
- 1. 【学部選び】「リベラルアーツ学部」に向いている人って?文理の壁を越えて自由を掴む!玉川大・帝塚山学院大を紹介
- 2. 1. リベラルアーツ学部に向いている「3つのタイプ」
- 2.1. タイプA:学問の壁をぶっ壊す「知の越境者」
- 2.2. タイプB:多角的に物事を見る「複眼思考のプロブレム・ソルバー」
- 2.3. タイプC:入学後に本命を見つける「大器晩成型の探究者」
- 3. 2. 自由な学びを牽引する注目2大学
- 3.1. ① 玉川大学(リベラルアーツ学部)
- 3.2. ② 帝塚山学院大学(リベラルアーツ学部)
- 4. 3. 総合型選抜で「リベラルアーツ学部」を狙う戦略
- 4.1. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【学部選び】「リベラルアーツ学部」に向いている人って?文理の壁を越えて自由を掴む!玉川大・帝塚山学院大を紹介
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
「リベラルアーツ(教養)」の語源は、古代ギリシャの「人間を束縛から解放し、自由にするための学問」にあります。 AIが瞬時に答えを出す現代において、ただ一つの専門知識に引きこもるのではなく、文系・理系の枠を越えて知識を繋ぎ合わせ、誰も思いつかない新しい価値(イノベーション)を生み出す人材が強く求められています。
今回は、KOSSUN教育ラボの視点から、「リベラルアーツ学部に向いている人の3つの特徴」と、「独自のアプローチで自由な学びを展開する2大学(玉川大・帝塚山学院大)」について徹底解説します。
リベラルアーツ学部は、入学時に自分の限界や専門分野を決めつけません。多様な学問に触れながら、自分だけの「知の掛け合わせ」を見つけていくための学部です。
では、具体的にどんな人がこのスケールの大きな学部に向いているのでしょうか?
1. リベラルアーツ学部に向いている「3つのタイプ」
タイプA:学問の壁をぶっ壊す「知の越境者」
- 「文学や歴史も好きだけど、プログラミングやデータサイエンスといった理系の領域にも興味がある」
- 「『自分は文系だから数式は関係ない』といった偏狭な考え方が嫌いだ」
- 特徴: 知的好奇心が異常に高く、異なる分野の知識を掛け合わせることで、新しいアイデアを生み出すのが好きな人。
- なぜ向いている?: 文系・理系という高校までの古い枠組みを取り払い、人文科学、社会科学、自然科学を横断的に学ぶことができるからです。
タイプB:多角的に物事を見る「複眼思考のプロブレム・ソルバー」
- 「環境問題や貧困といった複雑な社会課題は、一つの専門分野だけでは絶対に解決できないと感じている」
- 「物事を一つの側面からだけでなく、経済、心理学、歴史など、あらゆる角度から分析して『納得解』を見つけたい」
- 特徴: 単眼的なものの見方を嫌い、複数の学問のフィルター(複眼的な視点)を通して、社会のバグ(課題)の根本原因を解き明かしたい人。
- なぜ向いている?: 一つのテーマに対して複数の専門分野からアプローチする訓練を日常的に行うため、複雑に絡み合う現代の課題を解きほぐす思考力が鍛えられます。
タイプC:入学後に本命を見つける「大器晩成型の探究者」
- 「高校の段階で、将来やりたいことや専門分野をたった一つに絞りきれない」
- 「大学に入ってから様々な学問に触れ、自分の本当の適性や一生を懸けたいテーマを見極めたい」
- 特徴: 「とりあえず学部を決める」ことを良しとせず、幅広い教養の土台を作ってから、自分の道(専門性)を戦略的に選択したい人。
- なぜ向いている?: 多くのリベラルアーツ学部では、低学年で幅広い分野を学び、高学年になってから自分の専門を決定する柔軟なシステムが採用されているためです。
2. 自由な学びを牽引する注目2大学
日本において「リベラルアーツ」を冠する学部は増えていますが、大学によってその組み合わせ方や強みは全く異なります。東西の注目2大学を紹介します。
