
- 1. 【東京科学大】東京科学大学「総合型選抜(物質理工学院)」徹底解説!材料・化学の力を豊かな未来社会の創造へ繋ぐルート
- 2. 1. 物質理工学院の募集人員と入試種別
- 3. 2. 求める学生像と出願要件
- 3.1. 求める学生像(アドミッション・ポリシー)
- 3.2. 出願資格の要点
- 4. 3. 選考方法と試験内容(2段階の厳しい選抜)
- 4.1. [提出書類・英語資格]
- 4.2. [第1段階選抜(共通テスト評価)]
- 4.3. [第2段階選抜(個別テスト:総合問題)]
- 5. 4. 物質理工学院突破のための3大戦略
- 5.1. 戦略1:これまでの理数探究を「材料と化学の志」へと昇華させる
- 5.2. 戦略2:科学的な知識や考え方を「構造化」して説明するトレーニング
- 5.3. 戦略3:緊迫した口頭試問こそ「福利の法則」で主導権を握る
- 6. ⚠️ 受験生の皆さんへ
- 7. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【東京科学大】東京科学大学「総合型選抜(物質理工学院)」徹底解説!材料・化学の力を豊かな未来社会の創造へ繋ぐルート
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
これまでに受けた理数系の授業や探究活動、あるいは独自のプロジェクトを通して、自然現象の本質や物質が生み出す可能性に目覚め、主体的な視野とタフな精神力を磨いてきたあなたへ。もしあなたが「これまでの学びや柔軟な発想を活かし、材料科学や応用化学の力で環境・資源・エネルギー・健康などの地球規模の諸課題を解決し、豊かな未来社会を牽引したい」という強い志を抱いているなら、そのポテンシャルをストレートに評価してくれる特別なステージが用意されています。
それが、旧・東京工業大学と旧・東京医科歯科大学が統合し、世界最高水準の教育・研究環境を擁して誕生した東京科学大学の「総合型選抜」です。
今回は、「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」を徹底分析し、全国から突き抜けた理数の才能が集まる、物質理工学院「総合型選抜」の概要、求める学生像、選考内容、臨場感あふれる面接(科学的知識や考え方の口頭試問含む)対策まで、合格を掴み取るためのプロ直伝の対策ポイントを余すことなく解説します。
1. 物質理工学院の募集人員と入試種別

東京科学大学の「総合型選抜」は、学士課程に入学する枠として実施されます。材料科学および応用化学をベースに新しい物質を創りだす物質理工学院では、以下の人員を設けています。
- 募集人員:
- 一般枠(性別によらず出願可能):20人
- 女子枠(戸籍上の性別が女性のみ):25人
- 入学時期:4月入学(12月に出願、翌年2月に選考が行われる、あなたの個性を尊重し潜在力を発掘するための極めて重要なルートです)。
2. 求める学生像と出願要件

東京科学大学物質理工学院がこの入試で求めているのは、単に「ペーパーテストの点数が良い受験生」ではありません。確実な基礎学力に加え、自ら主体的に「材料と化学の力」を社会課題の解決へ役立てようとする強い志です。
求める学生像(アドミッション・ポリシー)
化学と物理を基盤として、自然科学の幅広い分野について基礎学力を有し、柔軟な発想ができる人、また、物質分野、すなわち材料や応用化学に関係する諸現象について積極的に学習する意欲があり、「材料と化学の力」で新しい物質を創りだし、環境・資源・エネルギー・健康などの社会課題の解決に挑む強い志をもつ人。とりわけ総合型選抜では、これらの資質や能力に秀で、自分の考えをしっかりと他者に説明できる人を求めます。
(出典:『2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項』 P.4)
出願資格の要点
高等学校(中等教育学校)を卒業(見込み)の者等であり、合格した場合には必ず入学することを確約できる者とします(女子枠は戸籍上の性別が「女性」である者に限る)。大学入学共通テストで指定された教科・科目をすべて受験することが必須となります。
3. 選考方法と試験内容(2段階の厳しい選抜)

物質理工学院の選考は、一般選抜とは一線画す、あなたの「知的な記述力」「理数への熱量」そして「対話力」をダイレクトに見極める「第1段階選抜(共通テストの成績)」と、独自の「第2段階選抜(個別テスト:総合問題)」の2段階によって総合的に判定されます。
[提出書類・英語資格]
- 志望理由書(全枠共通) なぜ物質理工(材料、応用化学)を志すのか、なぜ東京科学大学の物質理工学院なのか、自身の将来像を踏まえて論理的に展開します(800字以内)。
- 【重要】物質理工学院における活動実績報告書について 物質理工学院の総合型選抜においては、一般枠・女子枠ともに「活動実績報告書」の提出は不要となっています。その分、提出された「志望理由書」および「調査書」の内容が第2段階選抜の基礎資料として極めて重要になります。
[第1段階選抜(共通テスト評価)]
志願者数が募集人員の倍率(一般枠:約1.5〜2倍、女子枠:約1.5〜2倍)を超えた場合、共通テストの成績(得点合計)により第1段階選抜を行います。
- 配点(一般枠:1000点満点 / 女子枠:1200点満点):
- 女子枠は理科(300点)、外国語(300点)と傾斜配点が高く設定されています。
[第2段階選抜(個別テスト:総合問題)]
第1段階選抜を突破した精鋭のみが、本質的な知性を問う個別テストに挑みます。
- 総合問題(面接試験): 物質理工学院では独自の筆記試験は実施せず、口頭試問を含む高度な面接(個別テスト)が課されます。
- 内容:科学的な知識及び考え方について試問し、考察力、表現力とともに物質についての科学技術を学ぶうえでの適性を評価します。また、自身の将来像を踏まえた志望動機を論理的かつ明快に説明する能力が厳しく評価されます。
- 配点(総合評価):
- 一般枠(合計200点):総合問題(面接)100点 + 共通テスト換算得点100点。
- 女子枠(合計240点):総合問題(面接)120点 + 共通テスト換算得点120点。
4. 物質理工学院突破のための3大戦略

