
- 1. 【東京科学大】東京科学大学「総合型選抜(工学院)」徹底解説!常識にとらわれない発想を人類と社会の発展へ繋ぐルート
- 2. 1. 工学院の募集人員と入試種別
- 3. 2. 求める学生像と出願要件
- 3.1. 求める学生像(アドミッション・ポリシー)
- 3.2. 出願資格の要点
- 4. 3. 選考方法と試験内容(2段階の厳しい選抜)
- 4.1. [提出書類・英語資格]
- 4.2. [第1段階選抜(共通テスト評価)]
- 4.3. [第2段階選抜(個別テスト:総合問題)]
- 5. 4. KOSSUN教育ラボが教える!工学院突破のための3大戦略
- 5.1. 戦略1:これまでの理数探究や国際経験を「工学の志」へと昇華させる
- 5.2. 戦略2:与えられた理数テーマを「構造化」して説明するトレーニング
- 5.3. 戦略3:緊迫した口頭試問こそ「福利の法則」で主導権を握る
- 6. ⚠️ 受験生の皆さんへ
- 7. KOSSUN教育ラボからのメッセージ
【東京科学大】東京科学大学「総合型選抜(工学院)」徹底解説!常識にとらわれない発想を人類と社会の発展へ繋ぐルート
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
これまでに受けた理数系の授業や自主的な探究活動、あるいは国際的な経験を通して、科学技術の面白さに目覚め、主体的な視野とタフな精神力を磨いてきたあなたへ。もしあなたが「海外や国内での経験・学びを活かし、人々の生活を豊かで快適なものにするための工学的知識や技術を進化させ、持続可能な社会の実現に貢献したい」という強い志を抱いているなら、その挑戦とポテンシャルをストレートに評価してくれる特別なステージが用意されています。
それが、旧・東京工業大学と旧・東京医科歯科大学が統合し、世界最高水準の教育・研究環境を擁して誕生した東京科学大学の「総合型選抜」です。
今回は、「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」を徹底分析し、全国から突き抜けた理数の才能が集まる、工学院「総合型選抜」の概要、求める学生像、選考内容、臨場感あふれる面接(物理・数学の口頭試問含む)対策まで、合格を掴み取るためのプロ直伝の対策ポイントを余すことなく解説します。
1. 工学院の募集人員と入試種別

東京科学大学の「総合型選抜」は、学士課程に入学する枠として実施されます。人々の生活を豊かにする工学的知識・技術を追究する工学院では、以下の人員を設けています。
- 募集人員:
- 一般枠(性別によらず出願可能):17人
- 女子枠(戸籍上の性別が女性のみ):70人
- 入学時期:4月入学(12月に出願、翌年2月に選考が行われる、あなたの個性を尊重し潜在力を発掘するための極めて重要なルートです)
2. 求める学生像と出願要件

東京科学大学工学院がこの入試で求めているのは、単に「ペーパーテストの点数が良い受験生」ではありません。確実な基礎学力に加え、ダイバーシティ社会で躍進し、人類と社会の発展に貢献しようとする強い意志です。
求める学生像(アドミッション・ポリシー)
機械系、システム制御系、電気電子系、情報通信系、経営工学系の学問分野に強い興味を抱き、人類と社会の持続的発展に貢献しようという高い志と理系科目を中心に十分な基礎学力を有する者。とりわけ総合型選抜では、柔軟な発想力と、その発想を他者と共有するための説明力および他者の発想を理解できる能力に秀でた素質が認められる者を強く求めます。(出典:『2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項』 P.4)
出願資格の要点
高等学校(中等教育学校)を卒業(見込み)の者等であり、合格した場合には必ず入学することを確約できる者とします(女子枠は戸籍上の性別が「女性」である者に限る)。大学入学共通テストで指定された教科・科目をすべて受験することが必須となります。
3. 選考方法と試験内容(2段階の厳しい選抜)

工学院の選考は、一般選抜とは一線画す、あなたの「知的な記述力」「理数への熱量」そして「対話力」をダイレクトに見極める「第1段階選抜(共通テスト成績等)」と、独自の「第2段階選抜(個別テスト:総合問題)」の2段階によって総合的に判定されます。
[提出書類・英語資格]
- 志望理由書(全枠共通) なぜ工学を志すのか、なぜ東京科学大学の工学院なのか、自身の将来像を踏まえて論理的に展開します(800字以内)。
- 【重要】工学院における活動実績報告書について 工学院の総合型選抜においては、一般枠・女子枠ともに「活動実績報告書」の提出は不要となっています。その分、提出された「志望理由書」および「調査書」の内容が第2段階選抜の基礎資料として極めて重要になります。
[第1段階選抜(共通テスト評価)]
志願者数が募集人員の倍率(一般枠:約1.5倍、女子枠:約1.5)を超えた場合、共通テストの成績(得点合計)により第1段階選抜を行います。
- 配点(一般枠:1300点満点 / 女子枠:1000点満点):
- 一般枠は数学(300点)、理科(300点)、外国語(300点)と傾斜配点が高く設定されています。また、一般枠志願者は理科2科目の選択に『物理』を必ず含める必要があります。
[第2段階選抜(個別テスト:総合問題)]
第1段階選抜を突破した精鋭のみが、2月上旬、本質的な工学的知性を問う個別テストに挑みます。
- 総合問題(面接試験): 工学院では独自の筆記試験は実施せず、口頭試問を含む高度な面接(個別テスト)が課されます。
- 内容:これまでに受けた授業や自主的な学習、国際経験等を通して最も興味を持った理数系トピックを踏まえた志望動機、並びに与えられた物理や数学のテーマに関して、論理的かつ明快に説明する能力(プレゼンテーション・対話力)が厳しく評価されます。
- 配点(総合評価):
- 一般枠(合計100点):総合問題(面接)100点(共通テストの得点は利用しません)。
- 女子枠(合計200点):総合問題(面接)100点 + 共通テスト換算得点100点。
4. KOSSUN教育ラボが教える!工学院突破のための3大戦略

