
合格を勝ち取るプレゼン資料の作り方:「最強の武器」に変える構成案
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当です。
志望理由書と並行して「二次試験」の準備が気になり始めている方も多いのではないでしょうか。
特に、多くの大学で課される「プレゼンテーション」。
「白紙に自由に書いてください」「パワーポイントでプレゼン資料を作ってください」と言われると、かえって何から手をつければいいか分からなくなりますよね。
プレゼンは、単なる「発表」ではありません。
あなたの熱意と論理性を教授に届けるための「視覚的な対話」です。
今日は、合格者が必ず押さえている「プレゼン構成の基本テンプレート」を公開します。
1. プレゼン資料の役割:言葉の「証拠」を見せる
面接で話す言葉が「種」だとしたら、プレゼン資料はその種が育つ「土壌」であり、あなたが積み上げてきた「証拠」です。
教授たちは、あなたの話を聞きながら資料を見て、こう判断します。
- 「この受験生は、自分の考えを構造化できているか?」
- 「根拠に基づいた分析ができているか?」
- 「相手に伝えるための工夫(ホスピタリティ)があるか?」
「自由」だからこそ、そこにはあなたの思考のプロセスがすべて露呈します。だからこそ、独りよがりではない「伝わる型」を知ることが重要なのです。
2. プレゼン構成の「黄金4ステップ」
自由記述やスライド作成で迷ったら、まずはKOSSUN教育ラボ式「志望理由書の型」の基本の4段構成に当てはめてみてください。これは、「論理と情熱」を両立させる基本スタイルです。
① 【志の宣言】 私はなぜここに立っているのか
冒頭でいきなり解決策を話してはいけません。まずは「社会の課題(違和感)」と「自分の原体験」をリンクさせ、聴き手を引き込みます。
- 現状分析: 社会で今、何が起きているのか?(データや事実)
- 私の問い: なぜ私は、この問題を解決したいと思ったのか?(原体験)
② 【一貫性の提示】 課題の本質はどこにあるのか
5月のテーマである「自分を深掘り」がここで生きてきます。①で掲げた志と自分のこれまでの経験や自分なりの分析がどのように繋がっているのかを書きます 。
- 多角的な視点: その課題の原因を、自分なりにどう分析したか?
- 先行研究・事例: すでに世の中ではどんな取り組みがあり、何が足りないのか? ここでしっかりとしたリサーチ結果を示すことで、「思い込み」ではない「学びの姿勢」をアピールします。
③ 【志望動機】 大学で何を「探究」するのか
ここがプレゼンのメインディッシュです。あなたが掲げる「志」を果たすために、大学のリソースをどう使い倒したいと考えているのかを詳述するメインパートです 。
- 私のアプローチ: 大学の4年間で、どの研究室で、どんな手法を用いて学びたいか。
- 独自性: あなただからこそできる「解決の切り口」は何か。 「大学に入ることがゴール」ではなく、「大学をどう使い倒すか」という主体性を見せましょう。
④ 【〆のひと押し】 学びの先にどんな社会を作るのか
最後は、大きなビジョンで締めくくります。合格への熱意だけでなく、入学後や卒業後の具体的な行動指針を示して締めくくります 。
- 将来の目標: 卒業後、どのような形で社会に貢献したいか。
- 宣言: 「だから、私は貴学で学びたい」という力強い結び。
3. 資料作成で絶対にやってはいけない「3つのNG」
構成が良くても、資料の作り方一つで評価を下げてしまうことがあります。以下の3点は今日から意識してください。
- 文字を詰め込みすぎる: スライドは「読むもの」ではなく「見るもの」です。一目で意味がわかるよう、文字数は最小限に。伝えたいことは口頭で補足します。
- デザインに凝りすぎる: カラフルすぎる配色や過度な装飾は、内容の邪魔になります。色は3色以内に抑え、論理的な美しさを意識しましょう。
- 「客観的な根拠」がない: 「〜だと思います」ばかりでは説得力がありません。「〇〇省の統計によると」「現地調査の結果」といった、客観的なデータを必ず盛り込みましょう。
4. 5月の今、準備できること
プレゼン資料の作成は、夏以降で間に合うと思っていませんか?
実は、5月の「自分を深掘り」と「リサーチ」の質が、そのままプレゼンの厚みになります。
- 自分のテーマに関する「数字(統計)」を1つ探してみる。
- 自分の考えを、白紙のノートに「図解」してみる。
- 尊敬する研究者や、志望する教授の著書を1冊読む。
これらの断片的なパーツが、やがて最強のプレゼン資料へと結実します。
KOSSUN教育ラボからのメッセージ
プレゼン資料を作る作業は、自分が大学で学ぶ姿を具体的にイメージする作業でもあります。 資料が形になっていくにつれ、「自分は本当にこれを学びたいんだ!」という確信が強まっていくはずです。
「自由」を恐れず、あなたの頭の中にあるワクワクするような未来を、1枚の資料にぶつけてみてください。
KOSSUN教育ラボでは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に特化した対策を行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
群馬県出身。お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。その間、進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など高校の教育現場に押し寄せる変化にいち早く対応。
東京大学、慶應義塾大学SFCのダブル合格者を輩出するなど、最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取るほどの人気講師となっている。


