との微細なズレで結果が分かれることがあります。だからこそ、「納得感のある併願校」を戦略的に選んでおくことが、心の安定を生み、結果として第一志望の面接でも堂々と振る舞える「余裕」に繋がります。

今回は、教務担当の視点から、後悔しないための「併願校選びの黄金則」を詳しく解説いたします。


1. 総合型選抜における併願の「3つのメリット」

「第一志望以外は考えられない」という一途な思いは素晴らしいものですが、戦略的に併願を組むことには、実は合格率を高める理由があります。

① 「本番の経験」が第一志望への予行練習になる

総合型選抜の試験日程は大学によって異なります。9月に試験がある大学を併願することで、面接の緊張感や書類審査のプロセスを実戦で経験できます。この経験値は、10月や11月に行われる第一志望の試験において、圧倒的なアドバンテージになります。

② 複数の視点で「自分の志」がブラッシュアップされる

異なる大学の志望理由書を書くことで、「A大学の視点ではこう見えるが、B大学の視点ではこうなる」という多角的な分析が生まれます。これにより、あなたの研究テーマの解像度が上がり、第一志望の書類もより深く、鋭いものへと進化します。

③ 「不合格」のリスクを分散し、メンタルを守る

全落ちの恐怖は、想像以上に思考を鈍らせます。「ここなら行きたい」と思える併願校を確保しておくことで、心にゆとりが生まれ、本来の自分の力を発揮しやすくなります。


2. 失敗しないための「併願校選びの黄金則」

併願校を選ぶ際は、以下の3つの基準を意識してください。

【則一】「研究テーマ」を軸に横展開すること

「大学の名前」ではなく、「やりたい研究ができるか」で選んでください。

  • ポイント: 自分の探究テーマ(例:教育格差、防災デザインなど)が、その大学のどの教授、どのカリキュラムで実現できるかを確認します。テーマが共通していれば、提出書類の核となる部分を流用でき、準備の負担を劇的に減らすことができます。

【則二】アドミッション・ポリシーの「グラデーション」を意識すること

全く同じ評価基準の大学ばかりを受けるのは、リスクの分散になりません。

  • ポイント: 「活動実績を重視する大学」「評定平均を重視する大学」「当日課題(小論文等)を重視する主義の大学」など、異なる評価軸を持つ大学を組み合わせることで、どこかの「網」にあなたの強みが引っかかる確率を高めます。

【則三】「入学後の姿」を具体的にイメージできること

「滑り止め」という言葉は、総合型選抜には不向きです。

  • ポイント: 併願校であっても、「もしここに入学することになったら、このサークルに入って、この授業を受けよう」とワクワクできるポイントを必ず一つは見つけておきましょう。その「前向きな姿勢」は、必ず書類や面接の熱量として伝わります。

3. 4月の今、やっておくべき「併願リサーチ」

ステップ1:昨年度の「入試日程」をカレンダーに書き出す

総合型選抜は日程が重複しがちです。「A大学の2次試験と、B大学の1次試験が重なっている」といった事態を避けるため、早めにスケジュールを把握しましょう。

ステップ2:複数の大学の「アドミッション・ポリシー」を比較する

「求める学生像」を並べて読むことで、「この大学はリーダーシップを求めているが、あちらは専門知識を求めている」といった違いが見えてきます。


KOSSUN教育ラボからのメッセージ

併願校を賢く選ぶことは、決して第一志望を諦めることではありません。むしろ、第一志望という高い山に登るための「命綱」をしっかりと結ぶ作業です。

広い視野を持って大学を探すことが、秋の笑顔に直結します。最高の併願戦略を手に、自信を持って挑戦を始めましょう!

KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。