あなたのこれまでの学びやユニークな実体験を、大学教授を唸らせる「工学的ロジック」へと翻訳するための3つの戦略です。
戦略1:これまでの理数探究や国際経験を「工学の志」へと昇華させる
【KOSSUN教育ラボの視点】
多くの受験生が志望理由書や面接で「ロボットに興味があります」「最先端の技術を学びたいです」という表面的な憧れに終始してしまいがちです。しかし、 教授陣が見たいのは「既存の技術への興味」ではなく「常識や型にとらわれず、知と技術を融合させて社会に変革をもたらそうとするあなたの『個性』と『潜在力』」です。
これまでの授業や自主的な学習、あるいは海外での生活経験のなかで、どのような課題(エネルギー、情報通信、モビリティ、社会システムなど)に直面し、それを「工学の力」でどう解決したいと考えたのか。
KOSSUN教育ラボでは、あなたの独自のストーリーを学問領域へと綺麗に接続する、説得力ある志望理由書をプロデュースします。
戦略2:与えられた理数テーマを「構造化」して説明するトレーニング
【KOSSUN教育ラボの視点】
工学院の総合問題(面接)では、与えられた物理や数学のテーマについて、その場で思考し、面接官に対して論理的かつ明快に説明する能力が求められます。
これは、単に紙の上で数式を解くだけの力とは全く異なる「知性の発信力」です。 面接官である教授陣を「対等なディスカッションの相手」と捉え、提示されたテーマの構造を瞬時に見抜き、どのようなアプローチでその本質を説明するか。
KOSSUN教育ラボでは、想定される理数トピックを用いた独自の模擬試問と解説を通じて、採点官に「この学生は、研究室に入っても周囲と協働してイノベーションを起こせる卓越した説明力がある」と直感させる表現力を養います。
戦略3:緊迫した口頭試問こそ「福利の法則」で主導権を握る
【KOSSUN教育ラボの視点】
面接官(教授陣)からは、あなたの志望動機や理数テーマに対して、非常に鋭く本質的な質問が投げかけられます。プレッシャーのかかる場面に直面したときこそ、KOSSUN教育ラボ式「伝わる」話し方のメソッド「福利の法則(復唱・結論・理由・以上)」が最大の武器になります。
- F(復唱):教授の高度な質問や提示された理数テーマを「〜というご質問ですね」と一度復唱し、頭の中でロジックを整理する時間を生み出す。
- K(結論):工学・科学を志す者としての明確な答え(結論)をまず一言で示す。
- R(理由):TOK(知の理論)的な多角的な視点や、確かな理数の基礎知識(根拠)を伴って、論理的に理由を述べる。
- I(以上):「以上です」と明快に締めくくる。
この淀みないコミュニケーションスタイルを徹底することで、教授陣に「この受験生は、未知の困難に対しても冷静にロジックを組み立てられる高度専門人材の器だ」という強い信頼感を与えます。
⚠️ 受験生の皆さんへ
本記事は「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」に基づき執筆しています。総合型選抜は、出願書類(志望理由書や調査書)の厳封・郵送のルール、Web出願サイトでの顔写真アップロードの手順、一般枠と女子枠の選択(併願不可ルール)が非常に厳格です。出願を検討するにあたっては、必ず東京科学大学公式の入試情報サイトから最新の募集要項を直接ダウンロードし、細部まで最終確認を行ってください。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ

これまでの正規カリキュラムや、課題に満ちた日常の中で、自ら問いを立てて理数分野をやり遂げつつある「あなた」には、一般的なペーパーテストの枠には収まらない、素晴らしい「知の体力」と柔軟な発想力が備わっています。
- 過酷な課題を生き抜いた知性を武器に:日々の学習や、膨大な課題・プレッシャーを乗り越えてきたあなたの精神力と論理思考力は、工学という人類の未来をデザインする学問に挑むための最高の土台です。
- ありたい未来社会をその手で描く存在へ:東京科学大学の工学院は、既存の枠にとらわれず、多様な人々と協働してイノベーションを起こせる「あなた」のような人材を待っています。面接官である教授陣と、最先端の科学技術について対等にディスカッションするつもりで、堂々と挑みましょう。
「あなた」がこれまでの学びで培った探究の火を、社会の未来を照らす命の光へと変えるために。その挑戦を、私たちは全力でバックアップします。
世界を舞台に新たな価値を創造する技術者・研究者を目指す「あなた」からのご相談を、心よりお待ちしています。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
受験でお困りの方は、お気軽に無料個別相談会にお申し込みください。
※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
東京大学、慶應義塾大学のダブル合格者を輩出!
実力と人間性を兼備した指名の絶えない人気講師。
【略歴】学士(文学)お茶の水女子大学
群馬県出身。大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。
趣味特技は、散歩、読書。
■参考文献
本記事の作成にあたっては、以下の公式資料を参考にしています。
「2027年度(令和9年度)東京科学大学 総合型選抜 学生募集要項」