あなたのこれまでの学びやユニークな発想を、大学教授を唸らせる「学術的ロジック」へと翻訳するための3つの戦略です。
戦略1:これまでの理数探究を「材料と化学の志」へと昇華させる
【KOSSUN教育ラボの視点】
多くの受験生が志望理由書や面接で「化学実験が好きです」「新しい素材に興味があります」という表面的な憧れに終始してしまいがちです。しかし、教授陣が見たいのは「既存の知識への興味」ではなく「化学と物理を基盤として、自ら未知の領域に挑戦し、社会課題の解決に挑もうとする強い志」です。
これまでの授業や自主的な学習、あるいは日常のなかで、どのような課題(環境、資源、エネルギー、健康など)に直面し、それを「材料と化学の力」でどう解決したいと考えたのか。
KOSSUN教育ラボでは、あなたの独自のストーリーを物質理工学院の2つの系(材料系・応用化学系)の学問領域へと綺麗に接続する、説得力ある志望理由書をプロデュースします。
戦略2:科学的な知識や考え方を「構造化」して説明するトレーニング
【KOSSUN教育ラボの視点】
物質理工学院の総合問題(面接)では、材料や応用化学に関連する科学的な知識及び考え方についてその場で試問され、あなたの考察力や表現力が厳しく問われます。これは、単に与えられたペーパーテストを解くだけの力とは全く異なる「知性の発信力」です。 面接官である教授陣を「対等なディスカッションの相手」と捉え、提示された現象や問いの構造を瞬時に見抜き、どのような科学的アプローチでその本質を説明するか。
KOSSUN教育ラボでは、想定される物質理工のトピックを用いた独自の模擬試問と解説を通じて、採点官に「この学生は、豊かな未来社会を牽引するために本学で学ぶにふさわしい、卓越した考察力と説明力がある」と直感させる表現力を養います。
戦略3:緊迫した口頭試問こそ「福利の法則」で主導権を握る
【KOSSUN教育ラボの視点】
面接官(教授陣)からは、あなたの志望動機や科学的な問いに対して、非常に鋭く本質的な質問が投げかけられます。プレッシャーのかかる場面に直面したときこそ、KOSSUN教育ラボ式「伝わる」話し方のメソッド「福利の法則(復唱・結論・理由・以上)」が最大の武器になります。
- F(復唱):教授の高度な口頭試問や質問を「〜というご質問ですね」と一度復唱し、頭の中で科学的ロジックを整理する時間を生み出す。
- K(結論):科学・物質理工を志す者としての明確な答え(結論)をまず一言で示す。
- R(理由):これまでに培った確実な理数の基礎知識(根拠)や、多角的な視点を伴って、論理的に理由を述べる。
- I(以上):「以上です」と明快に締めくくる。
この淀みないコミュニケーションスタイルを徹底することで、教授陣に「この受験生は、未知の困難に対しても冷静にロジックを組み立てられる高度専門人材の器だ」という強い信頼感を与えます。
⚠️ 受験生の皆さんへ
本記事は「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」に基づき執筆しています。総合型選抜は、出願書類(志望理由書や調査書)の厳封・郵送のルール、Web出願サイトでの顔写真アップロードの手順、一般枠と女子枠の選択(併願不可ルール)が非常に厳格です。出願を検討するにあたっては、必ず東京科学大学公式の入試情報サイトから最新の募集要項を直接ダウンロードし、細部まで最終確認を行ってください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

これまでの正規カリキュラムや、課題に満ちた日常の中で、自ら問いを立てて理数分野をやり遂げつつある「あなた」には、一般的なペーパーテストの枠には収まらない、素晴らしい「知の体力」と柔軟な発想力が備わっています。
- 過酷な課題を生き抜いた知性を武器に:日々の学習や、膨大な課題・プレッシャーを乗り越えてきたあなたの精神力と論理思考力は、物質理工という人類の未来社会をデザインする学問に挑むための最高の土台です。
- ありたい未来社会をその手で描く存在へ:東京科学大学の物質理工学院は、既存の枠にとらわれず、多様な人々と協働して社会課題の解決に挑める「あなた」のような人材を待っています。面接官である教授陣と、最先端の科学技術について対等にディスカッションするつもりで、堂々と挑みましょう。
「あなた」がこれまでの学びで培った探究の火を、社会の未来を照らす命の光へと変えるために。その挑戦を、私たちは全力でバックアップします。
世界を舞台に新たな価値を創造する技術者・研究者を目指す「あなた」からのご相談を、心よりお待ちしています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。
■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」