① 玉川大学(リベラルアーツ学部)
- 特徴: 2003年に日本で初めて「リベラルアーツ」を冠する学科を設置したパイオニア。東京・町田の広大なワンキャンパスで総合的な教養教育を展開しています。
- ポイント:
- 独自の「ダブルフィールド制」: 「Human(人間)」「Society(社会)」「Culture(文化)」「STEAM(科学とアートの融合)」の4つのフィールド(専門)科目で構成されています。1年次にはフィールドの概要を理解し、2年次には2つのフィールドを確立させます。
- リベラルアーツプロジェクト: 3年次からはゼミ形式の「リベラルアーツセミナー」で、各自の研究課題を追究します。4年秋学期(卒業時)には、ゼミでの研究成果として「リベラルアーツプロジェクト」を制作します。
- オフキャンパス・スタディーズ: 教室を出て、企業インターンシップや国内外での異文化体験など、「現場(フィールド)」で実社会の課題に触れる体験的学習が非常に充実しています。
② 帝塚山学院大学(リベラルアーツ学部)
- 特徴: 大阪に拠点を置き、文学部の伝統を引き継ぎながら、より現代的で柔軟な学びへと進化を遂げた学部です。
- ポイント:
- レイトスペシャライゼーション(遅い専門化): 入学直後に専門を決めるのではなく、1〜2年次で様々な学問に触れた後、2年次の後半に自分の専攻(メジャー)を選択する制度です。学びながら本当にやりたいことを見つけられます。
- メジャー/マイナーのハイブリッドな学び: 「日本学・文化構想」「韓国語韓国文化」「グローバル英語」「情報クリエイティブ」「社会マネジメント」の5専攻17コースから主専攻(メジャー)を選び、さらに外国語資格と他学部領域を加えた7分野19コースから副専攻(マイナー)を自由に組み合わせることで、何通りものオリジナルな学びの形を創り出せます。
- オリジナルの留学制度: 1回生から海外を体感できる「短期語学研修」、2回生に英語圏、もしくは韓国の大学で半年間学べる「認定留学」など、留学制度が充実しています。
3. 総合型選抜で「リベラルアーツ学部」を狙う戦略
リベラルアーツ学部の総合型選抜(AO入試)において、「まだやりたいことが決まっていないので、色々学べるこの学部を選びました」というアピールは絶対にNG(ただのモラトリアム・就職逃避と見なされます)です。
合格する志望理由の鉄則: 「私は、SNSにおける『フェイクニュースの拡散による社会の分断(課題)』を解決したいです。この問題は、情報工学の視点(アルゴリズム)だけでなく、人間がなぜ偽情報を信じてしまうのかという認知心理学の視点、そしてメディア社会学の視点が不可欠です。貴学の〇〇フィールドと〇〇フィールドを横断的に学ぶことで、人間の心理とITの両面から情報社会のルールをデザインできる人材になりたいです」
重要なのは、「あなたが解決したい複雑な社会課題は何か」を明確にし、「それを解決するためには、単一の学問ではなく、複数の学問(A×B)の掛け合わせが絶対に必要なのだ」という論理を構築することです。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
リベラルアーツ学部は、誰かが決めたレールの上を歩くのではなく、様々な知識のパーツを拾い集め、あなた自身の力で「自分だけのレール(専門性)」を組み立てていく、非常にエキサイティングで自由な学部です。
玉川大学の「ダブルフィールド制」と、帝塚山学院大学の「メジャー/マイナー制」。 今のあなたは、どのような「2つの学問の掛け合わせ」に面白さを感じますか?
もしよろしければ、あなたが今気になっている複数のキーワードを教えてください。それを組み合わせて、総合型選抜で大学教授を唸らせる「独自の分野横断型・探究テーマ」の原案を一緒に作ってみましょう!
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。

